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【詩】山の母

仁王立ちで嵐の上に立つ
わたしは山山山の母
乳だって垂れていたい
うんちが出ずに悶える犬の
尻を舐めてやりたいんだ
そして胸がギュッとなる時ほど
堂々としていよう
左から来る苦しみを
右手でかわして本を読もう
ピンク色の壁紙が
資本主義の玄孫が
汽車の窓から手を振っている

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