家賃を払って部屋のデバッグをさせられたその後

(引っ越して地雷物件でまたすぐ引っ越した話)

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地雷物件に引っ越してしまったnoteを書いたあの後、ヒィヒィ言いながら店をハシゴして引っ越し先を見つけ出せた。

えらい疲れたよ、パトラッシュ…。

決めてから引っ越し当日までは2週間くらいあった。その間も「なんじゃあ」案件が出てきて濃かった。
引っ越したあとも別件でちょっと大変だった。
詳しくまとめる気力がもうないので、軽く記録をつける程度で記しておく。

(1) 下階、疑惑から確信へ
(2) 水浸しのポスト
(3) 梅雨明け、排水溝から腐臭
(3) ねずみ、活発化
(4) 管理会社との確執
(5) 引っ越しと発熱
(6) 深夜の救急車
(7) 消印のない封筒

これは私のガス抜きであり、記録と心の区切りであり、地雷物件記録noteを見た人への簡易事後報告。

(1) 下階、疑惑から確信へ

前のnoteで「かもしれない」と書いていたが、思い切ってベランダ覗き込んだら「アア〜」てなった。
室外機と同じ高さまでゴミが積まれてる〜〜。
共用部でやたら死んでるG、なるほどな。

退去にあたり猫の脱走柵を解体しなければならなくなり、作ってくれた人へ連絡したら「作るために訪問したときから(下の階が)おかしいと思ってた」と言われ、黙っていてくれた優しさと自分の鈍さに涙した。

(2) 水浸しのポスト

前から「なんかおかしいなーたまたまかなー」とは思ってたけど、建物入り口にある集合ポスト、屋根があるのに大雨が降るとびたびたに濡れる。
どのくらいびたびたかというと、ポストの中に水が溜まってる。壁伝いに雨漏りしてるのかな???
他のポストも雨の翌日は開けて乾かしてるから、全部屋のポストがそうなんだと思う。
おかげで重要書類の封書が中まで濡れて掴んだだけで破れた。

(3) 梅雨明け、排水溝から腐臭

梅雨明けて暑くなってきたら、キッチンだけじゃなくて洗面台の排水溝からも生臭さが漂ってきて「オワーーー」てなった。
下の例の部屋と繋がってる?とこあるゆえ、上がってきちゃうらしい…臭いが…。
この時点で引っ越し決めてたからよかった。そうじゃなかったら泣きっ面にハチってかんじだった。

(3) ねずみ、活発化

梅雨明けて暑くなってきたら(以下略)
夜、お風呂のお湯に浸かって「ふぅ〜〜☺️」と一息つくと、天井裏から「ドタタタタ!チューチュー!」て浴室に音が反響した。全裸のときにそれはわりと怖かった。
さらに、上階が小型犬を飼ってるんだとずっと思ってたけど、生活部屋で頭上から聞こえる「ドタタタタ!」て音はネズミの足音だった。鳴き声を聞いて"""理解"""してしまった。
ベッドの頭側の壁の中から聞こえる「カリカリ…カリカリカリ…」という音はいつだってオールウェイズだぜ。
引っ越し決めてたからよかった(以下略)。

(4) 管理会社との確執

そんな感じの積み重ねで、別の仲介会社、別の管理会社の賃貸に引っ越しを決定。
ただ泣き寝入りで黙って引っ越したくなくて、旧居の管理会社に「引っ越したくて引っ越すわけじゃないんだからどうにかしてくれ」と退去報告と同時にお金について(わりと具体的に)相談。
「明後日くらいに追って連絡します」から1週間ほど放置され、追い電してやっと「(後手でも対応してるんだから)こちらに責任はない」とつっぱねられる。
わたしも大人げないのでムッときて長期戦を覚悟するなどし、色々あった。
「連絡します」から来ないのは常で、「今日電話します」となぜかショートメールが来てかかってこなくて、こちらから電話したら「あー、もう営業時間終わってるんで…。あ、明日明後日休みなので明々後日に電話してもらえれば」とか。営業時間外なのは仕方がないよ、みんなホワイトに働こうね。でもその言い方ァ。
さまざまなやりとりの中で腹が立ちながらもなるべく落ち着いて話してるのに、向こうは露骨に腹を立てた声でわたしの話をさえぎってくるし、女はまじでナメられんだなって思った(愚痴)

なお、消費生活センターに契約書とか揃えて直接駆け込み訴えしてから若干腰が低くなった。消(略)なんか言ってくれたのかな…?

(5) 引っ越しと発熱

旧居の管理会社と決着がつかぬまま、引っ越し当時。
クソアチな中で働いてくださる引っ越し業者さんには本当に頭が上がらない。ありがとうございました。
つつがなく引っ越しは終わった。

荷物の開封作業に何日もかけたら猫のストレスかなと思い、その日のうちにすべてのダンボールを開け、部屋を整えた。わたしがんばった。

新居が決まるまでは部屋探しで駆け回り、引っ越し前には役所・銀行・郵便局もろもろを徒歩で回って住所変更などの手続きも済ましていた。
他の用事もいくつか同時進行しており、つまり数週間ほどわたしは仕事と私事で動き詰めだった。

そして引っ越しが終わってホッとして、熱がバーーーーーーンした。
わたしはご存知なかったようだが、人間のボディには稼働限界があるのだ。
流行病のアレだったらどうしようと怯えながらしばらく寝込み、ハアハアしながら働いた(ちゃんと熱測ってから出勤したよ!)
なんとか色んな意味でどうにかなった。
しばらく微熱ひきずってしんどかった。

(6) 深夜の救急車

発熱がちょっと落ち着いてきて、キッチンに立つようになり、そしてやらかした。
そのやらかしは別のnoteにしたためてある。
恥である。

(7) 消印のない封筒

指を4針縫った翌日に旧居の管理会社担当と会い、退去の立ち会いと「結論」のやりとりをした。
敷金返却と請求費用ナシで着地(契約書にない退去時のクリーニング代とかでモメてた)。
色々思うところはあるが、こちらが1円も出さなくて良いということなら早く終わらせたいし…ということで決着。

終わったーーーと思って帰ろうとしたら、「アッ」て言われる。
よくよく話を聞くと、退去に必要な書類が揃っていない(管理会社側のミス)とのこと。
仕方がないから新居に郵送すると。記入して返送してほしいと。
うーん、あまり言いたくなかった。渋々新居の住所を伝えた。

そして2日後、新居のポストに入っていた。
切手も貼られていない、消印もない封筒が。

こわいよ〜〜〜〜〜直接投函じゃん〜〜〜〜何しにきたの〜〜〜????

なにかのついでで、悪気はないのかも知れないけれど、御社に関係のない賃貸物件に寄らないでよ…。
男にはわからんかもしれんが、女の1人住まいに直接来るって結構怖いよ…。
「いつでも来れるからな(威圧)」というメッセージと変わらないんだよ…。
本当に来たらこっちは包丁で刺すことしかできないからやめて。斧買わなきゃ。
一番これが怖かったよ。

封筒の中は、必要な書類と「あのとき話したやつです」的な話し言葉の頭紙だけでそれはそれで笑ってしまった。

文句言っても確執が深まるだけだし、疲れたからもうしらん。
敷金返してもらって忘れる。

引っ越し騒動、完。


   ■ ■ ■

救いは新居が本当にキレイで住みやすいこと。
新しめの建物だからなのか連日湿度が高めだけれど、旧居の雨漏りで買わざるを得なかった除湿機があるから大丈夫でしょう。
上がった家賃に、増える電気代は不安だけど…。

お金で安心を買ったのだ。後悔はない。
旧居はまさに安物買いの銭失いだった。

わちゃわちゃしている間、見守ってくれた方、励ましてくれた方、一緒に怒ってくれた方、知識を分けてくれた方、だいたいフォロワー、ありがとうございました。めちゃくちゃ救われました。
現実をひとりで生きていくと決めたのも自分だから自業自得な節もあるのだけれど、積み上がる課題に対して「ぜんぶひとりで処理していかなきゃ」と向き合うのはひたすら憂鬱でしんどかった。漫画みたいなセリフだけど、見守ってくれてるひとがいると思うと気力を振り絞れた。ほんとありがとう。