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【後編】鶏を屠殺・解体してきた日記(ふんわりイラストのみ)
【前編】鶏を屠殺・解体してきた日記の続きです。
これは後編。
息をひきとって頂いたあとです。
■ むしる
鶏が死んだのを確認した後は、すぐに解体するわけではない。
まずは羽をむしって裸になっていただく。
むしりやすくするため、お湯を張ったでっかいバケツに漬ける。
ゆすって羽の根元まで熱を浸透させる。
アッッッッチ!!!(約70度のお湯が跳ねる)
足から漬けた後は上下ひっくり返して頭から漬ける。
アッッッッチィ!!!!!!!!!(約70度のお湯で温まった首)
(腹をくくってアツアツの鶏の首を掴む絵文字🐔)
そして強烈にくっっっっっさい。
(獣臭のこもるしけった風呂場に入ったかのような錯覚)(瞬時に焼き切れる嗅覚神経)(臭気を吸うマスク)(地獄の始まり)
しかし、嗅覚にはここで死んでもらった方が後々楽です(経験者は語る)
ほかほかの状態で湯から上げ、冷めないうちに羽をむしる。
背中や首などは撫でるだけでドゥルン!てこそげ落ちた。楽しい。
尻尾や翼などの大きな羽は、雑草を抜くときくらいの強めの力を要した。
このあたりで「鶏」から「鶏肉」っぽくなってくる。
「ついでにクチバシやトサカの薄皮も剥くといいですよ」と言われて「どういうことや!?」と驚いたが、本当にクチバシやトサカに薄皮あるんですね。
クチバシの薄皮はネコの爪みたい。クチバシの形のままスポンと抜ける。
トサカの薄皮は、唇の薄皮みたいな感じ。指の腹でごしごしするともろもろと剥けてくる。
全体的な脱衣が済んだら、ついでの仕上げ。
足を落とす作業。
切り株に足を乗せて、ナタを振り下ろしてすぱーん!
もう片足もすぱーん!
宙を舞うモミジ。
これもダシとして使えるので回収。
そしてうんち出し。
腹を上に向けて持ち、下腹のあたりをもみもみ。最後のマヨネーズを絞り出そうとするときのように、肛門からぶちゅうぅて内容物を押し出す。
うんちにはしゃぐ年頃なので、笑顔になる私。
下腹のぽよぽよ感、肉厚な水ヨーヨー。
それから、流水で肛門を洗って、バケツの水に浸けながら最後のお清め。
まだ残っている羽をとり、毛穴詰まりの汚れを指の爪で掻き出す。
この作業は無限にやれる。なぜなら鶏皮の薄い表皮がもろもろととれて、黄色い垢みたいに永遠に出てくるからである。どこかで見切りをつける必要がある。
最後に、水で冷えて引き締まったボディで改めてうんち出し。ぷりゅっと出る。
これで外での作業はおしまい!
途中で小雨が降ってきてメガネが犠牲になった。
■ あぶる
ここから室内(調理場)に移動。
火で産毛?を焼く。
業務用鋳物コンロが着火される。
そう、直火である。
「(鶏の頭と足を持って)スーパーマンみたいに火の上を滑らせて」
「持ち方を変えて次は反対側」
「次は……」
そうして己の手を焼きかける者たち。
焼き鳥のにおいがするという者もいたが、早い段階で鼻が死んだ私には何もわからなかった。
水で洗い、火で炙ったことでようやくまな板に置ける。
一息ついた。
既に達成感がすごい。
まな板の上で目を見開いている全裸の鶏。
いよいよ「丸焼き用の鶏肉」って感じ。食材。
それにしても……
羽毛のない丸裸のボディ。やや伸びた首。見開いた目。死後硬直で半端に開いたまま開ききらないくちばし。
頭に浮かぶシャウティングチキン。
あいつ、かなり業が深いデザインなんじゃないか?
■ 解体-おにく
ついにそのときが来た。
小さめの出刃包丁を握る。
まずは首から尻のあたりまで切れ目を入れた。
スーーッと刃が入っていく。うん。いつもの料理の延長。血抜きしているから余計にそんな感じがする。
スーパーの解凍肉のぬるぬるした感じがないのが違うだけ。
首の切れ目のとこからバリャイ!!と皮を剥く。
このへん、初っ端で緊張しててあまり記憶に残ってない……。
バリャイ!!したところから、さらに骨に沿ってお肉に刃を入れていくことで胸肉〜手羽にあたる部分がもぎもぎな流れだったような気がする。
骨に沿って肉を切るというのが意外と難しくて、骨がどこにあるのかよく見えなくて、肉が残る……。
一度でサッと切れないから何回も刃先を入れるせいでクズ肉がぽろぽろできていく。
も、もったいない〜!
そんな感じで左右それぞれ肩まわりバイバイ。
足も胴から切り離す。
繋がっている部分はこれもまた骨に沿って切っていくわけだが、骨って真っ直ぐじゃないし、スプーン型にくぼんでいる部分もあるしで、わけわからんままほじほじしていた。
胴の骨からある程度 肉が離れてめくれるようになると、胴に手を当てて押さえながら、腿をグワッと無理な方向に倒すことでよくわからないところの骨がムキョッてなってモギィッみたいな……何が起きたのかわからなくて思い出せない。
いつのまにか足がとれてた。
いや本当に「わけわからんまま解体してる」感じがすごい。
関節に刃を入れて破壊するときのコリィッて感触がすごく独特。病みつきになる。
手羽と足が別れ、胴と首〜頭部だけの鶏になると、もうシュールと言わずとしてなんと言おう。
人体模型の鶏版。
首と下腹のあたりに脂肪がたくさんついていて、こだわり強めなグロ絵でよく見るビビットな黄色をしていた。橙色寄りの黄色。
ちぎったときの崩れた形も特徴的で、グロクラスタならわかると思うんだけどこう、もよもよした感じが、想像するグロい脂肪そのもの……あれなのよ……!
ふいに、ろくろ首みたいになっているその子と目が合う。ソワソワするため指でそっと瞼を閉じさせる。
一旦、胴のことは忘れて切り離した部位の作業をする。
胸と〜手羽元〜手羽先が繋がっている塊が一対。
まずは手羽先を関節のところで切り離す。
手羽先、完成! かんたん!
胸肉から手羽元を切り分ける。
境目がないから、迷いながら手羽元の付け根のキワキワで切った。
そうしたら手羽元の骨の先っちょがむき出しに。食べるとこほとんど無い! わらう!
手羽元完成! 同時に胸肉も完成!
左右あるのでもう片方もやる!
このへんもう全力で「鶏肉」。
臭いで鼻が曲がって、へんてこなグロテスクさに圧倒されて、そんな過程を経てようやく「お腹が空いたなー」という思考がでてきた。
今度は腿と足。
たくさん肉がついている部分から骨の先っちょを見つけ出し、モキョッて取り出したり、
足先を机の角に置き、包丁でバキッ!て殴って骨折させ、骨を引っこ抜いたり。
折れた骨の片側はそのままで作業。うっかりすると先端が手に刺さってすごく痛かった。骨の攻撃力やばい。君麻呂の戦い方は正しい。
どうしよう。一生懸命になっていたところほどそのときを乗り越えることに必死で何も覚えてないよ。
気がついたら腿肉ができてた。
解体する最中、改めて血抜きの凄さを感じた。あんなシンプルな手順、少ない時間で、こんなに本当にどこ切っても血がにじみすらしないんだね。
(血抜きがうまくいかなかった鶏は途中でちょっと出ちゃったりしてた)
ふたたび胴体に戻る。
鎖骨に沿って刃を入れて肉から浮かせる。どっかの肉の部分に隙間があるので、そこに指を入れて胸骨をガバッと剥がす。
胸骨の溝にくっついている左右のささみを取る。
包丁で骨から離して引き剥がすよう言われたけれど、私はどこかで誤って切ったようで既にほとんどとれかけ。手でもぎもぎした。
胸骨の処理終了。
アッ。軟骨……どこだったんだろう……!?
肋骨から鶏をひきはがすのはすごく怖かった。
肋骨を下にして鶏の首を掴み、思い切り引っ張るのだ。首から繋がる内臓だけがメリメリメリ!!と肋骨から剥がれていく。とてつもなく怖い。
(首や内臓が)ちぎれそう!と悲鳴のような声が飛び交う。しかし意外とちぎれたり潰れたりしない。こんなにやわやわな手触りなのに頑丈。すごい。
一番ゾッとしたのは、首を強く掴んだときに気道がつぶれてギュップュッて音が鳴ること。
そして首がさらに伸びるんじゃないかとドキドキしたこと。たぶん伸びた。
これで、本体(?)に残る骨は頭部だけどなった。
肉の解体はおおむね完了。
くそ〜。細かいことあんまり思い出せない。
もっと語れたことあった気がする。
「ここまで切ったら指が入るようになるので、指を突っ込んで引き剥がす」が何度かあり、パワフルな感覚をもたらしたことは覚えている。メリョメリョ。
思ってるより力が必要で、私はこの工程がしんどかったが、むしろ好きという人もいた。気持ちはわかる。
あと、軟骨や関節に体重で刃を入れたりするときは特に「解体」という感じがある。
「これがこのパーツ」とまな板横のトレーに移すたび、ちょっとした達成感の花丸が頭の上に増えていくような気がした。
トレーを見るとさまざまな部位が並んでいる。私が切り分けたお肉なんだ。ちゃんとお肉している! ニコッ。
次は内臓の処理だ。
■ 解体-もつ
「ここまでで止められますが(内臓はさすがにムリだと言う人もいるので)」と、インストラクターのお兄さんからアナウンスがあったが、屠殺のために全国津々浦々から集う者たちが「あっじゃあそれで」となるはずもない。
ガラを横のトレーに移してまな板の上を整頓する。
ちゃんと知識があれば取りこぼさずに済んだ部位も多かっただろうな…と思う。せせりとかはらみとか。
慣れた人たちが数十分で終わらせることを私たちは既に数時間かけている。
首を掴んで持ち上げると、ひとまとまりの内臓がぶらんとぶら下がる。すごい光景だ。
まな板に寝かせて、よしやるぞ。
(どんな順番でとったかもう思い出せない)
内臓たちは首から果実のように生っていて、それを摘んでいくような感覚だった。
まず見えるのが肝臓。レバー。ぷりゅぷりゅ。握りつぶさないよう浮かせて、繋がっている部分を切って終わり。
書くのは簡単だが、浮かせる作業大変だった!
加減がわからなくて形がどんどん崩れる。お豆腐みたいに柔らかいのよ。
心臓。
ちっちゃ! らっきょとみょうがの間の子みたい。
切れ目を入れて半分に割る。ひっくり返して断面をまな板に押し付けてずりずり。心臓に残る血を抜く作業らしい。実際に赤いのが白いまな板ににじむ。
心臓はこれでおしまい。
ハツ好きだから食べるの楽しみすぎる。
膵臓?
記憶のどれがなのかもうわかんないよ!!!!!!!!!!!
なにかを取ったんだよ。そらまめのようなサイズの何かを。
砂嚢。
脂肪の塊を掴み、中に埋まっている砂肝をぶちゅりと押し出す。
これもまた難しい。脂肪、ゼラチンみたいに握りしめればばらばらになるような感じじゃなくて切れない弾力のあるスライムなんよ。
コツがあるみたいで、それがわからない私たちは泣く泣く爪で脂肪を掻いて引きずり出した。
ヌルヌルグチョグチョしている脂肪の手触りが苦手な人は地獄の作業であろう。
しかも、胆嚢がそばにあるので、間違ってそれを潰すと緑色の汁が飛び散る。
ギャグみたいな緑色だった。
胆嚢は食べられないのでシカト作業です。
取り出した砂肝は脂肪まみれ。砂肝は思ってる以上に硬さがあるので、包丁の腹で脂肪をこそぎ落とした。
綺麗になったら、砂肝にうすく切れ込みを入れて、中に入っている汚物袋を破らないように取り出す。破れるとすごい臭いらしい。
みんなが順調にうっかり破いていく(本当に破れやすい)。私も無事に破った。鼻がまだ死んでいて何も感じない。勝負に勝って試合に負けている。
このへんまでは私の想像の範囲に収まる「内臓」だった。
鶏のメスならではの部位。
卵胞(きんかん)
卵の黄身の素!!!!!
でもあまりに綺麗なまんまるで、きんかんと呼びたくなるのもとてもわかる。綺麗だ。
ぶどうみたいに連なってついてる。
根元のところに小さいぷちぷちがいっぱいある。成長前の卵胞ぽい。なかなかグロいがきっとおいしいのだろう。
輸卵管(たまひも)
すんごい長い白いよわよわしく見えるが頑丈な管。
お尻の方まで続いていて、最後の方には卵になる途中のやつが入っていた。それが↓の子宮?みたいに書いているやつ。
様子が違う部分は切り離して、ただの管の部分だけにする。
切り込みを入れて開いて、内側を洗えるようにしておしまい。
たまごになる手前のパンパンの子宮?
輸卵管の一部だと思う。ほとんど肛門側にある。卵であることには間違いないので、卵みたいに食べられるらしい。
膜だけで殻のない卵……。ぷにょぷにょしている。
割って食べるべきなのか、まるごと茹でるべきなのか……。
メスパーツはひとまとまりになっているのでばらしたりばらさなかったり。
余裕がある人はきんかんを一粒一粒取り分けていた。
その他のよくわからんやつ。
そのうとか。
そのうもたぶん切り開いて中を洗えるようにしてた。黄色くきちゃなくて包丁の腹で内側の汚れを掃除した記憶ある。
そして、どこで書こうかわからなくなっていたが、私は破ったんですよ。
腹膜。
うおーーーー!!!!腹膜ーーーー!!!!
腹膜ーーー!!!俺だーーーー!!!!ずっとおまえに憧れてきたーーーー!!!!!!!
(創作ジャンルが実質モツなので…)
しかし、このときの私はインストラクターのお兄さんの説明についていくことで頭がいっぱいで、なんにも考えずに腹膜を破ってしまった!!!!!!!!!!!!ばか!!!!!!!!!!!!
破ったあとに「アッ」てなった。
もっと感慨深い気持ちで破りたかった。さみしい。
腹膜、膜だったよ。
どのタイミングで破ったのかなあ……ぜんぜん思い出せないや……。
腸は処理が大変なのでやらないということになり、眺めるだけ眺めて廃棄。
お別れの前につまんでみると、噂の通り(?)コリコリとはいかないまでも硬い感触だった。食道や輸卵管と比べると全然違う。腸、ストロングな管。
愚かな私は腸管膜をよく見もせずに終えてしまった。「あるなー」くらいは思ったのかもしれないが、それさえも忘れてしまうなどとモツクラスタ失格ではないのか?
このころの私は「これななんですか?」と同じことを2回きいていたり、だいぶ疲れ切っていた。
この記事を見て屠殺体験に行く者たちよ、ブドウ糖を持っていきなさい。
ちなみに、肋骨の方を見ると肺がくっついたままになっている。
肺は好みがかなり分かれるが、食べたい人は食べたらいいよとのことだった。
ふたつあるうちの片方は偶然取れたので、それは食べるつもりでトレーに入れる。
片方は肋骨につけっぱなしで持ち帰ることにした。
最後に、うんちなど汚れがある臓器は開いて流水で洗った。
■ 解体-そのた
なお、「捨ててもいいけど食べられるところ」を途中途中で教えてもらって切り取った。
肛門とかトサカとかである。
あとぼんじり。首。
トサカは根元の部分を頭のラインに沿って切り落とした。
弾力はあるがスーッと切れる。食べるのが楽しみ。
肛門。
脱肛気味なので切り取りやすかった。
やわらかいちくわですね。
遊びたくなるお年頃だけど、さすがに失礼かとこらえた。
でもこっそり輪っかの穴から向こう側は覗いた。世の中をアナルから見たぞ!
ぼんじりは尻尾みたいなところ。
ころんとした尻尾のパーツも上下に分割して、骨がついている方はおいしくないから捨てるらしい。
ぼんじりと呼ばれるおいしいほう、ちっっっちゃ。
首も頭部もダシにできるらしい。
とは言われたが、頭部の細かい毛とかの処理を家でやるのは手間だなと感じたのと、目が開くものを家のゴミ箱に捨てるのがいまいち抵抗感あるので代わりに廃棄してほしくて、持ち帰るのは首だけにした。
でも今思えば脳を見ようとしないのいよいよグロクラスタ失格すぎる気がした。羊の脳食ったことあるからいいか。
頭部と首を切り離し、首から胴体を切り離す。
この切断がいちばんしんどかった!
力仕事的な意味で!
刃を当て、その背を手でダァン!と殴って勢いで断ち切るのである。
手が痛くて止めようかと思った。意地だった。
そうして屠殺体験は終わった。
こうやって書くと淡々と処理したように見えちゃう…!
実際は謎の膜を破ったり、肥えてる奴は脂肪が多いため切るべきところを見つけられず苦戦したり、個体差の骨折痕などを見たり、ちょっとした動作がたくさんあった。
ネットの解体動画は上手な人ばかりで、そういうところはサッと流れに組み込んでしまっているのだと思う。見ているだけでは案外気が付かない。自分でやってみて知る"ささやかな解体"がそこにはあった気がする。
手を石鹸で洗い、
肉は真空パウチし、骨や臓物は袋に入れて冷蔵で自宅に宅配してもらった。
そうして現在に至る。
次は調理だな~。
▶︎ 屠殺をしてみての感想
めちゃくちゃ楽しかった。
鶏まるごと買いたくなる。
メンバーの「ケンタッキーフライドチキン(の部位)への理解が深まった」という一言が本当にそれで、「鶏」と「鶏肉」がより具体的なイメージをもって結びついた感じがある。
「解像度が上がる」って、こういうことなんだ。
砂のお城が波にさらわれて端から崩れていくように、まな板の上でかたちを失っていく鶏、良かったな……。
「ガワを剥けば中身がギュッと詰まっていて、紐解けばひとつひとつが小さなパーツで、それらのすべてが連携して生命活動を担っている」
そんなファンタジーではないファンタジーを感じるのが好きだ。
皮を剥かれた人体模型のような鶏。血抜きされているからこそこんなに綺麗でよそよそしい。
肋骨も剥がされ頭部と内臓のまとまりだけになった鶏。連想するペナンガラン。
鮮やかな脂肪。緑すぎる胆汁。異様な強度の砂嚢。脆すぎる肝臓。
なんて小さい心臓。肺。それよりもずっと大きな卵を抱えた膣だ子宮だか。
しっくりくる言葉が思いつかないけど、「神秘」がニュアンス近いね。
生き物、奥深い。
スーパーやお肉屋さんの肉がどれだけ丁寧に処理されているか理解できたのも良かった。
骨のカケラもないし、なんて綺麗なこと…。
当たり前のことながら、1羽から取れる「量」も改めて意識した。
私は鳥貴族が好きで、ハツを知多ハイボールかカップ酒(燗)でのんびり食べるのがお気に入り。
ハツは心臓のこと。串に刺さる4切れをひとつずつ口に運びながら、「1切れ1羽分なのか、数切れで1羽分なのか」ずっと疑問だった。
答えを見た。
振り返るほど、1回きりで終わるのがすごくもったいない気がしてくる。
次はもっとスムーズにやれると思うの!
思い出したいこと、知りたいことがたくさんある!
きっと調理の際も終わったあと同じことを思う!!
手間のかかる腸の処理も気になる。いやここはどうあがいても体験で教えるには限界があるのかもしれないが。
そこも知りたいよ〜〜〜!!!
鶏〜〜〜〜キミは奥が深いな〜〜〜〜!!!
汚い同人作家的に褒めるとキミはスケベだ。
ありがとう鶏。
貴重なお時間を割いてくださいました田歌舎さま、すてきな時間をありがとうございました。
これで90歳のおばあちゃんになったとき「私が若いころはね、自分で生きた鶏をさばいて食べることができたのよ……」とフガフガして近所の子供達に「うっそだ〜〜〜!!お肉っていったら合成培養肉じゃん!鶏なんか食べられないよ!」と笑われるくだりができます!
また、オフ会メンバーもありがとう!
頭の先から足の爪先まで楽しい思い出にできたのは、みなさんのおかげです。
急用で来られなかったメンバー……ぜひリベンジして……!
楽しいよ!安心して挑んでくれ〜!
屠殺体験記でした!