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サピックス:4年生:夏期講習7日目(四国地方):社会のメモ

四国地方の地理 - 授業ノート

1. 四国の概要

  • 日本の四大島の中で最小

  • 本州とつながる3つの主要ルート:

    1. 神戸・鳴門ルート

    2. 児島・坂出ルート

    3. 尾道・今治ルート

本州・四国連絡橋の影響

| メリット | デメリット |
|---------|-----------|
| - 移動時間の短縮(1時間以上→約15分) | - 高い通行料金 |
| - 本州との交流増加 | - フェリー便数の減少 |
| | - 橋のないルート外の島々の不便さ増加 |
| | - 地元経済への影響(ex. 徳島から神戸への買い物客流出) |

2. 四国の農業

2.1 瀬戸内海側の農業

a) 讃岐平野(香川県)

特徴:

  • 広い平野

  • 水不足(季節風の影響少・大きな川なし)

対策:

  1. ため池の利用(ex. 満濃池 - 日本最大級のため池)

  2. 香川用水の整備(吉野川から水を引く)

主な作物:

  • 稲作

  • 小麦(うどん用)

b) 愛媛県(佐田岬半島~宇和海)

特徴:

  • みかんの段々畑栽培

みかん栽培の3つの太陽利用:

graph TD
    A[太陽の直接光] --> D[みかんの木]
    B[海面反射光] --> D
    C[石垣からの熱] --> D

2.2 太平洋側(高知平野)の農業

変遷:
米の二期作 → 施設園芸(夏野菜の促成栽培)

促成栽培の特徴:

  • 定義:冬でも温暖な気候を利用して夏野菜を栽培

  • 目的:高値で販売(旬でない時期に出荷)

  • 方法:ビニールハウスの利用

流通:

  • コールドチェーン(保冷車、高速道路、空輸等)の活用

3. 四国の産業と地域振興

3.1 第六次産業化の例

高知県馬路村:

  • 特産品:柚子

  • 取り組み:栽培(第一次産業)→加工(第二次産業)→販売(第三次産業)

3.2 観光資源の活用

愛媛県松山市:

  • 「坊っちゃん」の舞台を活用した観光地化

4. 四国の人口問題

  • 人口の少ない県:高知県、徳島県

  • 課題:人口増加、地域経済の活性化

四国地方の地理 - 1問1答クイズ

  1. Q: 四国地方で人口が3番目に多い県はどこですか?
    A: 徳島県

  2. Q: 小豆島で栽培が盛んな作物は何ですか?
    A: オリーブ

  3. Q: 四万十川は何と呼ばれていますか?
    A: 日本最後の清流

  4. Q: 本州と四国を結ぶ3つのルートのうち、自転車で渡ることができるのはどのルートですか?
    A: 尾道・今治ルート

  5. Q: 香川県の讃岐平野で水不足を解消するために作られた日本最大級のため池の名前は何ですか?
    A: 満濃池

  6. Q: 愛媛県の佐田岬半島から宇和海にかけて行われている、山の斜面を利用した農業は何ですか?
    A: みかんの段々畑栽培

  7. Q: 高知平野で行われている、冬でも温暖な気候を利用して夏野菜を栽培する農業方法を何と呼びますか?
    A: 施設園芸(または促成栽培)

  8. Q: 新鮮な野菜を遠距離輸送する際に使用される、温度管理された輸送システムを何と呼びますか?
    A: コールドチェーン

  9. Q: 高知県の馬路村で特産品として栽培・加工・販売されている果物は何ですか?
    A: 柚子(ゆず)

  10. Q: 愛媛県松山市の観光地化に活用されている有名な小説の名前は何ですか?
    A: 坊っちゃん