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失敗と完璧主義

勇気を振り絞って踏み出した一歩が、いとも簡単に台無しになってしまった。

はじめこそ絶望感に苛まれたものの、今となってはもう馴染んでしまった。

どれだけ自分の能力をかいかぶっていたんだろう。そんな自分にも辟易した。

致命的な失敗ではないし、自分の糧になる・してやる そう思えば大丈夫な気がした。


人はそうして失敗や絶望をこなしていくんだ。

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失敗は怖い、してはいけない。したら取り返しがつかない。

そんなふうにいつからか失敗を恐れ、完璧を求めてきた。

完璧を求めるあまり、小さな失敗や妥協でもイラつき、自分を責めていた。

完璧じゃなくてもいいのに。

むしろ、完璧なんて誰が決めていて、誰が得するんだろう。

自己満足な完璧主義は自分の首を絞めるし、巻き込まれた人をも傷付ける。

完璧主義の減点方式をやめ、加点方式に変えたらどうだろう。

きっと今よりいくぶん生きるのが楽に、楽しくなるのではないか?