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「モモ」の灰色の男って実在するの?

とてもいいい話を知ったので紹介させて頂きます。


あらすじをご存知出ない方は是非上の記事を読んでから、読み進めてください。短くまとまっています。


それでは灰色の男というのがなにかわかった所で、灰色の男というのはなんなのかを考えてみましょう。


民主主義って大事じゃないですか。みんなが多数決で重要なことを決めるからごく一部の人だけがえこひいきされるような展開にはならないで、みんなで税金を払って福祉を充実して安心して快適に生活できるようにするシステムですよね。


むかしの貴族や王族が支配するシステムだと支配者が賢明な場合は民衆も幸せだけど、代が進むにつれて現実感の希薄なボンボンが権力を持つ展開になってひどい政治になっちゃったりという野蛮な時代を人類は克服して、民主主義でもってだれでも政治に参加して意見を反映できるようになった。


素晴らしいことです。


で、その民主主義を機能させるには情報の公開と共有がミソになるわけですよね。例えば二酸化炭素の排出量をあと10年で今の一割までに減らさないと地球環境が破壊されて今の人口が保てなくなるという研究があっても、これを税金をつかって研究した人や一部の金持ちしかその研究結果を知らないという状況では、みんなが損しますよね。


幸いにして科学者たちは二酸化炭素の弊害に関しては自由に情報を公開できる状況がありますので、我々は二酸化炭素の排出量に関しては重要性をしっかり認識しています。

二酸化炭素税を払って産業の発達している国から率先して再生可能エネルギーへの転換を支援するのは仕方がないことであり、良いことであると先進国民はよく理解していますので、その民意を反映するべく気候変動に関する政府間パネルIPCCなどを通じて政治的努力が世界中に広がっている訳です。


さて、ここで科学とはなにかについて考えてみましょう。


科学はこのように現代社会において意思決定プロセスに重要な基礎的な情報を提供する民主主義の根幹であると言えます。


そして科学的な主張と政治的な主張を分けるものは、主張に自由に反論できるかどうかという部分です。


政治的な主張というのは、正しいかどうかではなく得するかどうかが一番重要であるので、金持ちの税金を下げるとまわりまわって貧乏人も得します!!という主張を第多数が信じるようになれば、金持ちはウハウハです。


この主張が実際にだたしいかどうかはあまり重要ではありません。


しかし、科学界というのは違います。


科学者とは真実のみに興味があるので、間違いを指摘されても優秀な科学者であるほど喜んで指摘を吟味します。


そして、今ある証拠から一番もっともらしいという理論が科学者からの支持を受けるのです。


そして、重要なのはどれだけ権威のある科学者が主張している理論・主張であろうと、あらたな実験結果や、過去の知見を複数つなぎ合わせて見えてくる矛盾などの批判が自由に議論されること。


これが科学の素晴らしいところであり、そうでなければ科学ではなくカルトです。


ここで問題があります。


科学は民主主義の意思決定プロセスで最も根底にある基盤であると言いました。


ということは、あなたが超お金もちとして生まれたのなら、科学者を買収してウソを言ってもらって、民意の形成に影から影響を与えちゃいたいなーと思いませんか?


科学者も政治から完全に自由ではありえない・・・かもしれないのです。


例えば、先程のお金持ちへの減税政策の場合、お金を払って金融分析コンサルティングファームや有名大学などに研究をさせて、有名な雑誌にでもねじ込めば科学者のお墨付きがいただけます。


そして、反対の研究結果もあるでしょうが、メディアに広告費をだしてお金持ち減税政策のいい点を主張する論文だけ有名にして、反対の論文については報道することを控えてもらいます。


これは可能でしょうか?


もし、こういう事が可能だとすれば、この超お金持ちは「灰色の男」そのものではないでしょうか?


灰色の男が現実の世界にいるかどうかは、ちょっと時間をかけると確認できるかもしれません。


例えば、二酸化炭素排出量の話しは、世界中の優秀な科学者達が自由に議論した結果の総意であり、科学的な主張であると仮定しましょう。


仮定?常識でしょう???


いえ、時間の無駄かもしれませんが、こういう常識を疑ってみる作業をする暇人が時間節約術のプロであるみなさんが見落とす重要なことを発見したりするかもしれませんよね?


もし二酸化炭素が気象変動の元であることが科学的な主張であるのならば、これへの反証は奨励されるべきであり、抑制されるべきではありません。そうでないのならこれは政治的主張ということです。


動画共有サービスとして一番影響力があるユーチューブを見てみましょう。



主要メディアであるアキシオスが報道するところによると、ユーチューブを所有するグーグルは、気象変動を否定するコンテンツについての広告配信を禁止する決定をしました。本職ユーチューバーは失業しかねません。


つまり、気象変動については反論は望ましくないということです。


それでも科学者の総意がそうであれば、百歩譲って問題はないのかも知れません。でも、科学者の総意と言われるものが、実は恣意的に選ばれた気象変動肯定の科学者のみからなるエキスパート集団だとしたら意味がありません。

広告掲載拒否になった主張の多くは、科学者達が正直にデータを公開していない、分析を正しくしていない、専門家の選別が恣意的だなどという批判を科学的に行っているのです。


・・・これってカルトですか?


一般の方が、どちら側の主張が正しいかを決めるには、まず双方の主張を理解して、吟味して比較分析する必要がありますよね。


みなさんにはそんな時間ありますか?



ないですよね。


だからググって専門家がなんて言っているか?テレビのコメンテーターはなんて言ったかとかウルトラマンが地球で活動できる時間範囲でさささっと判断できる時間節約術のプロにならざる負えなかった訳です。


さて、灰色の男はいるでしょうか?


時間を盗まれた記憶はありますか?



時間のない方に暇人が掻い摘んで説明しましょう。


先ずはウィキペディアを見てみましょう。

IPCCなどの見解では97-98%の気象科学の専門家は気象の温暖化は人間活動(つまり二酸化炭素)がその主要因ということに同意しています。

Nearly all actively publishing climate scientists (97–98%[4]) support the consensus on anthropogenic climate change,[5][6]


つまりこれを読んでいるみなさんよりも頭が良い科学者がみんな同意していることなので、私のようなへっぽこ生物学者がつっこみいれても時間の無駄ということですが、私は救いようがなく頭が悪いので時間の無駄を楽しみます。


https://realclimatescience.com/why-climate-science-peer-review-is-worthless/


私の膨大な時間を奪ったのが、このトニー・ヘラーさんのブログや動画ですね。


上の記事を掻い摘んで説明しましょう。


1999年にNASAの科学者であるジェームス・ハンセンさんは、地球温暖化が起こっているはずなのになぜ全米の温度は上昇していないのか?と疑問を投げかけました。

気温観測ステーションの設置数や設置開始時期からいって米国の気象データは世界でも群を抜いています。ヨーロッパではドイツを中心に観測データがありますが、南半球では観測データがあまり記録を遡れません。海洋のデータとなるとさらにしょぼくなります。

なのでアメリカのデータにない傾向が信頼性に欠ける世界のデータに見られると言っても説得力がないのは当然なのですね。

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なのでこれは健全な批判ですね。(a)の方が全米の温度平均のプロットで1890年くらいから上がったり下がったりしつつほぼ横ばいという印象を受けますね。

しかし、(b)にある地球の平均でいくと地球温暖化は疑いない傾向です。

そして時代が進んで、今NASAが示す全米の気温はどうなったかを見てみましょう。

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あれ?なんか尻上がりですね。

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さっきの1999年バージョンだとあれ?1930年くらいをピークに横ばいか寒冷化していますね。

つまりNASA自身が地球温暖化に沿うようにデータを改変しているのです。

これは今でも生データをそのままプロットすると横ばいか寒冷化しているのですが、色々な編集をしてゴミデータを取り除いたりすると温暖化の傾向が出てくると言うのがNASAの説明です。

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青が生データで”まともな気象学者”ならば絶対につかいません。

気象学者はデータの補正がされた赤い方のデータをつかいます。

青が正しいならば、気温は横ばいなんですよね。


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70年代にすでに大人だった方は覚えてらっしゃるかもしれませんが、主要メディアでは寒冷化が盛んに警鐘されていて、寒冷化で不作になり、飢饉が起きて死者が出る!と恐怖を煽っていました。

1930年から1940年に大きなピークがあり、どのグラフをみても70年代後半までははっきり寒冷化していたので当時は寒冷化が科学者の総意だったのは沢山の新聞記事をトニー・ヘラーさんが紹介していますので本当です。

それが80年代から急激に地球温暖化という主張に置き換わったのです。


これが科学的データの質が向上したためなのか?それとも過去のデータを補うような気象モデルの発展からモデルから予想される予想値で過去の観測データを置き換える(狂気ww)ことが増えたからなのか?それとも単に結論ありきで科学界が陰謀を働いているのでしょうか?

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そこでこのスキャンダルの意味が重要になるわけです。ハッカーたちが大学のメールを盗んだのですが、気象の専門家達がメールで1940年にあるあの気温のピークをなんとかして低く出来たら温暖化説がより説得力あるけどどうやってやろうかなーという相談をしているメールがでてきちゃいました。

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トム・ウィングリー

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フィル・ジョーンズ

気象の専門家はまず論じませんが、地質学の専門家は下のデータは常識です。

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せいぜい数百年しか観測ステーションからのデータは得られないので、アイスランドなどから掘削した氷に捉えられた酸素の放射性同位体から大昔の気温を推測することは地質学の常識です。

そして、酸素だけじゃなく二酸化炭素の量だって推定できます。

そうやって地球の平均気温(青線)と大気中の二酸化炭素(黒線)を何百万年、数億年と遡ると二酸化炭素が高かろうが低かろうが横ばいだろうが、気温は上がるときもあれば下がるときもあって、一定の関係はないことがはっきりします。

温暖化ガスとして弱い二酸化炭素なので当たり前だのクラッカーなのですが、日本人気象学者がつくったモデルでこの二酸化炭素が魔法のような効果をだして気温に影響を与えるという説明が可能になったので、気象学者は気にもしません。


このように気象科学者は過去のデータを無視しますが、その他の色々な分野の科学者はこのデータをみたら地質学者と同意するのです。


でも、残念なことに気象問題を主導する国際的機関であるIPCCにとっては地質学は気象科学ではないので専門家ではないのです。


だから意見を聞きません。


つまり反対意見を持っている科学者は専門家ではないのです。


だから97%が合意するのです。



灰色の男の姿は見えてきましたでしょうか?


それとも私はあほな生物学屋さんなだけで分野外に口出しして時間の無駄をしているのでしょうか?


判断はお任せします。


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こちらはネパール料理の餃子のモモ


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最後にトランプ政権でCIA長官、国務長官などを歴任したマイク・ポンペオのメッセージを置いておきましょう。

「気象変動」が新しい宗教のようになって、あらゆる政策決定に影響を与えたり、政府の組織編成に影響を与えることを許してはいけません。

なんでこんな事言わなければいけないんでしょうか?

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民主党政権が通そうとしている再生可能エネルギーなどへの超大型インフラ整備予算に忍び込んだ減税案がトップ1%だけ優遇され、負担は貧困層と中流へと周る仕組みだからでしょうか?(中流には課税しないといった公約違反ですね。)

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2000年初頭から製造業が人件費の安い中国へ渡り、二酸化炭素のエミッションが増えるにつれて中国の経済力が跳ね上がりました。

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2000年の時に$7 trillionだったのが$120 trillionへと急成長。しかし、アメリカはその2000年から尻窄みですね。


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2012年の段階でこの空気の読めないオッサンは地球温暖化というのは中国が如何にアメリカの製造業の競争力を削ぐかという情報戦であると言ってました。


当時の中国にそんな政治力あるわけ無いですよね!

トランプが知ったかぶりしているだけですよね!


ニューヨーク・タイムズ紙にデビット・ロックフェラーが毛沢東の文化大革命を絶賛している寄稿をしていますけど、ロスチャイルド系列であるロックフェラーが認めたように、従順な国民になんでも強制することができる冷酷で優秀な支配者、汚れ役として新世界秩序のリーダーとしてロス茶から選ばれた?

そんなスケールの大きな陰謀論の説は頭の悪い私には真偽が図りかねます。

だれが正しいのか、私にはよくわかりませんので、時間節約術のプロであるみなさんの判断にお任せします。