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赤ちゃんを育てる部屋で耐震の専門家からみた注意する3点

 私事ながら4月に子どもを授かりました。ずっと妻の実家にいたので、自宅に戻ってきたのは先週のこと。建築関連の人間として、育てるための部屋をできるだけ工夫したつもりですが、まあ万全にはほど遠いです。子育てのTIPSはたくさんあるので、ここでは耐震の専門家として感じたこと3点を書いてみたいと思います。

その1 赤ちゃんのベッドの周囲に落下物が発生するものを置いてはならない。

 これって結構重要なのですが、それほど重視されていません。もちろん育てる段階になれば気がつくのですが・・・。赤ちゃんは繊細です。大人なら痛くもないものも、降ってくれば大変なことがあります。なので、ベッドの周囲はタンスや、食器棚など、地震のときなどに落ちてくるものをできるだけ避けましょう。目覚まし時計などは見落とすので注意が必要です。ベッドは部屋の真ん中付近がベストです。地震はともかく、何かの拍子に物が落ちて、赤ちゃんにぶつからないようにしましょう。

その2 足元はきれいに。物がないように。引っかからないように。

 赤ちゃんを抱いて動くときに躓くと大変です。最悪、赤ちゃんを落としてしまいます。なので、足元は見ないで歩いても足がひっかからないようにしましょう。また掃除もきちんとして物がない状態にしましょう。これは耐震面でも重要で慌てて逃げるときに怪我することがないように・・・ということとも重なります。出産後、骨が弱くなっているのでひっかけて骨折なんて方もいるみたいです。通常時でもそんな感じですので、ぜひ避難経路を安全に確保し、自分の行動範囲で躓かないように対策しましょう。

その3 ベッドの固定(ある程度)

 何気に赤ちゃんもベッドも軽い場合があります。大きな地震だと横揺れで店頭することがあります。特に赤ちゃんが小さいときは上のほうに板を固定していますし揺れやすいです。特に車輪がついているものは動きやすいです。ある程度動かないように車輪廻りを固定したり、倒れないように工夫など必要です。またベッドのボルト等の締めもきちんと行っておきましょう。完全に動かなくする必要はありません。最近のものは軽量で運びやすかったり片付けやすかったりするので、便利なのですが、強度的に若干弱く、特に固定がよくないものもあります。地震のときに慌てないためにも、チェックしておきたい点ですね。

 恥ずかしながら、子どもができるまでは、上記3点を考えるなんてことはしませんでした。大切なことなので、ぜひ確認してみてください。

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