草を刈りながら
どこへも行けない年末休み。
暇に飽かして庭の雑草を刈りながら考えた。
結局、私は「面白さ」を救いたいんだよな、と。
自分で書くのも読むのも編むのも。
私は便宜上「エンタメ」に分類される畑に長くおり、いわゆる「文学」とはほとんど縁がないけれど、文学を志向する人にこそ、むしろ強く思うかもしれない。文学が売れない売れないといわれて久しいけれど、その「面白さ」を救ってくれよと。最後は売れて食えるのがどこまで行っても正しい。生きるために書いているのだから。
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