【旅暮らし記】知床ウトロ・企画展開幕〜知床峠〜羅臼(2023/06/01〜07)
今日から6月! いよいよ知床に到着し、知床自然センターでの企画展初日まであと3日と迫りました。
制作もラストスパート。
今回も「投げ銭方式」で、ご購入御礼として記事の最後に『旅の家計簿』を掲載しております。
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2023/06/01(木)
先日、斜里のIさん宅で電源を貸していただき無事に精米することができました。
わたしが持っている精米機は4合までの小さなもので消費電力も160wと明記されているのですが、初動に電力がかかるようで500wのインバーターでは動かせなかったのです。
旅立ちの日に、地元・菊池で無農薬栽培されている方からいただいた玄米を、ようやく精米して炊くことができました!
出発前に、まずは『ビックマートみたに斜里店』で買い出し。お気に入りの日本酒『魚沼』はなかなか手に入らないので、ある時に買っておかねば。
そしてお楽しみの鮮魚コーナー。ウニが半額! 半額とは言え税込み千円近い! どうしよう〜…。
迷いに迷ったけど… 店内を一周回って… 買ってしまった!!
余談ですが、一升瓶の空ビンは資源ゴミにあたるため道の駅では引き取ってくれません。ダメ元でお店の方に頼んだら、無償で良ければ(本来は1本10円)と、引き取ってくれました。
(後日談:約1ヶ月後にも頼んでみたところ、今度はダメでした。)
* * * * *
午後、ウトロに到着。
先日、Iさん宅でプリントさせていただいたのですが新たにプリントしたい写真が出てきたので、セブンイレブンで2L写真プリント。
これで展示する写真は出揃いました。
日々、少しずつ…。でも着々と進んでいくのが楽しい。
明後日の初日を前に、ちょっぴりお祝い気分で晩酌。
香り系のビールは苦手なんだけど、これは気にならなかった。という事は、香りを楽しむ方には物足りないという事か?
ちょっぴり苦味のあるウニと、ちびちび、しみじみ。
2023/06/02(金)
朝から知床自然センターで企画展の設営。センターの方々がとても親切で、恐縮しきり…。一人での設営なので、高い場所など助かりました。
実は、手描きのボードがあと1枚、完成していないのです。
車内@駐車場で、せっせと制作。「店内のテーブル使っていいんですよ」と言っていただいたけど、描いている姿を見られるのは恥ずかしいので…。
で、結局、今日中に完成しなかったので持ち帰ります。
大丈夫か、明日だぞ。
* * * * *
前回、道の駅の観光案内所で「夕陽台の湯がオープンするのは6月十何日」と聞いていたため、疑うことなく『知床ノーブルホテル』で日帰り入浴。
ところが、6月1日にオープンしていたのです! 差額600円!!
またしても贅沢してしまった…。
今日も貸し切り状態で、のびのび入浴しました。
ウトロ温泉街への坂道も工事中で通行止めになっていたので、てっきりそれが終わってからオープンするんだろうと思っていたら、この工事は今シーズン中には終わらないらしい。
坂道をだいぶ迂回することになりますが、曲がり角に看板が立っているので間違える心配はなさそうです。
2023/06/03(土)
さぁー 知床自然センターでの企画展、初日!
最後の一枚、完成してないよ!(寝ずに描こうという気概はないのか)
最後の一枚の場所に、苦肉の策で「一生けん命、制作中!」とメモを残す。
今回の企画展は「手づくり」で「親近感」を持って見てもらいたい、という思いが大きかったので、これも遊び心のひとつと捉えていただければ。
ウトロは霧で真っ白で、訪れる観光客もまばら。これ幸いと? 最後の1枚を車内(駐車場)で制作に励み、午後にやっと描き上げました!
何事もなかったかのように、しれっと展示完了。
ふ〜、一安心。
肩の荷が下りたところで、知床自然センター内のレストランでランチ♪
知床鶏のスープカレー。わたしにとって1,800円は高価すぎるけど、企画展初日だしお祝いよね。
それから、展示会をする場所でお金を使うのは験担ぎみないな部分もあります。その「場」に御礼的な?
これは、いつも行っています。
2023/06/04(日)
燃え尽き症候群、というほどではないですが気が抜けました。
何もない一日、という日があってもいい。いや、けっこうあるかな。
お出かけなし出費なし、写真も一枚も撮ってないので、過去ピク@キタキツネで癒やされてください。
でも、この子狐ちゃん、実は疥癬(カイセン)症に罹っていたんです。
この写真では隠れているけど、尻尾は毛が抜けてボサボサしわしわ。
毎年、道の駅周辺に「おねだりキツネ」が出没します。おそらく観光客がエサをあげてしまっているのでしょう。
人間の食べ物は添加物が入っているものが多く、野生動物には刺激が強すぎます。
そもそも疥癬症はヒゼンダニの寄生によって発症する病気ですが、人間の食べ物を食べることによって消化不良を起こすなど抵抗力が下がり、罹りやすくなると言われています。
また、人間の食べ物の味をしめたことで狩りをしなくなり、冬を越せなくなります。クルマから食べ物が投げ捨てられるのを学習すれば道路を徘徊するようになり、轢かれてしまいます。
あどけない寝顔、きっともうこの世にはいません。
野生動物への餌やりは、自己満足による虐待です。
2023/06/05(月)
一日休んだお陰でリフレッシュ。いかに「ぐうたら」なわたしでも、連日だらけるのは気が退けます。
写真の整理やら、旅行記やら、まったくもって手つかずなのです。
道の駅『うとろ・シリエトク』から洗濯物を持って歩いて、コインランドリーでお洗濯。
駐車場が狭いので、ウチのクルマを停めたら誰も停められない。1台でも普通車が停まっていたらキャンピングカーは停められません。
ほんの徒歩1分くらいとは言え洗濯かごを持ち歩くのはちょっと恥ずかしいけど、クルマが大きいんだから致し方ない。
お洗濯の合間に、これまた徒歩1分ほどのスーパー『ビックマートみたに知床店』へ。そう、道の駅『しゃり』近くにあった、あの『ビックマートみたに』の姉妹店です。ウトロ唯一のスーパー。
斜里店には日本酒『魚沼』があるのですが、ここには置いてなかった…無念。
せっかく来店したので、お刺身、お肉などを購入。小さなスーパーですが地元の方々にとって欠かせない存在で、日曜定休なのも地域密着型という印象です。店員さんも日曜日は他にやることがあるだろうし、休みたいですよね。
知床自然センターから「お花が届いています」と連絡があったので行ってみると、地元・熊本で『里山美術展』などお世話になっているTさんからでした! お心遣い感謝します!
約2ヶ月間の企画展中、わたしは常駐しなくてもいいので道東を廻る予定。
お花の管理はセンターの方がやってくださると言うことで助かりました。本当に好い人ばかりでありがたい。
クルマに戻ろうと退館したところで眼前にファルコン(古い)みたいな笠雲?が横たわっていてテンション上がる!
すごい、これは知床峠まで上ってみなくては!
でも雲は意外と早く形を変えるので、間に合わないだろうな〜、と車内を片付けながら半分は期待せず。
(※きちんと片付けてから出発しないと、振動でモノが落ちたりするのです)
何だかんだで知床峠駐車場に到着したのは約1時間後。笠雲が笠雲らしい形で残っていました!
キャンピングカーの屋根に上って撮影。車高が約3.4m+わたしの目の高さが約1.6mですから合計約5m。
羅臼沖の国後島や、ウトロ沖に沈む夕陽を堪能できました。感動。
ところでドローンを飛ばしてる人がいたけど、ここって国立公園で世界遺産だから許可は得てるのだろうか?
けっこう強風だったし、万が一ドローンが落ちたらどうするんだろう。
大雪山系などでも登山中にドローンを飛ばしている人を見るたびに心配になるけど、所有者によるとそうそう落ちるものではないらしい。
強風など異常を感知したら自動的に戻って来るなどの安全策が取られているのだとか。
それでも100%ではないでしょうけど。
ドローンが欲しくて練習させてもらった事もあるけど、そんな心配が先立って(まず操縦に向いてないと気づいた)購入に至らず。
他の撮影方法を模索しよう。
* * * * *
今夜は知床峠で夜を過ごします。
強風にザワザワとハイマツが音を立て、時おりエンジン音が通り過ぎる。
アスファルトにタイヤ痕が残っていたから今夜も来るのかな?と心配したけど、静かな夜でした。
そして昔に比べればケータイの電波も届くようになったし(ギリギリだけど)、ほんの一瞬でもテレビ(スマホのワンセグ)も映ったのは驚いた!
2023/06/06(火)
爽やかな朝、知床峠は早朝から観光客がやって来て賑やかです。
今日は写真ではなくスマホで動画を取りながら羅臼方面に降ります。
その動画もYouTubeに上げなくては…。
羅臼ビジターセンターに立ち寄って、しばらく駐車場でパソコン作業。
午後になるのを待って『らうす第一ホテル』へ。日帰り入浴は13〜16時までなのです。
ホテルは『陶灯りの宿』を謳っているだけあって、可愛らしいフクロウの陶灯りが出迎えてくれます。
浴室にはリンスインシャンプー、ボディソープあり。脱衣所にドライヤーは1つのみ。
北海道、特に道東・道北では脱衣所にクーラーが設置されていないところが多く、夏はサウナ状態になったりします。ここは暑くなかった覚えがあり、羅臼に来たら利用しているのですが日帰り入浴時間が短いのと、宿泊者が多い日は日帰り入浴を断られるので事前確認が必要です。
ちなみに羅臼には無料の温泉が3箇所あります。
知床国立公園羅臼温泉野営場の道向かいにある『熊の湯』と、知床半島の海岸線にある『瀬石(セセキ)温泉』『相泊(あいどまり)温泉』。
もちろん備品類なし、電気も通っていませんが「羅臼を訪れたら一度は入ってみたい」と観光客に人気です。
道の駅『知床・らうす』が混んでいたので、先に『ツルハドラッグ羅臼店』へ行ってみました。ウトロの方々が、「羅臼はツルハができて羨ましい」と言っていたのが印象的で。
旅行者としては立派なホテルが建ち並ぶウトロの方が栄えていると思いがちだけど、確かにスーパーは小さな商店のような『ビックマートみたに』しかありません。あとはセイコーマートとセブンイレブン。
羅臼にはホテルや旅館はあるけど昔ながらの雰囲気のところが多く、旅行者目線では近代化されてないところが好ましいのだけど、地元の方からすると、そうはいかない。
特に知床横断道路が閉鎖される冬季は、お買い物に中標津まで行かなければならないのです。
ウトロから斜里町市街地まで約40分に対し、羅臼から中標津までは1時間以上かかります。
羅臼にはセイコーマートと、小さな商店が3〜4店舗。そこにツルハができた事は、大きな差なのかも知れない。
2023/06/07(水)
ここのところ快晴で、道東としては珍しく暑いと感じます。
近年は5〜6月が気候がよく北海道を満喫するには最適なシーズンだと思えるようになってきました。
特に札幌、旭川や帯広などの都市部は本州なみに暑くなりますし。
北海道の夜明けは早く、4時頃には朝日が差し込みます。ちょっとカーテンをめくると「まぶしい!!!」
二度寝できず早起きしてしまった。まだ道の駅も開店していません。
そういえば今年は国内のみならず海外からの観光客がだいぶ戻ってきた印象です。去年よりも、ずっと多い。
昨日も道の駅の駐車場が満車に近かったし、早めに出発することに。
(海鮮コーナー見たかったけど…)
R335を南下、標津町からR272で内陸へ入り中標津でお買い物。
『スーパーアークス中標津』でビール、お刺身類、チーズ、お肉などを購入。
続いて『オカモトセルフ中標津』で給油。オカでんプリカで10円引き、さらにLINEお友だち登録で5円引き! で、レギュラー@139.3円に!
中標津はスーパーやホームセンターなどなど店舗が多種多様にあって、コインランドリーも日帰り入浴もできるし助かります。
R272からR243へと西へ走り、道の駅『摩周温泉』に到着。
第1駐車場にも第2駐車場にも、キャンピングカー利用者が意外なほど多くて驚いた。今日、平日だよね?(人のこと言えないけど)
6月でこうなんだから、夏休みシーズンどうなるんだろう?
さて次回は『川湯・つつじヶ原自然探勝路』をお散歩するなど、いよいよ“旅暮らし”らしい日記になります。お楽しみに。
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斜里〜ウトロ〜知床峠〜羅臼〜中標津
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