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老いのマイナススパイラル

6月に初めての物忘れ外来に行った義母の近況
必要な方に届きますように


物忘れ外来その後


6月に初めて受診した「物忘れ外来」
8月にMRIを撮った結果、やはり少し脳の萎縮が見られるとのこと。
アルツハイマー型認知症と診断

先生は一つの方法として「薬を飲む」ということを提案
ただ、万能薬とも言えないし、どこまで進行を止めるかなど(人間は老いていくものなので)難しいところではあるので、本人と家族の意向を聞きたいとのことだった。

私としては、日常生活に不安を感じないで過ごせたら良いと思っている。
今の義母を見ていると私は不安を感じた。なので薬を試してみてほしいと心の中では思っていたが、義母が言葉を発するまで待った。

本人はよくわからないように首を傾げていたけれど、最終的に飲んでみる選択をした。

副作用があるので少量からスタートし、副作用がないならもう少し強い薬になるとのことだった
1ヶ月飲んで様子を聞かせてほしいとのことだった


薬が飲めていないことが発覚


長年、義父は持病の薬を飲んでおり、その管理は義母がしていた。毎朝、薬用の白湯を持っていくのも義母の仕事だった。

義母については、脊椎分離症による足腰の痺れの薬を一年前から飲んでいる。
そこに物忘れの薬が加わったが、管理は本人に任せていた。

・・・が、9月の物忘れ外来受診時に、薬を飲んでどうだったかを尋ねると、しどろもどろ・・・
よくよく聞くと、飲んだか飲んでいないのかも曖昧・・・
私は驚いて薬を確認すると、見事に数がバラバラだ(ちゃんと飲めていなかった)

同じ日に飲み終わるはずの、痺れの薬の残数が違ったり、もう飲み終わっているはずの物忘れの薬は残っている・・・
私の見積りが甘かった
ちゃんと飲めていなかったのだ・・・

ただ、物忘れ外来の薬を飲んで気分が悪くなったことはないということは言っていったので、病院ではそれを伝えられてよかった。
薬は一つ強いものへと変わった。

この一件で、お薬カレンダーを入手。曜日ごと朝、昼、晩ごとに薬を入れるポケットに薬をセットし義母に手渡した。
・・・が、翌日義母の部屋に言ってみると薬が、バラ撒かれていた。
机の上に置いた、お薬カレンダーを持ち上げた際、逆さに持ち上げて全部ばら撒いてしまったとのこと。

実際、この工程は2回繰り返されることになる・・・

私は、老眼鏡をかけ3回入れ直した・・・がため息が出た


薬は1週間ごとに、全てカレンダーからなくなったら私がセットすることにし、持っている薬は全部預かり、リビングのコルクボードに残りの薬を貼り付けた。
すると義母はお薬カレンダーの薬の存在を忘れ、リビングのコルクボードにはってある薬を自分の部屋に持っていき飲む。

状況によっては(カレンダーの薬を飲んだことを忘れている)2度飲みになっている。怖い!薬を戸棚に隠すことになる(これも私にとっては罪悪感)。

何を忘れ、何を覚えているのかが全く探れない・・・。


薬の効果は・・・


果たして薬の効果は出ているか・・・
今時点で、できていないことが元に戻ることはなさそうだ。

・・・が進行しているようにも見えない
(うちには帰って来られる)

せめてこのままでいてくれたらと思う


老いのマイナススパイラル


最近、義母は布団につまずいて転んだ
右の手首を打ち、痛いと言いながら病院へ行くのを忘れる
(実際、義父の病院の付き添いで出掛けながら自分の手の病院にも寄ってくると言って出掛けたのだが)

私自身が検査入院から帰ったばかりで本調子ではなかったことと、自分でできると言ったことはなるべく手を出さずにいようと思っていることが裏目に出た形だ

ようやく病院に行ったのは、転んだ2日後
骨折だった
来週の診察時に手術をするかを決めてくるように言われたらしい。
義父母で話し合った結果種々する方向でお願いすることにする

家での義母の役割であるゴミ出しと洗濯ができなくなった。
唯一の仕事であったゴミ出しと洗濯・・・全く動かない時間が増える
さらに物忘れが進みそうで不安だ


まとめ


義母ができなくなったことは全て私が肩代わりしている
私の役割は減っていない
時間も増えない
自分のやりたいことは今まで通りやりたい
となると、かなりのストレスだ

こうやってストレスを抱えている人たちは、たっくさんいるのだろう

我が家は、両家の両親が全員健在だ。
ありがたく、幸せなことだとも思うが、同時にこの先のことを思うと気が重くなることも確かだ。

なんでも背負い込む、私の変わり時であることに間違いはない
変わっていく私を見て楽しんでほしい・笑







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