FC東京を振り返る~失望と落胆、そして打開~

お久しぶりです。一ヵ月ぶりの東京愚痴ブログです。

いやあ、前回愚痴を書き散らしてから色々ありますね。

そもそも毎月振り返ろうとしてるのに前回は5月半ば時点までしか取り上げていませんし。
筆不精とブログの相性が悪い、ってのをYahooブログ時代やハンゲーム時代から何も学んでいないらしいです。

①リーグ戦、今日までの闘い

確か前回を書いたのが5/9、鹿島に完敗した翌日だったのですが、それ以降の東京はリーグ戦4試合で2勝1分1敗
5/15の柏レイソル戦で4-0と攻撃陣が爆発すると、次節ガンバ大阪戦では開始直後の速攻で得た点を死守し見事に連勝。
しかしその後はアウェイで清水に0-3で完封負け、ホームで広島に0-0と歯車が噛み合わない試合が続いています。

②システム変更

先述の柏戦以来の闘いにおける大きな特徴といえば、フォーメーションの刷新

今季は
森重をアンカーに据えた4-3-3

ディエゴ永井の2トップによる4-4-2
のどちらかを採用しながらシーズンが進んできたのですが、柏戦で採用したのは4-2-3-1。図にするとこんなの。

キャプチャ

4バック+ダブルボランチはそのままに、ゲームメイカーとして長けている髙萩をトップ下で起用。瞬発力と上下動を苦にしないスタミナを持つ田川・アダイウトンがサイドを固めました。
結果としては、髙萩が起点となって長短のパスを織り交ぜながら繋ぎ、ディエゴ・アダイウトンのブラジル人コンビの突破と組み合わせて流し込むことで前半のうちに3点をリード。更に後半終了間際には交代出場の東→永井→三田が連携してオーバーキルとなりました。

この4-2-3-1で感じるものとしては、やはりゲームメイカーの質が重要になるということ。2ボランチやCBのように、安部や渡辺剛が激しさを見せる一方で青木や森重は冷静に相手の活路を断つといった動きの差別化は相手にとって脅威となります。髙萩や東、レアンドロといった「トップ下」に入る選手には前の3人が激しく動いてくれる前提での「冷静さ」が必要なんじゃないでしょうか。
勿論、流動的なポジショニングでのアタッキング/ブロッキングも重要なことではありますが、昨シーズンの4-3-3で顕著であった「両ウィングが守備に徹する時間が多く、攻撃へのトランジションがスムーズに行えない」という事象も起こり得ます。
ディエゴをはじめとしたブラジル人の得点能力に依存している状況だからこと、彼らにストレスなくプレーしてもらう環境を整備するべきなのでしょう。

③失望

これは後で単独で観戦記を書こうかなと思うんですが(今更)、ルヴァンカップ・プレーオフ 1stレグはまあ酷い試合でしたね。

誰がどうだったとは言いませんが、失点シーンにおける各個人の意識だったりカウンターでの動きであったり
希望と呼べるシーンもいっぱいありましたが、普段粗食してればサイゼリヤでさえも贅沢品に見えてくる、それだけのことです。変な表現使ったけど、どうせ後で単独記事にするからそこで詳しく書きますよん。

④落胆

プーローよーりー大学♪ プーローよーりー大学♪ プロより♪ 大学♪ プーローよーりー大学♪

これも後で単独記事にします。何か振り返りたいという気持ちも起きませんが、最低限のプライドすら打ち砕かれたような試合だったのではないでしょうか。ブラジル人選手を全員投入しても超えられなかった。これまで試合を観に行った中でもダントツで虚無でした。

⑤打開

そんな最悪の流れで迎えた先週のルヴァンカップ・プレーオフ 2ndレグ@湘南、選手達には「開き直り」の気持ちがあったのでしょう。アウェイゴールを奪われている中で「引く」選択肢は存在せず、積極的に攻勢をかけることだけが残された道でした。

結果としては4-1で圧勝。ブラジル人選手が効果的な働きを見せ、合計スコアで上回りプライムステージ進出を決めましたプライムステージってなんやねん

ただ、良い結果に水を差したいわけではないのですが、「背水の陣」になって初めて成果を出せるチーム、というのもどうなんでしょう。後手に回っても強引にひっくり返した!というのは感動モノですが、追い込まれる前に結果を出さんかいというのが率直な感想でございます。

⑥収穫

何が収穫だった?と言われるとすぐには答えが出せないような難しい問いですが、5連敗中の闘いで失っていたアグレッシブさを取り戻せたことではないでしょうか。勿論まだ改善点は山ほどあると思いますし、それこそ王者・川崎に食ってかかることを目標に据えるのであれば足りない物だらけです。

が、先月の今頃、芽どころか土の栄養すら見えなかった時期に比べれば、いくつか新たな兆しが見えてきているように感じます。

敢えて嫌な表現をするとしたら、効率的に育たせるためには間引きも必要です。必要な戦力が常に効率的なゲインを果たすために、不必要なものを見極めていくことが重要かもしれません。

⑦おわりに

これを書いている最中にも試合が行われ、アウェイで横浜FCに1-0で勝利しました
とはいえ、満足すべきラインはまだまだ遥か上の方にあります。せっかくDAZNがACLの放映権を取ってくれたんですし、せめて2回くらいはその恩恵を受けたいですね。

さて、駒沢と西が丘のレビューを書きます。

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