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「ボランティア精神」の鶏と卵。

こんにちは!士載です!

今日は、
「『ボランティア精神』の鶏と卵。」と
題して書きたいと思います。

今日の北日本新聞の朝刊のコラム
「天地人」を出典として、感じたことを
書いて行こうと思います。

(全文は、タイトル写真に貼ります。)

「ボランティアの義務化」。
田中真紀子氏が衆院議員だった
頃に打ち出した。
小中学校の教員免許が欲しい
大学生に、障害者やお年寄りを
介護する体験を求める法律を
作る際に用いた。

ただ自ら進んで動く
「ボランティア」と
法や規則にやれと言われる「義務」。
二つの言葉は矛盾し、
「ウナギに梅干し」じゃないが
食い合わせが悪い。
立法そのものは良かったと
思うけど。

私はこれに関して、
「工夫次第」で心構えを涵養するに
資すると思います。

今でもそうだと思いますが、
「介護福祉士養成校」でも
介護福祉士国家試験を受験する
条件として、「ボランティア○○時間」を
必ず、在学期間中にやるというモノが
あります。

私の在学した介護福祉士養成校だと、
「ボランティア論」という講義を
90分の講義を4コマだったかな、
5コマだったかな、、その「座学」を
社協のスタッフだった社会福祉士の先生
から学び、最後にテストを受けて、
それから「ボランティアの実践」に
向かって行ったという記憶があります。

全ての学生が
「スーパーボランティア」のように
変貌するとは限らないけれども、
何割かの学生は、
「望ましい態度のボランティア」と
して「ボランティア経験」をやって
来てくれる、一つの工夫だと思います。

学校教育の中で「福祉」という単位が
あるのなら、小中学校の教員養成課程で
「ボランティア体験」は
ある意味、必須だと思うんですね。

そういう講義をするというのも
まぁ、「一案」だと思います。

勿論、「義務」とは性質が異なるので、
「24時間TVに参加することで、
課されている時間を一気に消化する」と
いう学生も居ましたよ。

そんな中で久々にいい話だった。
水野達夫(富山県)滑川市長である。
有志が石川県能登町で被災者に
炊き出しをするという。
下ごしらえは滑川の施設で。
そこへ市長がふらっと来て野菜の
カットを手伝い、めどが付いたら
さっと帰っていった。
気を使わせず、口出しもせず。
偉そうなあいさつもなし。
参加者が政治家の手本だと
SNSに投稿すると
9万件に上る「いいね」が付いた。

流石は、私の在学していた
介護福祉士養成校のあったところの
「首長」さんだと思った。

そこは、介護福祉学科は、残念ながら
閉鎖されてしまったのだけれど、、
「理学療法士と看護師の養成校」と
して存続しています。

首長さんがそうなんだから、
滑川市は、いまだに
「福祉のまち」なんだと思う。

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