45日目。
これまで夢を沢山捨ててきた。
小学生の頃はアナウンサーになりたかった。
だが滑舌が悪く、頭も良くなければ、
顔も良くないので早々に夢を捨てた。
中学の頃は検察になりたいと思ったが、
地頭も良くなく、頭が切れるタイプでも無ければ、
弁が立つ人間でもないと悟ったので、
諦めざるを得なかった。
就活の頃はメーカーに行き、
自身が携わる製品を周りに自慢したかったが、
浅はかな志望動機で、夢を叶わなかった。
あれになりたい、これになりたい。
こうしたい、あれしたいと
描く夢は年々小さくなっている。
もはや夢ではない。
今の私は1日を生き抜くことで精一杯で、
その積み重ねで1か月赤字を出さずに生活が出来れば、
それで十分だ。
夢は描く物ではない、叶える物だ。
夢を見るのに年齢は関係ない。
こんな綺麗事は聞き飽きた。
夢見る体力があれば良かったが、
生憎持ち合わせていない。
せめて、もう少しまっすぐな人間だったら良かったのに。
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