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仕立屋と長浜シルク

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琵琶湖の最北端、長浜市。 2017年、仕立屋は拠点を長浜に移した。 次なる伝統産業は浜ちりめん。 生地のイロハから職人の素顔まで、奮闘記をここに綴る!
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2018年3月の記事一覧

地場産業を辿ってタイムトリップ! ヒゲロンゲが行く!職人のお宅訪問!

地場産業を辿ってタイムトリップ! ヒゲロンゲが行く!職人のお宅訪問!

2018, 03, 18 Taka

長浜の伝統産業に思いを馳せながら、国道8号を走り抜ける。
向かう先は(株)丸万中尾。
ここで少しずつこの地の伝統産業の姿が見え始める。

まず・・・、浜ちりめんだけではないということはご存知ですかね?

きた、ホットワード。
丸万中尾社長が開口一番にする。

中国〜大阪〜京都から長浜にちりめんが入ってくる、
もっと前から養蚕はあった。
そう考えると、シルクは浜

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“浜ちりめん”は長浜の産業を総称しない?! ヒゲロンゲが行く!職人のお宅訪問!

“浜ちりめん”は長浜の産業を総称しない?! ヒゲロンゲが行く!職人のお宅訪問!

2018, 03, 14 Taka

今回のお宅は石地株式会社。
長浜は街中にも、集落にも工場が点在する。
昔は数百の工場があったんだから、例のガシャンガシャンも
かなり和音を奏でていたことだろう・・・。

石地さんのところへ行き、開口一番

え?うちは浜ちりめん作ってないよ?

・・・え?
浜ちりめんの組合じゃないんですか?

うちは昔から風呂敷とか、袈裟とかに使う紬をつくってるんだよ。
ちょっ

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ヒゲロンゲが行く!職人のお宅訪問!奥田織物工場のはなし

ヒゲロンゲが行く!職人のお宅訪問!奥田織物工場のはなし

2018, 03, 10 Taka

職人のお宅行脚、2軒目。
市街地がら山を越えると郷野という集落が拓ける。

家と家を抜けるとあの音が聞こえてくる。
ガシャンガシャンガシャン・・・

ごめんくださーい!

吉井さんがいなければ完全にシロアリ駆除の詐欺師にしか
見えない・・・。

出迎えてくれたのは、県指定の伝統工芸品網織紬をつくる
奥田武雄さん。

おぉ、ようこんなところまできてくれたなぁ。

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ヒゲロンゲが行く!職人のお宅訪問!両輪産業のはなし

ヒゲロンゲが行く!職人のお宅訪問!両輪産業のはなし

2018, 03, 08 Taka

東京に遅れること二週間。
滋賀でも花粉が舞い出す。
東京から滋賀に移動してきたから今年は花粉を二倍楽しめる。

昨日、今日、明日と浜工(浜縮緬工業協同組合)12社の
お宅訪問を敢行中!

以前の理事会に乗り込んだ(ともはや言ってしまう)ときに
会っていない職人は半数以上。
(組合の理事会にヒゲロン毛が来た!はコチラ)
ヒゲロンゲが乗り込んできて大丈夫かなぁ

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風合いのはなし

風合いのはなし

2018, 03, 03 Taka

ただいま神戸に向けて300キロで移動中。
今年度の移動距離をマイルにしたらどれくらいあっただろう・・・
先日、ユカリとある講演に行ってきたはなし。

滋賀県立大学に生活デザイン学科という
なかなかトガった学科があるとはそこいらで聞いていた。

森下あおい先生。
その学科を率いる教授のひとりだ。

なんと森下先生はファッション専攻であり、滋賀の三大生地(湖北の

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