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万年筆、正統進化としての水性ボールペン

 水性ボールペン。感圧紙に書くには向かず、安いコピー用紙に書こうものなら滲んでしまうこともしばしばである。しかしこいつは書き心地がいいのだ。インクが水性であるから筆圧をかけなくても筆跡は濃く、そのおかげでトメハネハライがきれいに表現できる。  そもそも万年筆より便利な道具としてのボールペンが発明されて、その後ボールペンはどのように進化してきたか。インクが改良され油性ボールペンのボダつきなんかを解消したりと進歩したわけだ。ただしこれは実用面であり、ゲルインクを筆頭に滑らかさが

    万年筆、正統進化としての水性ボールペン