産みの苦しみ、「特許申請」悪戦苦闘。
小さい会社の武器は間違いなく知的財産。
うちの会社は商標を唸るほど取る。
既に取得した商標は44個、特許は3個。
今、これから申請しようとしているもの、2個。
そして、特許を申請しようとしているもの2個。
特許というのは、考え方がわかりやすい。
1,今、ある課題は何か?
2,その課題の為の解決手段は何か?
3,その手段はどういう効果を生み出すのか?
これが最大のポイント。
だから全ての項目に関して関連性が無ければ意味が無い。
アイデアはいっぱい浮かぶ。
でも、それは何を解決するためのもので、
今あるモノとどう違うのか、どういう効果が見込めるのか、
それらを明確に記さないと特許は取れない。
それと、ある程度のパラメーターが必要。
少しの検査でもいいので、数字の比較が無いと難しい。
俺の場合、めっちゃ抽象的なモノで、
作ろうと思えば誰でも作れる。
でも、今まで、どこにも売っていないもの。
だから余計に特許で守らないと、すぐ真似られるもの。
これがめっちゃ難しいんですよ。
Aという素材で作る。
でも、簡単に素材を置き換えたらすぐ作れる。
こうなると、特許で防御できない。
そう考えたとき、別の方法もありうる。
その特許で一番販路を持っている所と組むという事。
アイデアを商品企画として持っていき、コラボするということ。
これはすぐお金になるけど、一時的なもので、
独占できる可能性は少ないし、
仮に独占しようとしても、持っていった先に取られる。
だから、中小企業は自社で特許を申請して、
知財で防御しない限り大きな展開にならない。
逆に、特許さえ取得できれば、
販路、販促、いろんな事をじっくり考えられる時間を稼げる。
中小企業が大企業と戦うには、これしか方法がない。
だから、できる限り挑戦すべきだと思う。
あと、特許事務所にも色々とタイプがある。
何系に強い弁理士がいるのか、
電気系か、
技術系か、
IT系か、
これによってどうやって特許に持っていくか
道筋が変わる。
あと、儲け主義の弁理士だと、
やたら請求項が多くて、ページ数が多くなって、
申請費用がべらぼうに高くなる事務所もある。
結局、審査官も読むのに疲れて、「却下」になる。
お金がかかって、却下、やってられん。
だから、複数の弁理士事務所と話をした方が良い。
商標なんかは、自分で調べて、自分で申請した方が良い。
簡単にできる。
昔は自分で特許庁まで行って申請していたもんだ。
これから激動の時代に入る。
円安が安定していしまい、
輸入より輸出が儲かるビジネスになる。
国内小売業も淘汰されて、
どんどん倒産企業が増えていく。
その中で生き残るには、
できるだけ身軽にして、
知財を活用したエネルギー溢れる体質に変えていかないとあかん。
起業して16年、やっと方向が見えてきた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?