30日目。
物思いに耽る時間がなかった。
今日は仕事が沢山あり、
ひたすらPCと睨めっこし、
ない頭でその時の最適解を捻り出しながら業務をしていた。
業務が忙しいと終わった後の静けさがやたらと心に沁みる。
達成感という感覚とは異なり、
改めて私は独りなんだという感覚に襲われる。
寂しいという気持ちとも異なる。
いくら仕事を頑張ったとしても、
すぐには自分のためにもならないし、
それが社会のためになるとは限らない。
一体何のために私は働いているのか、
生きているのかがわからなくない。
己のステータスのため?幸せになるため?
幸せなんかは私の元へ来ないだろうし、
こんな私にステータスなんかあったところで
豚に真珠みたいなものだ。
自らを社会に繋いでおくために、
働いているのかもしれない。
社会的責任があるからこそ、
変なことをしようと思わないし、
自制心が働く。
私は社会に生かされているのだろう。
悲しいような嬉しいような
その感情は一言で言い表せられない。
きっと働くのをやめてしまったら、
私はとんでもない事件起こしてしまうのかな。
いわゆる”無敵の人”になってしまうのかもしれない。
私は瀬戸際を生きている。
押すなよ。押すなよ。絶対に押すなよ。
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