【ノベルゲ感想】いつか、届く、あの空に。
このゲームはLump of Sugarという会社の第二作目のゲームです。処女作「Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム」の次です!始めたのはそろそろ元旦になる日けど、幸い、大晦日のうちに完読しました!
プレイした限り、ストーリーの展開、言葉遣い、まったく他の作品と違って、抜群だと思います!
ネタバレが少しありますけど、ご注意ください!では、感想は下記に!
あの雲の向こうまで。
この思い、どこでも届け――
内容
外見、課題はファンタシー混ぜ日常っぽい雰囲気が醸し出しましたけど、実際にプレイすると全く違ったと感じられました。世界観は不思議でファンタシーの傾向がありながら、日常的な雰囲気を保ってきました。舞台は四季を使い熟した気がしました。
書き方は凄く厨二な熟語が装飾されているものの、時々雑学、豆知識みたいな部分が出てきました。なんとなく微妙に好きになりました。特に、別の定義/意味を思わせる漢字の語呂合わせ/由来、あるいは、欧米の伝説、星座などを詳しく書いていた。さすがシナリオ作家さんですね!
登場人物
メインキャラは3人だけありながら、全員が光り、バランスがある気がしました。各々キャラは個性的でした。共通を通過して各ルートに入ったら、キャラの燃え上がる闘志、必死で、真剣で、真摯に向かう姿が見えました。
唯井ふたみ
最初に会ったキャラクターでした。会った時に、突然、主人公の嫁と言われました。久しぶりに会ったのに、こう言われるのは随分と驚かずにはいられませんでしたね。性格は純粋に見えても、実は真剣な側もあります。更に、他のキャラのニックネームっぽく呼び掛ける癖が好きでした。ルートに入った後、鬱勃と盛り上がる闘志満々が段々見えるようになりました。
桜守姫 此芽
桜守姫家の長女。外観は姫っぽくて、日和撫子で、天衣無縫な雰囲気を醸し出しました。一方で、謎めいて、不思議でした。制服の代わりに和服を着るなんて、目立ちました。ルートに入った後、なんか悲しく、切ないでした。
明日宿 傘
メインキャラクターですけど、途中に現れました。途中では結構神出鬼没していました。ルート内では凄い燃え上がりました。最後にはかなり愛別離苦みたいな展開でした。ふたみによく姉さんと呼ばれました。
未寅 愛々々
サブキャラで、ふたみの幼馴染です。最初にはふたみに独占欲が強くて、主人公を嫉妬するを思わさせるけど、終盤になったら、彼女に対して、考え直させました。なんか可愛くて、素直でした。ふたみのルートによく現れました。
透舞 のん
みどのの親友で、よく一緒に学校へ来ました。お嬢様っぽくイメージで、ツンデレで、途中の巫女服の姿が可愛いでした。そのシーンの雰囲気と相俟って、神秘的になりました。従って、このキャラを1番気に入るかもしれない。(笑) 共通にも現れますけど、此芽のルートに入ったら、神出鬼没くらい現れました。
桜守姫 みどの
桜守姫此芽の妹。主人公にはテレテレで、よくのんちゃんの後ろに隠れました。鍍金が剥がれるのはそろそろルート分岐になるところでした。此芽姉と二人きりにいたら、本当の正反対な性格が現れました。最初から覚えたイメージが激変してしまいました。
展開と起承転結
展開のきっかけは個人的にはちょっと変と思います。それでも、主人公への関係、成長が見えました。起承転結は王道的だけど、なんとなく楽しませました。最初にはゆったり系で、誰かのルートに入ったら、凄く激変し、盛り上がりました。最後は目標を成し遂げたみたいに感じさせて、普通に感動しました。従って、シナリオゲームになるの傾向が多いせいか、Hシーンは少なく、なんか要らなくてもいいと思います。
総評
全体的にはなんとなく斬新だと思います。シナリオの書き方、言葉遣いは結構厨二的な雰囲気が醸しました。更に、時々豆知識っぽい部分も出てきました。内容は外見の割に、全く違うものの、没頭できました。なんか大晦日のうちに完読する甲斐があるかもしれません。
プレイする時間:22.5時間 (23/12/24~23/12/31)
エロゲームScapeでの点数:80点/100
VNDBでの点数:7.6点/10
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