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心・技・体・装備について

皆さんこんにちは、志士です。
今回は前回の自己紹介であった「心・技・体」プラス装備についてお話ししたいと思います。

私が陸上自衛隊在籍間、個人として大切にしていた要素をお話していこうと思います。
私は約15年間、陸上自衛隊の水陸機動団という防衛の最前線で勤務しておりました。そこで個人が強くなる精神的な要素や部隊精強化に向けて考えいたことをお話ししていこうかなと思います。

まず「心・技・体」とは?と思うかもしれませんが、心は精神、技は技術、体は体力となっています。よく昔の小学校や中学校などでも掲げられていた言葉ではないでしょうか?
陸上自衛隊でもその要素がとても重要だと感じていました。
そして「心・技・体」の要素の中にどうして装備が入っているのかを説明して行こうかなと思います。

陸上自衛隊の個人の装備が古いことは、皆さんご存知でしょうか?
私のいた水陸機動団ではチェストリグが採用されて使い出したのが約6年ほど前なのですが、チェストリグはアメリカが導入して約27年ほど前に導入されています。その時点で20年も古い装備を使用しているわけですが、他の普通科連隊が使用している装備は弾帯、サスペンダーと言われる装備で、アメリカ軍がベトナム戦争の際使用していた装備になります。ベトナム戦争が1955年から始まっているので約70年程前の装備を使用しております。
この現状を問題と捉える方とそうではないと捉える方がいるのですが、私はとても問題だと捉えています。
単純に装備が使いずらいと、いろんなシチュエーションでストレスが掛かってきます。ただでさえストレスがかかる戦場で無駄な思考は取られたく無いのは当たり前のことですし、一瞬が生死を分ける世界なので使いやすい装備で戦うのは当たり前のことなのです。
他にもたくさん理由はありますが、この話はまたどこかでしたいと思います。

この現状を踏まえた上でやっぱり装備が重要になってきます。現在では個人でお金を出して装備を買う人が多いのではないでしょうか?
そこで装備のに対する不満がでくるのですが、私も昔は装備に対して不満がありました。今でも不満はあります。
しかしながらある一定数いるのですが、装備が良くなれば、部隊が強くなると思う思考を持った隊員が少なからず出てくるということです。
それは危険な考えだと感じており。その思考を持った人程、装備のせいにして何もしない隊員だったと思います。
確かに装備も大切なんですが、まずは心が強くなければ守りたいものも守れないですよね?

レンジャー教育で1番大切な事は、折れない心なのです。また昔の旧日本軍が強かったのも心、昔の旧日本軍の強さは、心や精神レベルを超えて魂レベルの強さだったと思います。

やはり国を守る自衛隊員は、心から鍛えなければならないと感じており、その次に
技術(戦術や個人の戦闘行動能力)と同一で体力(バテない体力、動ける力)
そして最後に装備というのがついてくると思っています。

隊員に必要な要素のピラミッドを私が勝手に作ったのですが…
      精神
技術 体力
      装備
こんな感じです。そして補足として言わせてもらいたのですが私は1番として精神的要素を推しているのですが、精神も技術も体力も装備もどれも重要だということです。ただそれでも装備は低い傾向にあるかなと思います。
それは国の防衛となれば、あらゆる物を駆使して国民の生命と財産を守らなければならないという事なのです。

今回このような感じで書かせて頂きましたが、とてもつまらない内容だったかもしれません。しかしながら最近の自衛隊の不常時はこれからの自衛隊存続に、大きく関わってくると感じております。少しでも自衛隊また陸上自衛隊が多くの方に好きになってもらえるように自分なりに書かせて頂きたいと思っております。

今回3回目なのですが伝えることの難しさを、とても感じました。
伝えたいことが、全然伝えられない自分に歯がゆい気持ちになるのですが、引き続き継続していこうと思います。

今回もここまで読んで頂きありがとうございます。また気になることなどあれば何かしらのアクションを頂けると嬉しく思います。

それではまた!志士でした。




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