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解決のヒント

 読者への挑戦型ミステリー小説『サンタクロースの不在証明』、少しずつビュー数も増えてきたようで、有難うございます。

 昨日、解決編も先行公開しました。出題編・解決編合わせて、400字詰め原稿用紙換算で75枚となりました。が、これでもかと張り巡らせておいた伏線をすべて回収し、想定できる限りのあらゆる別解を潰しておこうとしたらその枚数になったというだけで、読者の皆様の解答には、そこまで求めるのは難易度が高すぎるかと思います。創作形式なのでいくらかは拾える伏線もあるかもしれませんが、模範解答として、たった数行に収まる最低限の要件を用意してあります。

 いま一度、設問を再確認しておきましょう。

「わたし」にプレゼントを運んだのは親か、それともサンタクロースか。
 もし「親」だと答えるのなら、サンタクロースの不在を証明せよ。

 この二点に答えていただきたいと思います。

 が、出題編をお読みになればお判りの通り、この作品の主眼はフーダニット(誰が犯人か)ではなく、ハウダニット(どのようにして犯行に及んだか)にあります。ハウダニットが解ければ、自ずと上の二問には答えられるようになっていますし、ちゃんと物的証拠も用意してあります。

 さらに言うと、私の小説論のどこかに、解決のためのヒントがあったりします。

 年末年始休みの暇つぶしに、頭の体操に挑んでいただければと思います。

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