長期投資で「そーせい」をおすすめする同人誌(初級編)
Twitterやブログをご覧になっている方、こんにちは。
当noteで初めてお目にかかる方、はじめましてです。
バイオ株専門ブログ「shiroshiroのバイオ株投資」を運営しておりますshiroshiroと申します。
日頃より当ブログで、決算や学会、論文などを取り上げておりますが、このたび、自身が特に取り上げている「そーせいグループ株式会社」について、なぜ長期投資でおすすめしているか、その理由をまとめることにしました。
先にお話ししますと、このnoteの目的は株価の上昇ではありません。
『そーせいグループの株式を持つ長期投資家を増やす。』
を目的としております。この市場界隈にはそーせいグループを始め、多くのバイオ企業には、個人投資家からお金を奪い取ろうと、空売りを仕掛けてくる機関が数多くいます。
本noteは有料とさせていただいておりますが、
『バイオで損をするなら、せめてこのnoteを買ってから損してほしい。』
そのくらいの思いで、約20,000字弱もの考えを込めました。
この金額ですと、株式投資で一瞬で1万円、2万円損するどころか、手数料分で消えてしまいます。でしたら、まだこのnoteを買って損したところでダメージはありません。ひょっとすれば、今後の損を小さくする可能性もあります。
そして、本noteの内容ですが、こちらを読んで頂くことで、
①そーせいはいったいどういう会社なのか
②投資への不安に対して、なぜそーせいの長期投資がいいのか
③株初心者が生き残るための心の在り方
以上の3点をメインに理解して頂けるように作りました。
そして、もう一つ。
何かを説明することは決まって難解です。バイオとなればなおさらです。
そこで、分かりやすく見て頂くため、
「読者のみなさまがおそらく既に持っているであろう疑問」
をQ&A形式で順序立てております。
幸いにも、このnoteはすでにそーせいの株主になっている多くの方々に購入頂いて、数多くのご好評をいただくことができました。
もし、”そーせいに興味はあるけど、どんな会社かよくわからない…”、”基本的に難しくてとっつきづらい…”、そんな方がいらっしゃれば、ぜひ読んで頂きたいです。
それでは、目次に参りましょう。
【1.そーせいはいったいどういう会社なのか】
(1)そーせいグループは何をする会社なの? (紹介)
そーせいグループを始めとして、多くのバイオベンチャーは、「世間で利用される医薬品を作る」ということを目指して、経営をしています。認可を受けて市場へと出て販売される新薬は、一般に上市品(じょうしひん)と呼ばれます。
収益の稼ぎ方は、企業によって微妙の異なるのですが、大まかにいうと…
①上市品を販売する。
②他社に薬のもとを買ってもらい、一時金/マイルストンをもらう。
③他社に上市品を販売してもらい、使用料(ロイヤリティ)をもらう。
④独自技術や試薬を販売する。
という4パターンに分かれます。
ただ、バイオベンチャーでは①をする企業はありません。それができるのは、武田薬品工業などの大企業にしかできません。なぜなら、上市品を作るまでに行う試験(※臨床試験と言います)に多額の費用が掛かるからです。
すると、通常のバイオベンチャーは、臨床試験の途中で、薬のもとを大手製薬企業に買ってもらうこと(※導出(どうしゅつ)と言います)が一般的です。これが②となります。その際、契約時にもらう「一時金」と、臨床試験で次の段階に進んだ時などにもらう「マイルストーン」の二つがあり、どちらもボーナスのような立ち位置(一回受け取って終わり)になります。
そして③ですが、難しい臨床試験を突破したのち、薬が売れたあかつきには、売上高の何パーセントかを「ロイヤリティ(使用料)」として受け取ることが出来ます。ボーナスに対して、毎月のお給料のような。安定した資金を得ることが出来ます。この安定収入は、バイオベンチャーにとって非常に重要な資金源になります。
それとは異なり、企業が持つ独自技術を買ってもらう、研究試薬を販売するというスタイルも存在します。こちらが④です。この場合は、自社開発もしつつ、ライセンスも売りつつという兼業スタイルも存在します。
さて、そーせいの場合はというと、②(薬のもとを販売)と③(売上ごとの使用料)の二つで収益を稼いでいます。
他の企業も、②や③をしている企業はあります。
ではなぜ、「そーせいグループ」を推すのでしょうか?
そこには、通常のバイオ企業ではあまりない黒字を出せるほどの【収益力】と【技術力】が存在するからです。
(2)そーせいって赤字バイオじゃないの? (収益力)
そーせいグループの話をしてまいりましょう。
②、③の話をしていくうえで、早速ですが2019年12月期の決算業績を見ます。本noteリリース日の2019年11月15日では、第3四半期の決算が出ました。
《そーせいグループ株式会社 2019年12月期第3四半期決算》
《四半期別 業績》
ほかのバイオベンチャーと比べても非常に優秀な数字になりました。そう、
「そーせいは万年赤字会社じゃないの?」
というご質問については、
『それはここ2年までのお話です。』
と言えるようになってきたのです。
少しそーせいのホームページをのぞいてみましょう。
こちらは過去3年間の売上収益と営業利益の推移です。
後程お話ししますが、2017年3月期のアラガン社提携による大幅黒字の後、約2年ほど(提携は期初だったので実質2年以上)、この会社は赤字を出し続けていました。
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