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アラサー失格〜26歳になりました〜

第一の手記

無駄の多い生涯を送って来ました。

自分には、人生設計というものが、見当つかないのです。

自分は山梨の田舎に生まれましたので、モノレエルをはじめて見たのは、よほど大きくなってからでした。自分は多摩モノレエルを、上って、降りて、そうしてそれが運賃が高いのだと言う事には全然気づかず、ただそれはベッドタウンを近未来の大都心みたいに、複雑に楽しく、ハイカラにするためにのみ、設備せられているものだとばかり思っていたのです。しかも、半年間そう思っていたのです。多摩モノレエルは、自分にはむしろ、ずいぶん垢抜けた遊戯で、それは鉄道のサーヴィスの中でも、最も気のきいたサーヴィスの一つだと思っていたのですが、のちに多摩センタアに行くなら京王線のほうが半額くらいで済むのを発見し、にわかに興が覚めました。

第二の手記

お久しぶりです。シムーです。

冒頭でいきなり人間失格パロってお前何がしたいんだよ、
とお思いかもしれませんが、本日26歳になりました。
五捨六入しても30なので、完全なるアラサーです。

人間失格を初めて読んだのが16の夏くらいだったので、もう10年来の付き合いになるんですね。。。

人間失格は暗い小説と思われがちですが(実際暗いけど)
人間に対する考えや見方などに着目して読んでみると、言われてみればこう言うこともあるよねと感じることもあるかと思います。
それで僕はコミュ障になった。

そんなことより、今回は近況報告をしつつ、僕の「無駄の多い生涯」について軽く触れていきたいと思います。

第三の手記

まず近況報告です。

仕事辞めることにしました。

BUMP風に言うなら、支えてきた旗を今まさに引き抜こうと決めました。

今月末か来月に退職し、無職になります。養ってください。

当方、若干のPCスキルとコーヒー・紅茶知識、わずかばかりの音楽理論を持っています。あと6月に食品衛生責任者取ります。システムエンジニアですが、IT系の資格は持っていません。

そして、noteとか作曲とか動画とか最近出せていなかったのは、仕事辞めることとAPEXで頭のメモリ容量を食いまくっていたからです。
端的に換言すると、メンタルぶっ壊してました。

今年は毎月曲を作ると言う目標を密かに立てていたのですが、3月は作れず・・・
4月は何かしたいです。

僕が仕事を辞めることを聞きつけ、僕のことをすごく面倒見てくれた上司がわざわざ電話をくれて、「これからだと思っていたのに本当にもったいない」と言ってくれました。

全然仕事できないまま3年が経ち、周りに置いていかれているような感覚に限界を感じていたのですが、こんな自分でも見てくれている人がいたと思うと本当に嬉しくて、ちょっと泣きました。

BUMP風に言うと、電話の後で僕が泣いたことをいつまでも君は知らずにいる。
もうBUMPネタはいいか

第四の手記

そこで僕は自分の人生を振り返り、改めて思った。

本当に無駄の多い生涯を送って来たなと。

本業システムエンジニアなんですけど、趣味でHTMLをちょっと触ってたってだけでIT業界はマジで未経験です。
PC触るの好きだったくらい。

何なら大学の専攻は金融で、ゼミは日本経済。
大学で学んだことが1mmも生かされていません。
将来性を考えて経済系に進んだはずなのに。

さらに、冒頭で人間失格をパクるところからもお察しかと思いますが、経済系なんて全く興味ない文学少年でした。いや文学部行けよ。

さらに振り返ると、高校までの得意科目は英語。しかし、経済系は英語がそこまで役に立つわけではない。

しかも中学まではスポーツマンで、陸上部長距離のエースと呼ばれたり、空手初段取って黒帯持っていたり、どうしてこんなメガネインキャオタクになってしまったのか。。。

僕の生涯をまとめると、

めっちゃアクティブな少年期を過ごしたが、太宰にハマり陰キャになり、ギターを始めバンドでいきり出し、英語を点稼ぎのツールとしか思わず、将来性だけを理由に興味のない経済系に進み、将来性だけを理由に知識ゼロのシステムエンジニアになり、コーヒー焙煎とギターを弾く週末を過ごすさえないアラサーサラリーマンとなる

そんな26年です。

今まで培って来た経験とか、自分の好きなこと・やりたいことを全く行かせていない生涯です。

それがいいか悪いかは置いておいて、多分これあるあるだと思うんですよ。

できれば好きなことだけやって生きていきたいとは思う。

だけど、好きなことだけで生きて行くと言うのは本当に難しい。

だから時代の流れや周りの雰囲気に合った、堅実で無難な道を選んでしまう。

僕も時々思うことがあります。

もし陸上競技が本当に好きで、そのために生きていたいと思っていたのなら、大学は山梨学院とかに行って箱根路を目指し、卒業後も社会人ランナーとして走りながらお金をもらう生活を夢見たかもしれません。

そうしたら、こんなインキャメガネオタクギタリストにはならなかったかもしれないし、充実した生活を送っていたかもしれない。

ただ、現実的に考えてそんな生活をするのには、周りが引くほどの努力をしないといけないわけで、しかもその努力が実るとも限らない。

人生は一度きり、でかい夢を追いかけたいと思う一方で、でかい失敗もしたくないと思ってしまうもの。

結局自分でも何がしたいか分からなくなり、何かそれっぽい仕事につき、贅沢はできないが生きていける給料で生活しているのが現状です。

普通星に生まれた普通星人が、このままでは普通怪獣になってしまう!と思って、それを変えたいと強く願って行動しない限りラブライブでは優勝できないように、行動しないと普通星人のままなんですよね。

別にそれが悪いとは思いません。周りが似たような境遇というのは安心しますし、前例があるから失敗もしにくい。

ただ僕は、何かそれでいいのかなーと思ってしまい、自分らしさを探したいと思いました。

第五の手記

自分らしさって難しいですよね。

僕は器用貧乏なので、いろんなことに手を出してみるものの、それを極めることができずに、中途半端なスキルだけが残る。

カービィのエアライドでいうワゴンスター、FFでいうと赤魔道士的な。何となくマルチにいろいろできるけど、特筆すべき点がないみたいな。

そんな人間なので、自分らしさってのがよく分からないです。

これが俺だ!って言えるアイデンティティがないんです。

だからこそいろんなことに挑戦したいと思っているのも事実。

今はまだ次の職を決めていませんが、何となくコーヒー系の道に進もうかとは考えています。

ただ、実家に帰って家業を手伝うもよし、カフェと楽器屋でバイトしつつ、ネット活動するもよしかなとは思います。

26歳アラサー、周りは結婚やら転職やら昇格やらで僕とはどんどん違う道を歩んでいく。

しかし、まだ20代。

定年65としてもまだあと39年、齢91でまだピンピンしてる祖父の年齢まであと65年。

失敗できる年齢、境遇のうちに失敗しておこうと思います。

毛皮のマリーズ風に言うなら、ビューティフルに生きて死ぬための僕らの人生!

そんな志村の人生セカンドシーズンの幕開けとなるような1年にしていきたいと思いますので、今後とも変わらぬ応援いただけますと幸いです。

今年の目標は、露頭に迷わないことです。

これからもよろしくお願いします!

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