小屋裏に荷物を大量に載せている方へ

小屋裏収納は便利ですね。居室に置けない荷物をどんどん収納できますから。しかし下ろすのは面倒。どんどん溜まっていきます。耐震診断にいっても、使わなさそうなものが大量にある場合があります。

しかし！！木造住宅は本来小屋付近の荷物を大量に載せるようには作られていません。屋根瓦をコロニアルにしただけで耐震性がアップするくらいです。小屋裏の荷物は瓦屋根とコロニアルの差より重いことがあります。さて、地震に対して安全でしょうか？答えは否です！

違法に小屋裏を部屋にしているのは論外です。そして普通の小屋裏を改造して小屋裏収納にしているもの、合法的に小屋裏収納を作っているもの。すべて耐震性にはよくありません。耐震補強を考えているなら、まずはここを改善すべきです。またどうしても収納として使いたい場合は、重い荷物をさけ、軽くて嵩張る物程度に納めることも必要です。

ちなみに、木造２階建てで小屋裏収納のために、壁量計算で割増する手法があります。確かに若干はマシになるかもしれませんが、高さ方向に補正しているわけでなくあくまで面積と部屋の高さから割り出した手法なので、完全に安全になるというわけではありません。小屋裏収納は、あくまで収納の補助程度に考えておいた方が良いでしょう。