これから家を買おうと思っている方への建設予定地の防災への基礎知識3点
おはようございます。最近地震が多いですね。耐震の問い合わせも相変わらず多いです。しかし新築では大丈夫でしょ?という方も多いです。意外と無関心です。まあマイホームを購入する段階では希望的なことが多いので、あまりそのあたりは考えないのでしょう。考えても新築なら大丈夫、と思っているのではないでしょうか?しかし土地も含めて考える場合、もう少し詰めて考えたいものです。
その1 地盤
これも、最近は注目されていますね。地盤が悪い場合地盤改良すれば良い、と考えられますが、良い地盤には勝てません。また地盤が全般的に悪い地域は、自宅が無事でも道路やインフラがやられる確率が高くなります。できれば家が建つ地盤だけでなく、周辺も含めて考えて行きたいものです。
その2 隣地関連
周囲に火事で延焼しやすいような古い宅地が広がっていたり、建物と建物の距離が狭い地域は、震災時などに、延焼しやすいです。せっかくの耐震性の高い新築でも火事の延焼に巻き込まれたらひとたまりもありません。意外と忘れ去られていますが、隣地住宅との距離も重要です。狭すぎる場合は、ちょっとの火事でも影響を受ける可能性が大です。また近所に空き家がある場合、動物が住んだり、シロアリの飛散などの影響を受ける可能性が高いです。最近は空き家は多いのですが、特に管理が行き届いていない家の隣はリスクが高いし、被害が長期化するケースが多いので注意が必要です。
その3 擁壁のある土地、隣地、崖に近い土地
いずれも、最近は価格が安いので相談が多いですが、できるだけ避けたほうが無難です。崖は対策が難しいですし、擁壁は作り替えが非常に難しいです。現在は大丈夫かもしれませんが、将来弊害がある可能性が高いです。今住んでいるなら仕方がないですが、これから買うなら避けた方が無難です。法定擁壁で、きちんと設計してあるものなら、リスクは少ないですが、それでも作り直しなどのときのリスクは発生します。
今回は、簡単に3点のみ。でもこれだけ気をつけるだけでも、地域によってはだいぶ選択肢が減るのではないでしょうか?ちょっと参考にしていただければ、と思います。
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