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固定の美容院見つからないマン

前回の続きです。

松坂牛を噛まずに飲み込んでしまった僕は気づきました。

いろんな美容院を回って美人なシャンプーニスト?シャンパー?シャンプリアン?シャンプンチュ?(シャンプーしてくれる人)を探そうと。
正直、髪型にあまりこだわりはないので、どちらかというとシャンプーの気持ちよさを求め、旅に出ました。

いくつか美容院を回って気づいたことがあります。恐らく、シャンパーはその時手が空いている人がやってくれている。つまりランダム・手空きスト・シャンピングなわけです。
美人なシャンパーがいても、シャンピングしてくれるとは限らないのです。

これは非常に悩みました。「髪切る人は誰でもいいからシャンプンチュを指名させてくれ!」と言いたくなりましたが、美人を選んだらそれはもう大人マッサージ店と言っても過言ではないし、お下劣な心を見せるわけにはいきません。

美容院を変える煩雑さをなくすために、私は妥協して、切ってくれる人を女性にしました。
「シャンピングが気持ちよければもういいや」
その気持ちで女性に髪を切ってもらい、シャンプー台への案内人兼シャンプリアンが現れました。
なんとその方は女性でした。しかもショートカットでタトゥーを入れている程おしゃれで美人でした。
僕はその時の高揚を表す文章力はありませんが、例えるなら、好きなバラエティ番組がスペシャルで、明日は休み、しかも珍しく父親がケーキを買ってきてくれて、そのあと僕以外の家族は全員用事ができて家には僕1人きり。そのくらい嬉しいです。

そんな高揚を抱いた私が案内された先には謎の機械付きのシャンプー台でした。
心の中のロバート山本さんがいいました
「なんだ〜っ?」

「うち、シャンプー機械でやってるんですよっ(素敵な笑顔)」
なんとメカニックシャンパーだったんです。
松坂牛を食べにいこうと思ったけど、サラダチキンだった時の気分です。

シャンプーが終わった後、頭だけでなく、顔まで濡れていました。

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