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RE:LIFEワークショップ ステップ13「その生徒の命の声」は?

こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。

前回は「3人の自分」、
地上一階にいる「体」(感覚・・・)
地下一階にいる「頭」(感情・思考・マインド・・・)
地下二階にいる「命」(魂・真我・ハイヤーセルフ・・・)
の関係性の解説をしました。

今日はこの「3つの自分」のエピソードをご紹介します。
このエピソードは実話なんです。
エピソードの方が理解しやすいと思いますのでお伝えしますね。

舞台はとある小学校です。
ある生徒がいました。
その生徒が同級生に対して「バカヤロウ!ぶっ殺してやる!」とつかみ掛かりました。
これが生徒の「体」である言動です。

先生は取っ組み合いをする二人を止めて話を聴きました。
事情はこうです。
その日はテストが返ってきた日でした。
その生徒は普段は30~40点くらいの点数なのに、今回のテストは100点満点だったのです。
その点数を見た同級生が「お前が100点を取れるわけがないだろ!カンニングをしただろ!みんなに言ってやる!」と言ったのです。
それを言われた生徒が「バカヤロウ!ぶっ殺してやる!」とつかみ掛かりケンカになったのでした。

同級生は「普段の点数を見ればカンニングをしたとしか思えない!」と話し、生徒は「カンニングはしていない!そんなことを言うヤツは許せない!」と腹を立てていました。
これは生徒の「頭」である感情です。

そして、二人は自分の意見が正しいと譲ることをしませんでした。

あなたが先生なら、二人にどんな対応をしますか?

生徒には「そんな汚い言葉を使ってはダメ!」と言って、先に手を出したことを注意し、同級生には「証拠もないのに人を悪いことをしたと決めつけてはダメ!」と、悪いことをしていると決めつけたことを注意する。

普通ならそれでケンカを止めて終わってしまうかもしれませんよね。

けれど、その先生は心の地下二階を見ることができる先生だったんです。
「命」の想いである愛や本当の望みです。

先生は優しく生徒に話し掛けました。
「君はどうしてそんなに腹が立つのか教えてくれないかい?」
「だって、僕は本当に一生懸命に勉強したんだよ!
 いつも30点や40点しか取れなかったから、お母さんが心配をして・・・・・
 僕の家はお父さんがいなくてお母さんと二人だから、お母さんは毎日仕事に行って、帰ってくるのは夜になってからなんだ!
 でも、お母さんは“次は100点を取ろう!”って、毎日一緒に勉強してくれたんだ!
 次の日も朝早くから仕事なのに、遅くまで分からない問題を教えてくれて、一緒に勉強してたんだ!
 毎日毎日・・・・・
 そして、やっと100点が取れてお母さんが喜んでくれると思っていたら!
 こいつがカンニングしたとか言ってきたので、許せなかったんだ!」
生徒は泣きながらそう話しました。
これが生徒の地下二階にある「命」の想いです。

母親への愛情です。
同級生に言われた言葉で、母親が侮辱された様に感じたのです。
母親との愛情の絆を守ろうとしたんですね。

けれど、その言動は「バカヤロウ!ぶっ殺してやる!」だったんです。

言い換えると・・・・・
「バカヤロウ!ぶっ殺してやる!」の言葉の奥には、母親への愛情があったということなんです。

地上一階だけを見ていては分からない想いです。
地下一階まで見ても辿り着けない想いです。

その後は同級生も生徒に謝り仲直りをしました。
先生が地下二階を見ることのできる方で良かったと思います。
地下一階までしか見ていないと、この問題はお互いの心の中で燻ったまま強制終了させられていたかもしれないからです。

この生徒の「3つの自分」を理解していただけたでしょうか?
私たちの命・・・本当の私たち・・・私たちの心の奥底・・・には、愛があるということなんです。
もちろん、あなたにもですよ。

自分では、まだ言語化できないかもしれませんが・・・・・
体のどこかで感じるものはありませんか?
今後はそんなワークもしていきますね。

では、次回ももう一つエピソードをご紹介していきますので!

気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
synergy@bcc.bai.ne.jp

RE:LIFEワークショップのご紹介
https://synergy-ark.com/relife/index.html

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