見出し画像

梅雨時期も

こんばんは。

僕の大嫌いな梅雨時期がやってきました。

雨自体は嫌いじゃありません。

持病の閃輝暗点(片頭痛)が酷くなる時期。

これが無けりゃ全然嫌いじゃありません。


さて、そんな梅雨時期を乗り越えよう。

そんな思いで始めようかと。

Shirube取り扱いフィジカル音源1枚につき¥100 OFF

(雨の日&店頭購入のみ)

洋服と一緒のご購入で

洋服10%OFF  &  CD ¥100 OFF

Shirubeオープンしてから初の音源の割引をします。

好きで取り扱っている音源、今までSALEをしてきませんでした。

恐らく大手CDショップよりも抱える在庫はとても少ないので。

うちだと各タイトルで10〜20枚取り扱います。

追加を重ねて合計で50枚くらい仕入れたものもありましたが。

そのフィジカルを何で割り引くの?

理由は少し別のところにあります。



CDの取り扱いを始めて、嬉しいことにコロナの状況になる前は、

DJイベントに出演させて頂いたり、ライブにたくさん行ったり。

その影響もあってか、DJをやっている方、イベントをオーガナイズしている方にもご来店いただき、CDの売れ行きは正直好調でした。

ライブ前、イベント前にご来店いただき、音源を購入するお客様もすごく増えました。


それがコロナ禍によってCDの需要が減ったのかな。と少し感じます。

“イベントで流したいから”

“DJで流したら最高かも!”

イベントの縮小や、中止などにより、こういった声も聞かなくなりました。

正直残念だなという感情は抱いていなくて、仕方無いかなあ。という印象。


また、順序は違えど、

CDを買って(掘って)、ライブに行って、

どんどん新しいモノに触れていく。

“ライブで見てすごく良かったので買いに来ました”

“これからライブなのでこれ買っていきます!”

こんな感じの会話も減ったなと思います。


この状況の中で、僕が出来ることって何だろう。

音楽をやっていない自分がフィジカル販売することの意味って何だろう。

コロナ禍になってからいつもそんなことを考えていました。

まだ、策は見つかった訳ではありません。

でもこの渦中で失ったものは見つけました。

“出逢い”

DJイベントで新しい音楽に出会う

ライブで新しいバンドに出会う

店舗で新しい洋服に出会う

店舗で新しい音源に出会う

コロナ禍で減ったり無くなったのってこれかなと。


そして、音楽って洋服よりも少し伝わりにくいと思っていて。

店舗に立っている人間しか分からないのかなと思うのですが、

洋服ってご自身の目で見た感覚で選べるモノが殆どなのですが

CDが並んでいても見た目で選べる感覚ってないと思うんです。

洋服って見ただけで“これ自分にピッタリかも”とか“良いモノなんだろうなあ”ってのは何となく伝わるじゃないですか。

CDってジャケやラッピングを見ただけで伝わらないじゃないですか。

まあ、視聴すれば良い話なんですが。


ここまで考えた時に、

じゃあ自分が買う時に大事な事って何だろうって考えたんですね、

僕、多分何に対しても

出会った理由だったり、これが此処に在る理由だったり、

そこに吹き込まれている命だったり意味だったり息を

伝えてくれる、人やモノが好きなんですね。


“これかっこいいよね” “すごくお似合いです” “相場より安いから”

って買うモノもまあたまには良いんだろうけど、

吹き込まれた命や意味、息をしっかりと言葉にして伝えてくれる人から買いたい。

これが自分が消費する理由なのかなと。


ごめん、話めっちゃそれてますね。笑


服に関しても、

これはこういうモノでこの時期に生産されたモノでこういう人たちに人気で、相場はこれくらいでこういう歴史があって。

その店にコレがある理由が教科書でも見れるような理由よりも

そのお店の人がこの服と出会った理由だったり、

この音源(バンド)と出会った理由だったり、

裏に潜んでいる光景を言葉にしてアウトプットすることが大事だなと僕は考えていて。


お店に存在している以上、そのモノの詳細は知っていることは当たり前のことであって、お客様にお伝えするのも当たり前のことであって。

“秘話”って訳ではないけれど、

そのバンドとなんで出会って、自分はどこが好きで、どうして此処に在るのか

これをちゃんと言葉で伝えることが音楽をやっていない自分がフィジカルを販売する意味であって

この状況で僕にできることだと思う。



ここ最近ではライブも少しずつ増えてきて、

久しぶりにライブ前のお客様がご来店してくれて実感しました。

最近だと、カネコアヤノ仙台公演、Doorsに行くというお客様と話の流れでCOSMOS(フリージアン)の話になり、全員クージーアンモライツを購入してくれたり。

No Busesの新譜と一緒にGroup2の7inchを購入してくれたり、

ヘルシンキのファンの方が来店してくれて、古着に興味を持ってくれたり。

(このパターン、仙台公演の衣装をやってからちょこちょこあります)


これなんだよなあ、、と。

少しずつ実感しています。

ただ、モノを提供したいんじゃなくて、

お互いに共有して、お互いに変化していく。

新しいモノに、もっと興味を持っていく。


もっとこういう実感を共有したくて、

初めてフィジカルの割引をすることにしました。

ここにたどり着くまで長かったね、すみません。


ここまで書いていたら、雨止みました。


オンラインショップはCD音源送料無料でやっています。

CDの単価で送料無料にするのは正直キツイです。笑

でも、この機会ということで。


新しいモノへの興味、関心、

1歩踏み出す糧になっていただけたら嬉しいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?