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情報戦101:Muddy the waters 水を泥で濁す

専門的な知識がなくとも常識でこりゃダメだろみたいなわかりやすい犯罪がバレちゃったとします。でも、気づいた人が少数ならごまかせるかもしれない。

そんな時に頭の良い犯罪者がしてくるのがこれです:

Muddy the waters
水を泥で濁せ!

例えば、湖のなかにワニが隠れているとします。犯罪の例えですね。

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湖がきれいならその辺に居合わせた人がみんなワニの姿をみれます。

多くの人が犯罪に気付くと司法当局と警察組織は何もしないで犯罪者をかばうと批判されます。多くの人が気づき、圧力をかけるほど犯罪がまともに裁かれることになります。

なのでもし犯罪者にそれなりの影響力があれば、あの手この手で状況を難しくしようとします。例えば、あれは職務で必要で合法に行ったのであって、素人の第一印象と実際に起こったことには隔たりがあるとか専門用語をふんだんにつかい流暢に説明してみせ、そういった反論ばかりがメディアに上るようにします。

これがMuddy the watersの一例です。

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もしうまく一般市民を混乱させるとこんな感じにワニがいるのか、いてもどこにいるのか専門知識がなければわからなくなります。

そうすればフェードアウトしていってみんなが忘れるのを待ちます。

少数の頭の良い市民は犯罪者側がなにをしようとしているのか分かるので、憤慨してSNSなどでわめきますが、その他の市民にはほぼ聞こえませんので関心はどんどんなくなっていき二週間もすれば忘れて次のニュースが来ます。


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イディオムを見てみると、関係ない情報を持ち込んで問題や状況をややこしくして混乱させるテクニックのことだと分ります。


同じようなテクニックを使ってやっかいな市民運動を無力化することもできます。


例えばQムーブメントで見てみましょう。

QはDSからすると脅威です。なぜなら中間業者(例えばでっち上げの軍内部の情報源がベンジャミン・フルフォードへリークとか)を使わずに直接に語りかけてDSの悪事を調べ上げるテクニックを一般市民に教授しているからです。

Qがまともな運動だと認知する人が、増えれば増えるほどDSは窮地に達します。中間業者がいないので、Qを直接投稿できなくするか、それがむりならMuddy the waters作戦を敢行します。

Qに詳しいというインフルエンサーは沢山いますよね。まともな人もおおいですが、CIAによってインストールされた工作員達も沢山います。例えばわかりやすいサイモン・パークスを見てみましょうか。

量子ファイナンスシステムというのは、いわゆるGESARA/NESARAの焼き直しだと思っています。そしてGESARAは色々とわけがあって遅れに遅れていますが、もう15年くらい「明日発動だ!」の状態が続いているのです。

GESARAは本当かもしれないけど、CIAによってインストールされたインフルエンサーたちは専門知識が豊富な人ほど信じている人にはアホにしか見えないようなネタを大いに煽って、悪目立ちをします。

私はGESARAは純粋にウソの宣伝だろうと99%くらい思っていますが、まあ本当かもしれません。私にはわかりませんので、断定はしません。でも悪目立ちするのは確かなのです。そして味方になったら頼もしいような学者・警察・裁判官・教育者など地位や影響力のあるまともな人を遠ざけてしまうのです。

サイモンたちは2020年にはちょこちょこ活動していましたが、昔からQを追ってきたアメリカのアノン達には見向きもされない存在でした。良貨が悪貨を駆逐する感じです。

それが選挙前の10月にあった海外アノン達の大量パージによってまともなアノンがいなくなったタイミングで一気にメジャーな存在へと押し上げられます。

そして1月6日キャピタル暴動の後は日本のアノンですらパージされましたので、いまツイッターに残っていて大きなアカウントは何かしらの形でDSに都合の良いアカウントのみとなります。

良いこと言っているけど小さなアカウント(影響すくないので公正に見えるように残す。流石にトランプさぽゼロになると怪しまれるからいてもらったほうが得)とか、悪目立ちする情報を信じているアカウント(信者がアホに見えるのでプロモーションしておく)とか、rumbleとかテレグラムにあるゴーストエズラやサイモンなどのコンテンツへ誘導するようなアカウント(これもブーストする)です。

そんな感じでサイモン・パークスとその愉快な仲間たち「The team」が海外のみならず日本でも人気を博すようになります。


あとはゴーストエズラにも触れましょう。

これは高質エンタメ系の汁垢です。愛国心を煽りつつ、リベラルのウソの欺瞞を笑う爽快な投稿には、高質な短い動画やmeme画像がよくついてきて、まあ非常に面白いです。そしてトランプ推しなメッセージと良さそうな人柄の両方からファンになってしまい、彼の言うことなら全て正しいだろうという安心感が芽生えます。

確かに良いことも沢山言うのです。信頼獲得の為にですが。

そして、なぜかメディアにもチアホヤされて、トランプさぽでQ信者というとゴーストエズラという方程式がリベラル達の頭の片隅に形成されます。

そしてたちの悪いユダヤ人批判とかをいきなり連発するとファンが思わずついていってしまうんですよね。これをひとしきりやらせたらメディアが登場してQ信者を暴きます。ほれみろQ信者は人種差別主義者ばかりだとなるわけです。

Muddy the watersでしょ?

これがVICE誌が書いたエズラのヒットピースです。

人気Qアノンインフルエンサーであるゴーストエズラはフロリダ州在住の39歳でantisemiticであるとかいています。

Researchers at Logically on Friday published an investigation into the identity of GhostEzra, an antisemitic QAnon figure, identifying him as Robert Randall Smart of Boca Raton.

反ユダヤ主義のことですが、これはイコール「ナチス賛美」の事ですので世間から支持を得られるようなレッテルではありません。

そしてゴーストエズラが反ユダヤ主義な呟きをしたことないのにでっち上げたならば、それは悪いのはメディアですが、この場合反ユダヤ主義のコンテンツを繰り返しだしてくるエズラちゃんが悪いのです。


このようにコントロールできない人物や団体がある場合は、コントロールできる工作員をインストールして、悪目立ちさせることでその団体への支持が広がらないようにすることが基本的なテクニックとして使われてきたことです。

例えばUFOコミュニティーもそうです。スティーブン・グレアとか典型的です。UFOコミュニティーでまともな人はまずいません。ぜんぶお金儲けしか考えていない週刊誌の記者みたいなもんです。

今日のテーマはMuddy the watersでした。