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自作を読み返す

 昨日のnoteをきっかけに自作を読み返してみて「あれ、意外と面白く書けてるじゃん」と思った。

 自分がいちばん面白いと思う、自分が読みたい文章を書いているのだ。面白くなければ困る。時間をおけば粗が目立つことだってあるかもしれないが、同時に、純粋に読者として意表を突かれる面白さもあるはずだ。

 自著を何度も何度も読み返す、むしろほとんど自著しか読まない、だって自分の書いた作品がいちばん面白いから……と言いきるプロの作家・小説家を、私は何人か知っている。私が知る限りで複数いる。

 彼ら彼女らの自作への姿勢を見ると、ああ、これがプロなんだなぁと思い知らされる。盲目的に自分に陶酔する、安易なナルシシズムではない。自己を愛でるあまり視野狭窄に陥り、他者の創作を否定するような排外主義でも決してない。過度にならない程度にストイックで、謙虚。そして自著の反省を必ず次作に活かす。そういう書き手を、私は信頼したい。

 今日書くnoteの題材がまだ決まっていない人は、自作を読み返してみてはいかがだろうか。セルフライナーノーツを書いてみるのもいい。

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