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作詞ド素人が初めて詞を書いてみた

吟遊詩人といえば、FF4のギルバート。

弱虫ヘタレキャラ扱いされていますが、実際なんやかんや強かな男です。ステータスそんなに強くないけど。

そんな吟遊詩人に憧れたわけではないですが、無職期間の挑戦ということで作詞をしてみました。

「Lazy Rainy Day」という曲です。

ただ、歌詞は恥ずかしいので一部公開とさせてください。澪ちゃんがふわふわ時間作詞した時の気持ちが今ならわかる。

初めての作詞ということで、色々と調べながらやったのですが、やはりネットは偉大な存在。ド素人でも何となくそれっぽい歌詞になりました。

今回は、作詞をする時に使ったものや考えたことなどを挙げていきます。

1.マインドマップ

真ん中にメインテーマを書いて、それから連想されるものを羅列していくやつです。

曲のタイトル「Lazy Rainy Day」は先に浮かんでいたので、「雨」、特に梅雨時の蒸し暑い雨の日をメインテーマとして連想ゲームをしていきました。

「雨」→「6月」→「時候の挨拶」
「雨」→「天気の子」→「今から晴れるよ」
など、雨ひとつ取ってもいろいろな連想ができます。
(時候の挨拶も天気の子も使わなかったけど)

雲、紫陽花、湿気、傘など雨に関係する物を連想することで、詞の方向性がまとまったように思います。

実際に書き出したものは企業秘密ということで…
(べ、別に殴り書きで見せられないとかじゃないんだからね!)

ちなみに書き出したもの以外でも、歌詞を書いてる途中で浮かんだものとかも結構取り入れています。

2.Shikaki

Shikakiというめっちゃ便利なサイトがあります。

これは、キーワード、恋愛ソングか、誰目線か、英語OKかを入力すると、AIが自動的にいい感じの歌詞を生成してくれるサイトです。

キーワード欄に、先ほどマインドマップで出てきた単語の中から使いたいものを入力し、文字数を指定すると、それっぽい歌詞が出てきます。

実際に出てきた歌詞で使ったのは以下です。

・水たまり映る
・空模様
・くすんだ視界


メロディーは先に作ってあったので、そのメロディーにあう文字数を指定してあげると、歌に乗せやすかったです。

今回使った歌詞は結構ありふれたものではあるのですが、自分一人の脳ミソとセンスには限界があるので、そのありふれた歌詞さえもありがたかったです。

生成された歌詞からさらに連想していくこともできるので、とりあえず困ったら適当に文字数を打ち込んで生成してもらいました。

このサイト本当に便利なので、リピ確定です!

3.韻検索

韻は特にラップとかでよく使われるテクニック(?)ですが、似たような発音・母音の言葉をメロディに乗せて歌うことでリズム感を得ることができます。

僕がよく聞くアーティストだと、KREVAのライミングは本当にすごいです。「暴走機関車」と「労働時間だ」で韻踏めるって何者だよ…

あとはRADWIMPSも結構英詞で韻を踏んだりしてますね。

韻を踏むなんてド素人には難易度が高すぎます。今回たまたまタイトルで韻を踏めましたが、それ以上は出てこなかったです。

そこで、韻を検索してくれるサイトを使いました。

例えば「レイニー」と入れれば「デイジー」「クレイジー」「メイビー」などが出てきます。

出てきたものを参考に、実際に歌詞に使ったのが

・「Lazy Rainy Day」→「Maybe Rainy Heart」
・「ガラス戸越しの窓の風景」→「8畳一間の1Kに幽閉」
・「アイスコーヒー」→「マイストーリー」

などです。

韻を踏める単語をもとに、曲のテーマや情景にあう言葉を継ぎ足していくイメージで作りました。

韻を踏むのは正直難しいですが、実際に踏めると楽しいです。個人的には「アイスコーヒー」→「マイストーリー」がお気に入り。

4.好きなアーティストの歌詞を読む

やはり音楽というのは自分の好きなものから影響を受けるもの。好きなアーティストが書いた歌詞を読むというのはかなり参考になります。

今回主に参考にしたのは、レミオロメンの傘クラゲです。

レミオは僕の音楽の原点というのもあるのですが、マジで歌詞がいいです。

曲ももちろんいいのですが、レミオの醍醐味は深い歌詞にあります。

例えばこの「傘クラゲ」、全然有名ではないのですが、隠れた名曲としてファンの間では(多分)人気の一曲です。

歌い出しが

蓮の葉開いて 泥んこの校舎裏
梅雨空に並んだ 二つの傘のクラゲ

ですが、もうこの時点でいい。

一見、「蓮の葉」と「泥んこの校舎裏」は関係なさそうですが、「二つの傘のクラゲ」と続けることで、雨のぬかるんだ校舎裏で、傘(=蓮の葉)が開かれる様子を表現したものだということがわかります。

「雨」という言葉を一切使わずに、雨の情景が目に浮かぶような表現ができる藤巻亮太の脳内を見てみたい。

正直レミオの歌詞は良すぎて真似できません。

結局僕が参考にできたのは、2番Aメロの

蓮の葉弾いた 雨粒は太鼓の音

の部分だけでした。

参考にしたのは2番Bメロです。

傘差す人の群れは 睡蓮の葉っぱのよう
鳴り止まぬ雨のマーチ くすんだ視界に流れ行く


傘に当たる雨粒の音をマーチに見立て、雨でくすんだ視界にそのリズムが流れているという情景です。

ちなみに1番Bメロは、

傘差す人の群れは 紫陽花の花のよう
降りしきる雨の街 パステルブルーの空模様


とし、「紫陽花」を「睡蓮」に変え、紫陽花っぽい情景から睡蓮っぽい情景に書き換えています。

また、傘クラゲ以外にも、椿屋四重奏の「紫陽花」と「アンブレラ」も参考にしましたが、歌詞の内容というよりは雰囲気を参考にしました。謎にオシャレコード入れてるのはそのせい。

歌詞を改めて見返すと、本当にいろいろな発見がありますし、アーティストのリスペクトにも繋がります。

まとめ

・マインドマップで想像を膨らます
・Shikaki、韻検索を活用する
・好きなアーティストの歌詞を読む

つらつらと書いてきましたが、ネットの力と好きなアーティストの歌詞を借りれば、初心者でも歌詞をなんとなく書けることがわかりました。

もう少しちゃんと勉強すればもっといい歌詞がかけるのかなと思います。

とりあえずレミオロメンは歌詞がいい。

僕の曲なんてどうでもいいのでレミオ聞いてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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