近況:双極性障害や家庭問題で瀕死
はじめに
双極性障害と虐待被害
昔でいう「そううつ病」です。私は病識が高く、自覚があったので医者に「そうじゃないか」って相談を続けた結果、診断名も付いた。
双極が発症したのは、たぶん遺伝的なものと、あとは虐待経験によるものだ。虐待を受けた人は双極性障害など精神障害を持ちやすいそうだ。
私には両親が居るが、いわゆる複雑な家庭だ。父は未診断だが重度の「積極奇異型ASD」だ。
父は幼い頃に父親(私の祖父)を亡くしており、片親家庭である。今やシングルマザーさんも多いので、すべての家庭を批判する意図はないが、私の父は「父性」を体験的に知らない。貧困家庭だったので、幼児期に親戚をたらい回しにされたらしく、彼もまた虐待被害者だと思う。
父は外づらは良いのだが、二重人格で、情緒不安定。年齢の割に幼児的だ。言葉が異常に批判的で、私は無数にけなされて育ち、自己肯定感ゼロになったが、「存在を認められた経験」は一度も無い。同じ両親の元で育った姉も精神を病んでいるので、この家庭が破綻しているのは明白だ。
障害者だけど仕事が決まって感謝
精神障害者がいちばん困るのは「就業しても長続きせず、経済的に破綻する」ということだ。私はSEで、仕事面ではそれなりに評価いただいてた。しかし一定期間すぎると、躁状態が悪化して、退職してしまう。
そのうち40歳のとき、大腸ガンになってしまい、身体もボロボロになった。誇張ぬきで全盛期の2割くらいしか体力がない。
「通勤」という作業ができない。自宅でさえ机に向かってられるのはせいぜい1−2時間だ。それで「したいこと」があっても、結婚願望とかも、何もかも諦めて生きてきた。
が、半年ほど前、某通販サイトの商品モニターに選ばれた。お金はもらえないが、月額10-30万円ぶん(サイト価格)のいろんな商品を試供される。これがけっこう助けになった。
また、大きな声で言えないが、ほとんどのモニター会員は、レビュー後の商品を売ることで小遣い稼ぎしている。私もそのひとりだ。
この「仕事」が与えられてから、ようやく生活に少しゆとりができた。まっとうな仕事が与えられ、趣味に使う小遣いもできるようになり、私は心底、有難いと思っている。季節的なそううつはあるものの、それでも「生活基盤」ができたのは大きな変化だった。無職と名乗らずに済む。
築いたものが家族にいつも破壊される
そんな感じでようやく安定し、ちょっとだが貯蓄もできるようになってきた。バンド活動も始めたし、過去にギャンブル依存だったのも自然と辞めることができた。(躁病に賭博依存者は多い)
ところが。5月頃からか、梅雨など気候も不安定になり、仕事で頑張りすぎたのと重なり、かなりしんどくなってきた。
そんな折、外側から厄介ごとが舞い込んだ。姉の息子(甥)が、自宅を追い出され、私の住む実家(両親の持ち家)に転がり込んできた。書いたとおり、姉も精神に問題があり、3度も再婚している。子供は2番目の夫の子である。
現在の夫は非常に傲慢で不快な人物で、私は過去に揉めて絶縁している。簡単にいうとサイコ寄りで、頭が切れるがとにかく高圧的だ。甥はおそらく「実の父親でないことと、人の話を聞かず自分の意見を押し付ける継父」と折り合いが悪かったらしい。もっとも、話を公平に聞く限り、甥が親との約束を破ったのが原因だ。
私はASDなので物事を短くまとめられず困っている。
甥は米国公認会計士という資格を目指している。勉強や受験に百万くらいの多額なお金が掛かる。米国で働くならいいが、日本では「箔が付く」だけで、実用性は低い。
で、彼の両親と「既卒後1年間は資格取得に励んでもいいが、取れなかったら就職すること」という約束をしていた。が、その約束を破った。
「もう少しだけ頑張りたいのでお願いします」と父親に頭を下げればいいのに、甥はそれをしたくなくて、家出して来た。
厄介な家族たち
先に私の父が「積極奇異型のASD」だと述べた。そして、1−2ヶ月、甥と同居して、どうも彼も同じタイプだと分かってきた。甥はADHD傾向も強い。ストレスを貯めると、寄生を上げたり、多動が出る(ソワソワしたり動き回る、モノをすぐなくす)本当に爺と甥はソックリだ。
私は甥のことを、叔父として愛情を持っている。小さい頃から見てるので、とうぜん可愛い。私自身、自分の叔父(母の弟で独身、故人)には「第二の父親」のようにしてもらったので、今度は自分が甥にとってのそういう存在になりたかった。姉からも「難しい子だがあんたのことを信頼してるから、いろいろ教えたりしつけてやってほしい」と頼まれていた。
さて、甥は「夢(資格取得し、国内大手の事務所就職)」があると常に主張してきた。が、この家に来てから彼は一度も勉強なんてしてなかった。バイトは「時間の自由がきいて、高収入」ということでパチンコ屋に行っていた。
で、ここに来てから、仕事でストレスがたまると休日はパチンコ屋ばかり。ともすると、私の父母に金を持たせて賭場へ連れてゆき「打ち子」をやらせる始末。爺とは気が合うので、時には飲みに行き、帰宅しては大声で騒ぐ。
シラフの彼はシャイで大人しく、気も優しい部分はある。しかし、神経質な私は「爺(父)と同じタイプの面倒なやつが2人になった」ということですごくストレスだった。
こちらは真面目に働き、コツコツ稼いで、家にお金を入れたり、家族全員を食事に連れてったりした。障害者ですよ私?
それなのに、甥も父母も遊びほうけている。それで、甥が来て1−2ヶ月たったある日、酷い事件になった。というのは、両親が恒例のパチンコに行っていたのだが、甥はその日バイトだった。しかし3人で帰ってきた。どうやら仕事帰りに甥が爺婆を呼びつけて、また彼の出費でギャンブルしてきたらしい。
その日はさすがに耐え難く、家族LINEに「お前ら全員、遊び呆けるのもいい加減にしろ、殺意が湧いてくる」といった具合のことを書いた。
すると、それを見た父親が発狂し、私に怒鳴りつけてきた。父は酒乱で、晩酌して酔っていた。翌日にバンドのリハ(ライブ直前)があり、面倒なので適当にあしらったのだが、父のしつこさは異常で、鬼の形相で「出ていけ」「お前みたいなやつと居る意味などない」「(バンドがあるんでいい加減にしてと言うと)そんなくだらないことは関係ない!」と暴言しまくった。
下るかくだらないかは、爺が決めることではない。真面目に働いている私の人生において、もっとも大切なのが音楽活動だ。
事件以降
そこから私は、糞爺が心底許せなくなった。また、いつものことだが、死ねとか出ていけとか、存在を根こそぎ否定されることを連発され、ただでも不安定だったので、精神状態がメチャクチャにされ、今に至る。
この一件の後にライブがあったが、酷い心身状態でも、何とかそちらは大成功に終わった。(ライブレポ参照)
しかし、事件翌日くらいから、心身が疲弊し、精神状態もオカシクなってしまった。糞爺に「二度と俺に直接話しかけるな」と指示したのだが、あいつはあんなことをした後でも翌日には何事もなかったように普通に話しかけてくる。
関わると迷惑なので、無視してたのだが、ある日、母が不在時にまた父が直接話しかけてきた。何かブチギレて喚いてきたので、面倒なので警察を呼んだ。(障害者虐待として保健所に記録してもらう意図があった)それ以降、私は爺を家庭内で徹底無視して何とか自分を保っている。
しかし、こんなことがあって、私は仕事を真面目にしているのがバカバカしくなってしまった。家庭の支えだと思って働いても、そもそも小遣いを親にやったところでスロットで浪費する。馬鹿孫に無駄金を渡す。(資格取得のため、と本人は言ってるが、爺は馬鹿なので小遣いを体よくむしり取られている)
爺と私の口論は甥の前でしてしまった。私は「大人として」あんな姿を見せたのは、情緒不安定な子供に悪いと思ったので、責任を感じてわざわざ頭を下げた。そしたらこともあろうに、甥はとんでもないことを言った。
「俺の資格取得の邪魔になる」
…こんなに馬鹿だとは思っていなかった。私は何も彼に「(この家に)来て下さい」と頼んだ覚えはない。障害者で、自活できぬ私は糞爺の家をしぶしぶ間借りして肩身の狭い思いをしている。甥を迎えることに対して発言権も与えられていない。爺の一存でそうなっただけだ。
そもそも甥は自分の親との約束を違反して追い出されたので、なに一つ自分の責任を果たしていない。さすがにこの言葉には頭に来たので、「わかった、俺はもう今後お前を一切、支援しない」と伝えた。
爺も甥も、「人の立場や気持ちが理解できず(本人に障害があり)私が障害者であるという意味を根底から分かっていない」タイプだ。だからたぶん、私が狂っていてただ迷惑な存在だと思いこんでいるっぽい。実際にはこの家で唯一正常なのは私なのだが。以降、甥は私が怒っているのを察したらしく、この家から逃げていった。だから今は居ない。
その後
短くまとめようにも、どうしても「枝葉」を略せないのが、アスペルガー当事者の私の弱点だ。これでも言語性IQとやらが120で「高い」らしいのだが。。。文章は下手で申し訳ない。
ともかく、甥は出ていったが、甥をキッカケに、これまで一旦落ち着いていた、糞爺(父親)とのトラブルが再発した。私はストレスに弱く、いったんこういうことがあると引きずる。せっかくバンドをしても、仕事をしても、けっきょく家族という、自分以外の糞どもから無駄な火の粉が飛んできて、人生が破壊される。
ひとは「家を出たらいい」と簡単に言う。そりゃ正論だ。生活保護でも受けたらいい。しかし私は「自殺予防に」猫を飼っている。理由は自分の生命を軽視しているので、外側に「自分より大切な存在」を持つことで自分を護っている。私は責任感が強いので、その性分を利用してのことだ。(こんな言葉は使いたくないが、これも私なりのライフハック、とでもいえばいいのか)
私は公共交通機関が苦手だ。時間を待てないし、身体がしんどく荷物も持てない。亡くなった叔父が私を大事にしてくれ、クルマをくれたので、生活保護なら手放さなくてはならない。猫も車も「ぜいたく」と言われるかもしれんが、私の生命線なのだ。
困ったことに、ライブとこの事件から、躁状態に入ってしまい、脳が強いストレスを解消するため刺激を欲しがるようになった。家に居たくない。働きたくなくなった。甥が居るとき、私も彼の機嫌を取るため、何度か一緒にパチンコ屋に行ってしまった。結果(人のせいにするわけじゃなく自分の病気だが)賭博依存が再発した。ライブ以降、せっかく貯めた貯金の2−3割を失った。
本当に生きているのが馬鹿らしい。誰も好き好んで低身長で体力なく生まれたわけじゃない。選んでガンになったんじゃない。結婚願望だって本当はあるけど、せっかく頑張って仕事をし、社会復帰めざしてきたのに、何もかもが外側をキッカケに破壊された。
似たような出来事は毎年、繰り返されている。私が頑張って仕事なり何か生きがいを見つけるたび、何かしら、姉経由とかで、けっきょくは父親が錯乱し、家じゅうに当たり散らし、最終的に私と爺のトラブルになる。
精神だけでなく、身体のダメージが大きすぎて(ギャンブル依存時は強い鎮痛剤を使ってまで行ってる)日常生活もままならないのがきつい。早死にするとは思うが、順調だった頃、せっかく「したいこと」を見つけたのに、引きずり降ろされてしまった。
ずいぶん長くなってしまったが、これが近況まとめです。
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