【育児】男の育休4カ月を取得した感想
こんにちは。しろらぶです。
私事ですが、昨年、男の子が産まれました。
ぼくの職場は育児休暇の制度が整っていることもあり、育児休暇を4カ月ほど取得することができました。
初めての育児で感じたことや勉強になったことが多々ありましたので、そのことについて書きたいと思います。
育児で女性にしかできないということは基本ない
育児って、ミルク、おむつ替え、寝かしつけ、あやす、お風呂・・・などなどやること山積みです。
赤ちゃんは繊細なので、それぞれにきちんと方法があって、覚えることや慣れなければいけないことも山ほどあります。
そんなやること山積みの育児ですが、世の中では、どこかで「育児は女性がやるもの」という認識がある気がしています。
というのも、ぼくの親族は「育休なんか取って出世に響いたりしないの?」と疑問を持っていたり、上司も育休明けに「育休って何してたの・・・?」と聞いてくるくらいでした。
特に上の世代には、男性が育休を取るということは異次元の世界の話のようですね。
ぼくはというと、育児は夫婦で協力してやるものという認識があって、育休取得もかなり前から会社に話していたので、それなりに「育児に前向きな男」だと思っていました。
しかし、ふたを開けてみると、基本的にぼくの方が妻から教えてもらう立場で、あれもこれもできないことだらけで悲惨でした。
おむつも丁寧に替えられなくて漏らすし、あやしても泣き止まないし、お風呂でも泣き止まないし、、、ということで自分の認識の低さに気付くところからスタートしました。
ぼくの祖父も父もほとんど育児はやってこなかった人で、そんな環境で育ったぼくの心の奥の方には、「育児は女性がやるもの」みたいな意識があったのかもしれません。
よく母親は胎内で育てる期間があるから、父親の方が「親」になるのに時間がかかるといいますが、父親もその間に勉強して対策を練るくらいはできたはずなので、言い訳ですよね~。
そんなぼくも父親として5か月目に入りまして、ずいぶんと慣れてきて、あることに気付きました。
「育児で女性にしかできない」ということはない。
「完全母乳」で育てている場合には、その役割は母親にしかできないかと思いますが、それ以外は基本的に父親でもできます。
継続して頑張ればできます。
赤ちゃんが足をバタバタしながらでもおむつ替えができるようになりますし、あやして泣き止ませることも、お風呂で楽しい時間を過ごすこともできるようになります。
ぼくの中で完全に「育児で女性にしかできないということは基本ない」という考えが確立しつつあります。
これが子供が産まれて心から学んだことの一つです。
ただ、これも育児休暇を4カ月取得して、積極的に育児にかかわる体制を築くことができたおかげだと思っています。
完璧を求めてはいけない
次に学んだことは、「完璧を求めてはいけない」ということです。
今はネットに子育てに関する情報がたくさんあって、これをしてはいけない!これをしなければいけない!というような情報を見ることもあります。
たとえば、「朝は早起きして、ミルクの時間・場所は毎日同じようにして、絵本を読み聞かせて、日光浴をさせてあげて、夜は9時には寝ましょう・・・」みたいな。
(大事だとは思いますが、育児になるとこんな簡単そうなことができないんですよねぇ…)
しかし、大人の性格がそれぞれ違うように、赤ちゃんの性格もそれぞれ違うし、成長するスピードも違います。
不確かな情報に流されて、これをしなければ!と自分たちを追い詰めると、いっぱいいっぱいになって、夫婦仲が気まずくなり、それこそ赤ちゃんに悪影響を及ぼします。
また、とってもおしゃれな空間で、おしゃれな服を着て、おしゃれな音楽を流しながら育児をしているような動画を発信している人もいます。
そんな生活に憧れる瞬間もありますが、まず親としてすべきことは、赤ちゃんをある程度健康に育てるということだと思います。
そこに対しては完璧を求めずに、まずはできることから、親としても子供と一緒に成長していくことが大事なのかなと感じています。
まだ育児歴5か月なのですが、「完璧を求めなくていいよ」ということは、育児を始めてすぐの自分に伝えたいですね。
自分&夫婦の時間は基本なくなる
これは、覚悟していましたが、基本的に自由な時間はなくなりますね。
子供が産まれる前も一日が早すぎて、自分や夫婦の時間を確保するのが難しいなと感じていましたが、正直、比じゃありません・・・。
朝から晩まで育児でやることはありますし、自分たちの家事も仕事もしなければいけません。
自分の時間は、育児の交代制を取り入れることで、確保することができなくはないのですが、落ち着いて夫婦でおしゃべりをする時間などはほとんどなくなりました。
ただ、悪いことばかりではなくて、読書や勉強をする自分の時間については、制限時間がかなり限られているので、むしろ集中力が高まって、効率は良くなったなと感じます。
これから子供を産むことを計画されている方は、今のうちに、自分と夫婦の時間を十分に楽しんでおくことがおすすめです。
とんでもなくかわいい
ここまで、育児は大変ということについて書いてきました。
しかし、一番の発見は、自分の赤ちゃんはとんでもなくかわいいということです。
ぼくは自分の子供が産まれる前は、自分の子供をかわいいと思えるのか、きちんと愛情をもって育てることができるのか、すごく不安でした。
…というのも、ぼくは、町中にいる赤ちゃんや友人の赤ちゃんを見ても、心からかわいいと思えることが少なくて、正直、うわべの反応をしてしまうこともありました。
産まれた直後も、あまり実感がなく、かわいいと言えばかわいいが、これから大丈夫かな・・・?と思っていました。
しかし、積極的に育児をしていくなかで、大変なことが山ほどありますが、ふと笑ってくれる顔がとってもかわいくて、すべてが報われることに気付きました。
ぼくのように赤ちゃんを心からかわいいと思えていなかった人でも、もしかすると自分の赤ちゃんはすごくかわいいと思えるかもしれません。
まとめ
ぼくが育児休暇を4カ月取得して学んだことは、
育児で女性にしかできないということは基本ない
完璧を求めてはいけない
自分&夫婦の時間は基本なくなる
自分の赤ちゃんはとんでもなくかわいい
ということでした。
子供ができるまでは、こんな生活になるとは夢にも思っていませんでした。
街中で子供連れの人を見ると、心の中で「頑張れ!」と応援するような自分になるとは思ってもいませんでした。
大変なことはたくさんありますが、自分たちのペースで、周りに流されず子供と一緒に徐々に成長していくことが大切なのかなと感じています。
お母さん、お父さんの皆さん、本当にいつもお疲れさまです。
一緒に頑張っていきましょう!
ここまで読んでくださってありがとうございました。