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お久しぶりです

 すっかり低浮上になっていたところ、ふと気づいたらnoteをご紹介いただいていました。

 いや、まぁ、本当に亡き人になってしまっていました。申し訳ありません。
 久しぶりにこちらのアカウントを開いたら、数ヶ月前に書きかけのまま放置してあったアホな記事の下書きもあったので、残りを駆け足で書き足して、恥を偲んでひっそり投下しておきました。

 こちらの記事にも書きましたが、なにを隠そう、ここ数ヶ月でポケモンユナイトに始まり、ポケモンレジェンズアルセウス、そしてポケモンカードゲーム(以下ポケカ)と、どっぷりポケモンというコンテンツにハマりまくっておりました。とくにユナイトやポケカは知的ゲームとしての面白さがあり、大人になったいまこそハマれてよかったと思える優良コンテンツでした。

 そんなこんなで、ふだんはポケモン関係の別のアカウントで活動しています。
 そしてポケカにハマってからは、noteで小説を読むのに充てていた時間が、そっくりそのままポケカの考察記事を読む時間にすり替わってしまいました。なので、引き続きいちおう「読む人」ではあるものの、小説の感想を欲していた創作者の方々には本当に申し訳ないです……。

 ポケモンカードのような知的ゲームは、このnoteという媒体ともかなり相性が良いと感じています。なにせ、大会で結果を残している選手たちが自らデッキレシピを公開し、カードの採用理由やプレイング方針などを丁寧に綴ってくれるのですから。
 たとえば、こんな記事。

 有料記事ではありますが、これはポケカ好きならマストバイだと断言できるほどの教科書のようなnoteだったので、ポケモン用のアカウントのほうで購入させていただきました。
 なにせ、このnoteで書かれていることは、まさに「革命」以外のなにものでもないからです。
 先日、ポケモンカードの全国大会である「ポケモンジャパンチャンピオンシップス」が行なわれました。その公式配信卓でヤマグチヨシユキ選手が用いていたのが、この「ターボパルキア」と呼ばれる、まったく新しいアーキタイプでした。
 YouTubeの公式配信をライブで見ていて、私は現在進行形で文字通りの革命が起こっている光景を目の当たりにしたようで、それはそれは興奮したものでした。
 というのも、大会が行なわれるその日まで、パルキアというポケモンをメインに戦うデッキの構築は研究されまくっていて、細部の違いこそあれ、大枠のテンプレートはほとんど固まっていたからです。
 実際に私のデッキも、大会などに臨むにあたって、ほとんどテンプレートに沿った構築にせざるを得ませんでした。

61枚使えるなら、本当はメロン3枚にしたい

 私の場合は海外の選手の影響を強く受けていますが、いずれにせよド定番の「うらこうさく」と呼ばれるアーキタイプに分類されます。

 ところが、公式の配信卓で、ヤマグチヨシユキ選手はその常識をものの見事にぶっ壊してくれました。デッキリストは有料なのでもちろん出せませんが、穴が開くほど見慣れた水色中心のテンプレートとはガラリと変わった構築になっています。紫とか黄色とか見えます。そして速くて凶悪。扱うのはすこぶる難しくて、私にはまだ無理だけれど。
 時系列が定かではないので「誰が最初か」の議論には口を挟めませんが、たしか日本の大会の数日前だったかに、海外の大型オンライン大会で「スピードディアルガ」という、パルキアとは別のポケモン主体のデッキが、やはり「ターボパルキア」と同じコンセプトの目新しいシステムを用いて優勝していたようでした。紫色の不思議なしっぽがブンブン回って、高速で山札を削っていくやつです。
 おそらく日本でも海外でも、研究が進むにつれてブレイクスルーの起こる萌芽ができていたのだろうと思います。ヤマグチ選手は大会途中で惜しくも敗れてしまったものの、その衝撃は凄まじく、ほんの数日後だったかに海外の大会リージョナル・メルボルンで黄色抜きの、紫と水色の「ターボパルキア」が優勝するに及んで、もはや環境で無視できない存在として、プレイヤーたちの話題を大いに攫ったのでした。こうやって革命は起きていくんだなぁ、というのをリアルタイムで味わえたのは稀有な体験でした。
 そんな研究最前線のプレイヤーが自ら筆をとる生の文章が見られるわけですから、つくづくnoteとは有難い媒体です。革命が起こっているさなかに投下されるスピード感も凄まじい。紙媒体ではできないことです。

 とまぁ、そういうわけで、とりあえず私は死なずに楽しく生きてます。というだけの報告でした。

 あ、そうそう。
 拙著noteの「小説の書きかた私論」について、書いた当初に「3年後くらいに文庫化する感覚で少し加筆修正しつつ800円くらいに値下げします」と書いたような覚えがあるのですが、早いもので3年後といえば今年の冬。noteの更新が途絶えたところめっきりアクセスが減りまして、もう誰にも読まれる気配がないようだし、このまま腐らせておくのも可哀想なので、近々値下げするかもしれません。

 まだエディターに見出し機能がついていなかったころに書いた記事なので、目次の階層を字下げで表現していたりと、我ながら涙ぐましい努力の跡が垣間見られたりもしますね。とはいえ、これをいちいち大見出しや小見出しに書き換えていくのは……うーん、面倒だなあ……。

サポートは本当に励みになります。ありがとうございます。 noteでの感想執筆活動に役立てたいと思います。