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【視野を広げる就活】“人との出会い”で気づいた「私も目指していいんだ!」

#知るカフェ就活体験談 vol.5

みなさんは、将来の自分の姿をどんな風にイメージしていますか?

将来について考える時、「みんなこうしているから」「自分もこうしたほうがいいのかな」「自分には無理だろうな」と、固定観念にとらわれていませんか?

今回は、就職活動の中でそんな固定観念から抜け出し、想像もしなかった世界に飛び込んだ、Kさんにお話しを伺いました。就活をする上で大切にしていたことや、どんな風に考え方が変わっていったのかについて、たっぷりお話していただきました!これから将来を考えていくみなさんは、ぜひ参考にしてくださいね!

Kさんのプロフィール
大学4年生。3年生まで院進を考えていたが、学部卒での就職に切り替え、自動車関連会社の技術職に内定。

人生で一番自分と向き合った時間

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ー就活をする上で大切にしていたことはなんですか?

まずは、「自分と向き合う時間」です。人生の中で一番自分と向き合ったときだったと思います。いざ「就活」といっても、企業のことや業界のことに詳しくなる前に、「自分はどういう人なんだろう」「自分は何がしたいんだろう」って、まずは自分を知ることから始めました。そして、「私は〇〇がしたい!」と思ったら、「それは何で?」と自問自答を繰り返して、自分がどういう人間なのかということを理解していきました。

2つ目は「人との出会い」です。就活をしていく中で、人事さんやリクルーターさんなどたくさんの人に出会いたくさんのお話を聞いたんです。話していく中で私の考え方が大きく変わり、感謝できる出会いがたくさんありました。

ー特に印象に残っている''出会い''はありますか?
 
初めて内定をもらった会社の人事さんとの出会いです。その方は、技術職は無理だと思って事務職しか視野に入れていなかったそうです。そして、「事務職をしていたけれど、なんだかしっくりこなくて、思い切ってIT企業のSEに転職したら、仕事が楽しくて仕方ない」と仰っていて。「あ、なんか自分と同じだ」と思ったんです。当時は、「私は学部卒だし技術職は無理かな」って勝手に思い込んでいて。生命科学部なので生物系か食品系かなぁと、勝手に自分の視野も狭めていたんです。でも、目の前にそういう人がいると、私もできるかなって勝手に自信が湧いてきました。もしかしたら生命科学部だからとか学部卒だからとか決め込まなくていいのかなって思うようになったきっかけをくれた人ですね。


ー就活の前後での価値観の変化は他にもありましたか?

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ありました!2つあって、1つめは院進から就職に変わったことです。3年の前期まで学内進学を考えていたし、家族にも話していたんですね。なんとその理由は、ざっくりと「理系だから」(笑)。あとは、学内の進路セミナーで院卒の方が給料が高いと聞いたからでした。

でも、そんな時に卒業された先輩と話す機会があって。「学部卒に求められるものは、何を研究してきたのかやどんな技術を持っているのかよりも、大学で学んだことを通してどう考える人間なのか(=どんな価値観を持っているか)だ」という言葉が私の中で大きく響いたんですよ。私は、院に進むにあたって明確な目標がなかったし、研究内容を生かすよりも自分の内面で勝負したいってその時に思いました。それで思い切って院に進むのをやめちゃいました。話を聞いたり、相談したりすることってとっても大事だなぁと実感しました。

2つめは、事務職のみから技術職へ志望職種を広げたことです。技術職に就くには院に進学しないとほぼ無理と聞いていたので、院進をやめた私は、勝手に事務職のみで探していました。実際、研究室に入って院生の先輩を見ると、論理的思考力もあるしプレゼンも上手いですしね。

だけどある時、たまたま参加した知るカフェのMeetupで、自動車関連の会社(のちの内定先)の方に「専門性が高いからこそ一から教えているので、安心してほしい」と言われたんです。何も分からなくても"大丈夫"と断言してくれたんです。あ、私目指してもいいんだ。可能性は0じゃないんだって一気に視野が広がった瞬間でした。もし仮に、ホームページに大丈夫って書いてあったとしても、どうせ採用されたいんだろうなって思っていたと思います。これは直接話せたから、直接大丈夫と言ってくれたからわかったことでした。

直接話すことの大切さ

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ーそこで出会った企業への就職を決めたのはなぜですか?

まず、視野が広がった私は、今まで見てこなかったいろいろな企業を見て回ったんです。諦めてた業界や興味のない企業も。多くの企業を見たことで、自分に合わない企業、合う企業が明確になってきて。

そこで、自動車業界なんて考えもしてなかったんですけど、大丈夫と言ってくれた人事さんがいる会社がどうしても気になって!Meetupに参加した時に案内されたインターンに行ってみたら、その人事さんが私の顔を覚えていてくれたんです。まず覚えててくれたことが嬉しかったし、やっぱり大丈夫って言ってくれたんですよ。いろいろな業界を見ていく中で、私はサービスを売るより物を作る人になりたいってはっきり言えるようになっていたのもあって、すごく興味が湧きました。また、その会社から現状に満足していない姿勢とか、勉強をし続けている雰囲気がすごく伝わってきたんです。偉くなっても研修があることとか。私の就活の軸にすごく合っているなと思い、この会社に決めました。

ー就活の軸はなんだったんですか?
 
向上心を持って働き続けられるかどうかです。

2年生のとき参加した別のMeetupで、ある企業の人事さんに、「会話だけじゃなくて対話ができるようになろう」って言われたことがあって。会話は普通にお喋りすること。でも社会に出たら、ただ話すだけじゃなくて、意見が異なる人と、いかにお互いが納得できる結論にたどり着くかが大事だと仰っていて。それを聞いてから、私はずっとこの言葉が好きで、自分の中でとても大切な言葉だったんです。

それを就活に置き換えてみると、お互いが納得するためには?相手を尊重し謙虚であること。謙虚であり続けるためには?向上心を持って学び続けられることかなって分析したんですよ。向上心がある人は他人に惑わされない芯が通った人だし、そういう人は他者を尊重できるから、人を見下したりしないなって思うから、私もそんな人になりたいと思い、向上心をいつも持って働ける会社かどうかが一つの軸でした。

あとは、女性が働きやすいかどうかです。育休産休が数値だけではなく、ほんとに取れやすい雰囲気かどうか、結婚しても働ける雰囲気なのか直接聞かなければ分からないことを絶対に聞いていました。ホームページや合同説明会などでは数値は分かってもほんとに取りやすいかどうか信用できなかったんです。人事さんの結婚指輪とかみてはめてたらすぐ聞いてましたね(笑)

最後に

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ーあなたが思うMeetupのいいところはなんですか?

 その会社の雰囲気が本当によく分かるところです。人事さんが私の話を聞いている姿勢や会社としてどのような考えを持っているのかがよく分かります。あとは、選択肢が広がることです。実際私は、参加しなかったら縁もゆかりもなかったような企業と出会うことができました。気軽に幅広く企業を見れるので知らない世界に飛び込むことができますよ。

ー就活を控えた学生に一言!

辛い時期もあるかもしれない、ネットの情報に惑わされるかもしれないです。勝負曲を決めたり(面接前はこの曲!とか)、たくさんの企業との出会いや自分自身の新しい一面を知ることを楽しんだりして、自分の軸がブレないように頑張って下さい!

Writer:Chiseri Ida(Ritsumeikan University)

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