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朝から頭が締め付けられてるような痛みに襲われる。
顬と目の上が激しく痛む。

あぁ、またか

学びの時期が終わり、社会に放り出されてから頭痛という有難みのないスキルを習得した。
発動条件は主に2つあり、「気圧の変動」または「ストレスの蓄積量」のどちらかが一定を超えると発現する。
今日はおそらく後者だ、後者の頻度が比較的高い。

人間に擬態し生活を営むためには痛みに耐えないといけない。
気がついたら痛み止めと抗うつ薬、睡眠薬が手放せなくなった。
これがないと人間の形を保てない。

「わたし」でいられる時間は少ない。
「わたし」にはひとりの時間が必要だ。

頭がキリキリと痛む。
昼の薬から約2時間、人間になるために痛み止めを口に放り込む。
この生活、いつまで続くのだろう。

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