『ヘロヘロ』
(語り)
「俺の人生、このままでいいのか」とお悩みの諸兄よ
!
仕事はやればやるほど増えてくるし、
ストレスは耐えるほど強くなるし、
憂さをはらそうと「とりあえず、ビール!」と言ったって
GTP気になるし、なぁ、山田!
人生って、たかが人生だと割り切ろうとしても
いつも余りがでてくるし、
イノチはもともとタダなんだから
なんだかんだで、結局のところ、
人生ってさ、人生ってさ、、、、
やっぱ愛でしょ!
[歌詞]
人生は争いじゃないよ ヘロヘロ
「ら」と「そ」を 抜いて、やっぱ愛でしょ 人生は
人生って このごろ好きだぜ ヘロヘロ
根っから悪いやつじゃなかったんだな
ヤになったらね 死んだふりしてな
若いときゃ放っといたいって若いさ ヘロヘロ
災いも幸せでヘロヘロ
人生って遠くから見てるとヘロヘロ
理屈通りに動いているもんなんだな
人生って退屈に見えても ヘロヘロ
最後まであなどれないんだ
ヤになったらね 知らんふりしてな
人生って遅刻していくと ヘロヘロ
空の青さに気づくんだ ヘロヘロ
[セルフ解説]
みなさんがどういうときに曲を書いたり、歌詞を書いたりなさるかは知りませんが、わたしの場合には、問題意識があって、それに対する解答という形をとることが多いんですね。
この曲は、世界平和はどのように達成可能なのかという深遠なテーマについて考えていたと思います。
それとはまた別に、現場での必要性として、ライブをやるようになったら、最後にみんなで盛り上がれる曲が欲しいなーとも思っていたんですよw
人間同士の憎み合ってもいない者たちによる戦い、これはどのようにして保留可能なのか、、、もちろんすぐには解決策など浮かびませんが、ノートに書いていた「あらそい」という文字を眺めていたら、それが「あい」と「そら」という二つの言葉でできていることに気付いたんですよ。
えええっ!?
「あらそい」のなかには「あい」と「そら」があるのかよっ!?
「あらそい」という言葉から「ら」と「そ」を抜いたら、「あい」だけが残るのか。
「そ」「ら」を抜けたら、「あい」が残る、、、
そのとき、頭の中にあったイメージは、離陸して上昇していく飛行機です。
飛行機が踏ん張って、ンゴゴゴッッと離陸して民家をしだいに小さなジオラマとして置き去りにしながら上昇していき、もう大丈夫だと安堵してしばらくすると、雲を越えていて、するとそこには一面の青空が広がる場所到達して安定飛行が続きますよね、あのイメージです。
愛のエネルギーで争いの雲や雷雨を乗り越えてしまえば、その先には青空が待っている。
そんなLOVE and PEACEな同義語として登場したのが、「ヘロヘロ」ですw
経済至上主義のグローバリズムのなかで、もはやかつての輝きをなくしてしまったLOVE and PEACEは、脱力とTAOから養分をもらった「ヘロヘロ」によって蘇り、「ヘロヘロ♫」と歌えば「ヘロヘロ♫」と戻ってくるコール&レスポンスの泉の水を浴びて、活き活きとこの時代を闊歩する。
そういう願いがこめられています、ということにしておきましょうw
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