見出し画像

何者でもない私の近況

 ご無沙汰しております。しっとりとした地鶏です。
 TwitterがXになってから久しいですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。最近は、自分の会社のnoteを書いたら公式さんが「今日の注目記事」に選んでくれたおかげで閲覧数が鬼伸びしたのが嬉しくて、インスタやThreads含め、仕事のための文章ばかり書いていました。

というのは、嘘です。
毎日クソみたいな下品ツイートしかしていませんでした。うんことか、ちんことか、セックスとか。そんなどうしようもないことばかり書いていました。TwitterもといXも同じ名前でやっています。よかったらみてね。
 最近の新潟は、台風の影響からか、ずっと30度台後半の猛暑猛暑猛暑、そして雨が全く降らない異常気象で夜も暑くて。私は深夜に文章を書くのが好きなので、夜暑いと何も浮かばなかったのですが、今日は珍しく涼しいので、弊社の裏垢こと「しっとりとした地鶏」で、何者でもない私の近況を書いていこうかと思います。

「誰といてもひとりぼっち」からの脱却

 3月半ばに、あるお店の方からインスタでDMをいただきました。
 「うちのお店であなたの商品を使いたい」。当時、お客さまを少しでも増やそうと必死だった私にはこのうえなく嬉しいご連絡でした。
 すぐに先方のお店伺い、弊社のコンセプトを話し、どんな活用の仕方ができるかを打合せ。私のお客さまの多くは飲食店なので、本来はそこでご飯を食べてから(=お金を使ってから)営業の話をすると決めているのですが、その日の私は前日に「定期的にやってくる鬼頭痛」の直後で、病み上がりで体調がすぐれず、大好きなごはんを食べられませんでした。そのことをお話しすると、「それっていつも来るの?なんで?」と聞かれまして。
 これが、私が長年蓋をしてきた自分自身のストレスの原因に向き合うきっかけになりました。

蓋をしてきた気持ちを、ひとつひとつ開封する作業は鬼のようにしんどい

 翌日、タイミングが合いそのお客さまの行きつけのお店にふたりで飲みにいくことに(のちにその居酒屋の店主さんとも意気投合し、そちらも大切なお客さまになるとは思ってもいなかった)。なぜ独立しようと思ったのか、どんな風に展開していきたいのか、私が3~4か月に1度、ゲロ吐くほどの頭痛に悩まされていること。いろいろな話をしました。
 頭痛の原因はストレスなんだろうけど、そもそも何がストレスなんだろう?何が辛いんだろう?経営者として、「頭痛が起こると全ての業務をストップせざるを得なくなるからこそ、毎日健全に仕事を続けられるようになりたい」と思うようになりました。その後長い時間をかけて彼と対話をしていくようになり、本当にいろいろな気づきがありました。

「ひとりじゃない」と思えた夜を、私はこれから忘れることはないでしょう

「嫌なことをうまく相手に伝えられないこと」
「自分にも相手にも嘘をつくことがしんどいこと」
「付き合ってる恋人と価値観が合わないのに、違和感はあること」
「本当は初めましての人が苦手で、人見知りであること」

でも一番は、「10代の頃から、人と考えが合わず、誰といてもずっとひとりぼっちだと感じていたこと。学校にも家にも居場所はなく本当にひとりぼっちだったこと(今思うと、大切にしてくれていた人はたくさんいたけれど、気づけてなかった)」が自分にとって本当に辛かったということ。

 そして、「それって、友だちでもなく、恋人でもなく、ずっと理解者が欲しかったんじゃないの?」と言われたときに、31年間生きてきて初めて「私はひとりぼっちじゃないんだ」と思うことができました。他の人からしたら、そりゃそうだ、簡単な答えだろ、って思うかもしれないようないたってシンプルな結論です。だけど、なんで自分が「ひとりぼっち」だと思っていたのか、辛い原因すら分からなかった私にとっては目から鱗ならぬ目から涙でした。

 私はずっと、自分の心をわかってほしかったし、誰かと分かり合いたかった。特にパートナーには、自分の望む形で、自分のことを理解してほしかった。でもそれを相手に望むのは無理な話です。だって恋人という理由だけで私のことを分かってもらえてたら、10代の頃からこれほどまでにひとりぼっちじゃないんだから。そもそも私は自分の心のことを、相手のレベルや状況に合わせて開示したことがあったっけ?…ああ恥ずかしい、なんか全部ひっくるめて無理になってきた。そんな勢いで、#コシタンタン に投稿していた元カレのマッチョとお別れしました。

どうすれば私はこれからもひとりぼっちではなくなるのか

 そして改めて「ひとり」になった私が頭はちきれるまで考え抜いて気づいたのは、「ひとりぼっちになるほどまでに他の人と違う、そんな自分の考えやアイデアが、誰かの暮らしの役に立てたら、それを評価して対価を得られたら、これまでの辛かったことは全て報われるし、今度は友だちでも恋人でもセフレでもない、『売上』という明確な数字で『自分の理解者』の存在を実感したい」ということ。

人との衝突や孤立を生む原因だった「思想の強さ」は、事業主として、誰かのために使えばいいということ。
性格的にできることとできないことの差が激しいけど、仕事で関わってくれる人の気持ちだけは、他の人より少しだけ敏感であること。
明確な目的に向かってトライアンドエラーができること。そこでエラーが起きても、へこむことなく、具体的な改善のために何ができるかを考えられること。
そのどれもが、事業主としての自分の良さだということ。

 自分で考え、選んだ仕事を通じてしか、今のところ私は自分の望む形での理解者を見つけることができないということに、やっと気づいたのです。そしてこれからも決して諦めず、私は自分のことを理解してくれる人を探し続けます。
 初めましての人に対して、自分のことをどうすれば理解してもらえるようになるのか、そもそもどうすれば人見知りをしなくなるのか。「私が他人にさほど興味がないように、他の人もきっと私に興味なんかないだろう」という考えで人と接すると何かとうまくいかないからこの前提を変えないといけない…。人間関係について学び直し、様々なトライアンドエラーをしていくためにTinderを使って3か月弱で20人くらいの人に会い、アプリでも仕事でも人見知りをほぼしなくなった話は、また今度。

じゃ、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?