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三四郎と『Dr.コトー診療所』

「三四郎のオールナイトニッポン0」リスナーにとって、耳馴染みがあるドラマタイトルはいくつあるだろうか。

ここ数ヶ月、2人の話題にあがるたび「もう一回、見たい」と熱烈に思うドラマがあった。それは12月に映画公開を控える『Dr.コトー診療所』だ。

最初にコトーが放送されたのは、なんと19年前の2003年…。
そんな一定の世代以上には懐かしいコトー先生が、スクリーンで帰ってくる!
それにあわせて、TVerで『Dr.コトー診療所』過去回の配信がスタートしてるではないですか…!

これは、見るっきゃない!

三四郎の2人も見てるかな…。

ちなみに三四郎の2人は、2022年7月1日放送の「三四郎のオールナイトニッポン0」内で、Dr.コトー映画化のニュースについて触れていた。その後もコトーの魅力や時任三郎演じる漁師「剛利(たけとし)」の頑固さ、「医龍」や「ER」など懐かしの医療ドラマトークをたびたび繰り広げている。

2人が記憶を辿りつつ(半分いじりつつ)話していた『Dr.コトー診療所』。
個人的に以下2つのポイントが気になっている。良い機会なので過去回を見直しながら、ここにメモしようと思う。

(それにしても相田さんも小宮さんも、役名とかキャラ設定とかよく覚えているよなぁ…。)

●時任三郎演じる「剛利」がコトー先生を全然信用しなかった
→いつから信用し始める?
●津田寛治演じる週刊誌の記者(?)のバックグラウンドは?
→コトー先生がいた病院で、津田寛治の妹が悲しい死を迎えてしまった?

最初のシーズンから、早速視聴開始。
以下、俳優さんの敬称略!

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#1 美しい南の島から、心温まる感動の物語

【#1 簡単なあらすじ】

船酔いしながら島に到着した、吉岡秀隆演じるスーパードクター・五島健助。通称コトー先生。

看護師の星野彩佳(柴咲コウ)をはじめ、本土からやってきたコトー先生をいぶかしがる島民たち。特に漁師の剛利(時任三郎)は「過去に妻が死んでしまったのは、当時の島の医者のせい」と言って、頑なにコトーを信用しようとしない。そんな時に剛利の息子、剛洋が腹痛を訴えて倒れ…。

【#1 三四郎のANN0を踏まえて&10年以上ぶりに視聴した所感】

小林薫演じる星野正一、大森南朋演じる坂野、筧利夫演じる和田、この3人が村役場の人たちだったわ〜と懐かしい気持ちに。
そして和田さんはなぜか診療所に常駐し、カメラを構え、手術にも引っ張りだこな欠かせない存在だったことも思い出す。

ちなみに「和田さん演じる筧利夫さんって、いつ見ても若々しくて一体何歳なのよ?」と思ってwiki見て震えた。

60歳。
還暦迎えてらっしゃる…。びっくり。

あと全然覚えていなかったけど、石田ゆり子さんがコトー先生の元同僚として登場。漁師軍団の中には、ブレイク前の塩谷瞬も発見。

【剛利のコトー信頼してない度】

★★★★★

1話のネタバレになってしまうけど…。

腹痛を訴え、倒れた剛洋。父である剛利は、船で6時間かけて本土の病院に息子を運ぼうとする。その船に無理やり乗り込み、治療にあたるコトーたち。一刻も争う病状から、コトーは船上で手術をはじめる。

「三四郎のANN0」で相田さんがラジオで言っていたように「たけひろっ!!!」と叫ぶシーンが度々あった#1。でもコトーが患者の肺にボールペンを刺して助ける場面はなかった。この描写は違う回か、おそらく別の医療ドラマのシーンが混在してしまったのかも。(「医龍」かな…?おぼろげな記憶…)

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#2 故郷で暮らす母へ

【#2 簡単なあらすじ】

船で剛洋を手術したことから、島民の間で変わり者扱いされ避けられるコトー先生。
そんな中、島のおばあちゃん助産師・内さん(千石規子)の目頭のできものが気にかかったコトー。「健康診断がてら診療所に来てくださいね」と伝えるも、内さんは吐血してしまう。本土での緊急手術が必要だが「絶対島から出ない」と言い張る内さんに対して…。

【#2 三四郎のANN0を踏まえて&10年以上ぶりに視聴した所感】

今回のコトー先生はチャリ漕ぎ手からの、ブレーキ効かなくて牛のフンにツッコむ「あちゃちゃ〜」シーンからスタート。

そして内さんの息子役として登場したのは、國村隼さん。この後の話にも言えることなのだけど、毎話ゲストが豪華だ。

またリアルタイムでこのドラマを見てた時と今とでは、自分が年取ったせいで、色んなキャラクターに感情をのせて見てしまう。

特に剛洋と自分の息子が同年代なので、勝手に重ねて見てしまう。そして時任三郎演じる漁師・剛利のぶっきらぼうさにハラハラ。

【剛利のコトー信頼してない度】

★★★★★

1話で助けられた剛洋はすっかり元気になり、コトー先生と一緒に食事をする仲に。「シュバイツァー博士」の伝記を掲げ、医者を目指すフラグが立ちはじめる。

一方、内さんの手術のために剛利がヒッソリ動いていたことが、大塚寧々演じる茉莉子にバレる。このことから若干1話より、コトーへの信頼度は高まったように感じる。

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#3 赤ちゃんを助けて

【#3 簡単なあらすじ】

島民に受け入れられ始めたコトー先生。
妊娠中の坂野(大森南朋)の妻・ゆかり(桜井幸子)の足のむくみを心配するコトー先生。その心配がまたもや的中。ゆかりは、義理の両親の家で倒れてしまう。
ゆかりもお腹の中の赤ちゃんも危険な状態…。診療所では不可能な手術のため本土の受け入れ先病院を探しまくるコトーだが…。

【#3 三四郎のANN0を踏まえて&10年以上ぶりに視聴した所感】

見た目も声もおキレイな桜井幸子さんを久々に見れて嬉しかった。一時期、野島伸司作品の常連ってイメージがあったけど、今は女優業引退されているようで残念…。

また、茉莉子(大塚寧々)が剛洋と同じ年齢の息子がいることと、理由があって別々に暮らしていることを剛利に打ち明けていた。
この息子を幼き神木隆之介くんが演じてるんだよなぁ…。数話先に登場しそうな雰囲気で、楽しみ。

【剛利のコトー信頼してない度】

★★★★☆

苦渋の決断で、赤ちゃんよりもゆかりさんを優先して助けると決めたコトーたち。その手術前に突如現れた剛利。
「生まれてくる前の命は、命じゃないと思ってんのか!」と母子ともに助ける方法はないかと、剛利なりの不器用な優しさをコトーにぶつける。

外でコトー先生に話しかけられても無視を貫いていた剛利が、診療所にわざわざ来てコトー本人にはっぱをかけた今回。「信頼してない度」は少し下がったのでは…と推測。

ただ、3話までを視聴してみたが、時任三郎演じる剛利はまだまだコトー先生を信用していない。
反対に剛利の息子・剛洋はコトー先生をリスペクトの眼差しで見つめ、とても懐いている。

いつ剛利は、コトー先生を全面的に信用するのだろうか…?

しばらくはこの点に注目して、過去の『Dr.コトー療所』を楽しみたい。

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