何が幸せなのか

彼と過ごした時間は幸せだったと思っていた

付き合って1ヶ月目
彼氏のスマホからTinderを見つけた
仕事で使ってると言われた許した
そして彼は気だるそうにその仕事はやめたからこれ以上詮索するなと言った

2ヶ月目
毎晩のように夜中にかかってくる電話が妹ではなく元カノだと分かった
彼の一人暮らしの家に出入りしてることもわかった
仕事だからしょうがないんだと言われた許した

3ヶ月目
カラオケ屋の駐車場で殴られた
次の日カフェで謝られた、こんなことをしたのは初めてだ、酔っていて記憶が曖昧だ、もうしないと言われた
許した

1年目
リストカットの日々と戦い
体重が15キロ落ちた
喧嘩する度に殴られた
別れられなかった幸せだと思っていた

1年半目
辞めたはずの仕事をまたしていた
私の友達から彼に無理矢理やられたと言われた
同意の上の浮気だろうと思った
彼はやっていないと泣いた許した

1年目8ヶ月目
仕事がうまくいってないのは私のわがままのせいだと首を絞められた
この時は全身がアザだらけだった

2年目
彼氏のスマホから色んな女の子とのLINEやDMが出てきた
みんな私とも仲のいい子だった
私に秘密ねと言っていた
ボロボロだった許せなかった

2年1ヶ月目
彼は元カノと見るに堪えないLINEをしていた
仕事を辞めるから許してと泣きついてきたのは嘘だったのだと思った

2年2ヶ月目
なぜか高校の同級生の男の子から朝に着信があり、彼に首をしめられた
このままでは死ぬんじゃないかと思った

2年3ヶ月目
彼と色んな女の子とのやりとりを思い出して、彼に触れられることが気持ち悪くなった
彼は嫌だと泣く私を無理矢理抱き続けた
私は心の体もボロボロだった

2年4ヶ月目
大阪旅行に行った
何か変わるかもと思ったが旅行先で喧嘩をしてホテルに帰って無理矢理抱かれた
その後、祖父の体調が良くないと嘘をつき、実家に帰ってから別れ話をした

一人暮らしの家に戻ると彼が私にどうにかして会おうとしてきた
怖くて怖くて毎日を友達の家で過ごした


DVとは恐ろしくて
ハネムーン期間にこれが本当の彼だ
彼は優しい怒らせた私が悪い
と思ってしまう

周りの声なんて耳に入らない

振り返れば私は都合のいい人形だった

彼の機嫌が悪くなる度に
親の教育がどうのこうの
そんなだからだめなんだ
親も周りの友達も今までの環境も
私の全てを否定する言葉が降り注がれる

体格差でも力でも敵わない

私の幸せは彼の隣だけにあると思っていた

落ちた体重もボロボロの体も心も
見て見ぬふりを続けた

私は幸せだと思っていた

何が幸せだったのだろう

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