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コーヒー豆を買いに行きたいだけです

コーヒーに豆がつくだけで、オシャレ感が増して居心地が悪い。
缶コーヒー、
インスタントコーヒー、
ドリップコーヒー、
この間ならオシャレ感レベルが桁違いに跳ね上がることはない。

「コーヒーは豆で買ってます(微笑み)」。
うぐぐ。
自分の想像の産物のオシャレオーラに自分自身が滅ぼされそうだ。

コーヒー豆というだけでオシャレな店に出入りしなければならない。
薄暗いライティングの下、
木目が浮き出たテーブルで、
静かだけれどもにぎわっている、
コーヒーの香りで満ちているような雰囲気。

自分以外は皆それなりの常連に見える空間で、謎のプレッシャーと戦っている。

オシャレな何かが欲しいわけじゃなくて、実際うちに帰れば
保存方法もテキトーだし、
挽き方もテキトーだし、
淹れ方もテキトーだ。

万年ビギナーだけど楽しい。楽しいからいいんだ。

とはいえ勝手に感じてるオシャレ感に負けない!なんて宣言はできず、
今月もこっそりコーヒー豆を買いに行こう。


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