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美容学校と特別攻撃隊

訪問ありがとうございます、
春の山羊、ハルヤギです。

さて、あなたは「特攻隊」と聞くと、ゼロ戦や、映画のワンシーンなどを思い出しますか?

私は19歳の頃通っていた美容学校を思い出します。

というのも、物理化学担当の"工藤"という先生が、授業のたび、次のような話をしてくれていたからです。

工藤しぇんしぇ〜はですね〜〜
そのむかし戦争に行ってですね〜〜
特攻隊員だったわけですね〜〜
そして、一機前の隊員の方までビューーンっと、飛び立って行ったわけです
工藤しぇんしぇ〜が生きているということは
そこで戦争が終わったということですね〜〜
今でも忘れられない光景であったのであります。

若かったぼくらは、それが毎度の事なので(わかったわかった)とあざけていました。

あまり具体的なことは話されませんでしたが、
"工藤しぇんしぇ〜"の、あの、遠くを見つめながら話す顔が印象的でした。

私がもし先生の立場だったら、もっとしつこく、若い人たちに戦争の話を聞かせていたかもしれません。

工藤しぇんしぇ〜は、やさしく、ひょうきんな先生、今思えばとても貴重で、ありがたいお話。

ぼくにとって、その授業の光景が、忘れられない記憶となりました。

今この歳になって、もう一度聞いてみたかったなぁ、としみじみ思っています。

工藤しぇんしぇ、ありがとうございました。

#エッセイ #美容学校 #特攻隊 #大東亜戦争 #戦争 #物理化学 #貴重なお話 #工藤

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