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あをによし奈良の旅-その10-

東大寺大仏殿(その2)
如意輪観音坐像・左 虚空蔵菩薩坐像・右
大仏の左右には脇侍として安置されている木造の観音菩薩
大仏を拝観するのが目的に来ている人が一般的だと思うが、入殿した瞬間、この2体の像の存在も併せて観る人に安心感や荘厳さを与えてるように感じた

江戸期再建時の大仏殿の模型・左 鎌倉期再建時の大仏殿の模型・右
今の大仏殿は左で1691年に建てられたもので3代目
初代奈良時代の大仏殿は、横幅が今よりも横幅約30m大きく、約86mもあったそう

鴟尾(しび)
大仏殿の屋根両端につけられる飾りの一種 沓(くつ)に似ていることから沓形(くつがた)とも
飛鳥時代に中国から日本へ伝えられたと考えられていて、火除けのまじないが始まりと云われてるそう
天守閣にある鯱の先祖みたいな存在であるとかないとか

柱の穴くぐり
大仏の鼻の穴と同じ大きさで縦37cm×横30cm
くぐり抜けるとご利益があるということで、かつて小学生の時くぐった穴は今も健在だけれどもコロナ感染防止対策で封鎖中

大仏殿紹介ラストは『八角燈籠』
大仏殿は3代目に対して兵火にも難を免れ、東大寺創建当初からあるこの燈籠
源頼朝他、歴代の将軍も対面したであろう貴重な現物
がしかし、拝観した時、居た人のほとんどがまさかのスルー
音声菩薩が見事に浮かび上がるという明かりが灯されている燈籠も観てみたかった

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