正しく音読できれば、国語力は劇的に上がる。

こんにちは。
章憲です。

小学生のうちに身に付けたい学力で、絶対上がる国語力と算数。
今子どもたちを自習室で指導していますが、私の中でまた一つ気づきを得られたのでnoteにすることにしました。

テーマの通りなんですが、国語力を上げたければまずは音読から。
これに尽きます。

算数を得意にするためにはまずは計算から。と同じですね。

国語が苦手な子はズバリ、正確に文章を読めない。

読解とは字のごとくで、読み解く作業ですよね。

しかし読解問題が全く解けない子は、まず文章を正確に読めていない子が殆どです。

文章を正確に読むための前提として

・ひらがな・カタカタ50音すべて正しく発音できること
・その文章に出てくる漢字を正しく発音でき、意味を理解できていること

が求められます。

この前提がクリアして初めて言葉1つ1つを飛ばさずに読むことができるかどうかが、試されるのです。

正直なところ私は子どもの頭のでき具合に、それほど大差はないと思っています。

もし差があるとしたら
文章に書いてある1言1句すべて読み飛ばさずに、読みきる力があるかどうか
くらいでしょう。

国語力を上げるステップとして
1今の学年までの漢字は仕上げる
2文章問題を解かせる前に物語文を音読させ物語の展開自体を楽しませる
3その物語の展開を覚えてしまうくらいになった頃に読解問題を解かせる

この流れで是非やってみてください。
驚くほど読解問題の解答率が上がります。

理由は簡単で、正しく読み込めているからです。

音読を繰り返し行うことで、内容を正確に理解しようというクセがついてきます。日本語の語順の特徴から、どうしてほしいか、という重要な部分はだいたいいつも最後にきますが、音読を通じて、感覚的にこのようなことも理解できてくるのです。

すると普段の会話も正確に最後まで聞こうと意識しますし、勘違いな解釈やトンチンカンな返答が激減してきます。

ご家庭で取り組む際に、一緒に正確に音読ができるように楽しみながら
音読してもらえると良いかもしれません。

あまりおすすめできないのは、読解問題をとにかくやらせることです。

特に市販されている小学生の国語ドリルは、それほど難しくなく、読解力を試す問題というよりも、答えをあてはめるようなパズル感覚に近いものがありますので、本質的に国語力が上がると思えません。

まずは、音読から。

音読を時間をかけてやった結果、問題文を解けなくても全く問題ありません。その子がその物語の展開が面白いと感じたり、音読そのものが面白いと感じてもらえたなら、はるかにそちらの方が価値があると思います。

今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?