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2020年に読んだオススメ本  ビジネス知識編

2020年は、思考や知識を深めたくて、毎月10冊を目標に読書を続けました。

その結果、年間読書冊数は132冊に!

読んだ本の中で、これは人にオススメしたい! 20代の頃に読んでおきたかった! と思った本をご紹介します。

キャリア、ダイバーシティ、ビジネス知識、マネー、マインドセット、教養、カテゴリー別にご紹介していきます。


破天荒フェニックス


人生を大きく変えるため、倒産寸前のメガネチェーン店を買収した田中。しかし、社長就任 3 か月で銀行から「死刑宣告」が下される。
度重なる倒産の危機、裏切りに次ぐ裏切り、決死の資金繰り……。何度も襲いかかる絶体絶命のピンチに破天荒な施策で立ち向かっていく。
実在する企業「 OWNDAYS 」の死闘の 日々を描いた、ノンストップ実話ストーリー

実話に基づいたストーリー。リアルで、笑いもあり、涙もあり……。
続きが気になって夢中になって読んでしまった本です。

仕事上、中小規模の小売業の方と商談することが多いのですが、ビジネスの背景が生々しく描かれており、本業に非常に役立った一冊です。

特に、良かったのは会計知識に活かせたこと。今まで何度も、大学の授業、会社の研修、財務諸表に関する課題図書などで、アカウンティングに関する知識を勉強してきましたが、いつも覚えては忘れてしまい業務に活かせなかった……。現実味がなかったのです。


けど、破天荒フェニックスを読んで、「会社の中はこんなことが起こっているんだ」「社長や役員はこんな苦労があって会社を回しているんだ」「キャッシュを繋ぐためにこんな苦労をしているのか」と、『小売業のリアル』に触れることができた。

2020年は特に、コロナによって小売業が非常に苦しんだ1年でした。
この本を読んでいたから、仕事で彼らと対峙するとき、その苦労を少しでも想像できて相手の立場に立って会話ができた。小売業を営む方を相手に仕事をしている身としては、読んでいてよかった一冊です。



アフターデジタル


現在、多くの日本企業は「デジタルテクノロジー」に取り組んでいますが、そのアプローチは「オフラインを軸にしてオンラインを活用する」ではないでしょうか。

世界的なトップランナーは、そのようなアプローチを採っていません。
まず、来るべき未来を考えたとき、「すべてがオンラインになる」と捉えています。考えて見れば、モバイル決済などが主流となれば、すべての購買行動はオンライン化され、個人を特定するIDにひも付きます。IoTやカメラをはじめとする様々なセンサーが実世界に置かれると、人のあらゆる行動がオンラインデータ化します。つまり、オフラインはもう存在しなくなるとさえ言えるのです。

そう考えると、「オフラインを軸にオンラインをアドオンするというアプローチは間違っている」とさえ言えるでしょう。筆者らはオフラインがなくなる世界を「アフターデジタル」と呼んでいます。その世界を理解し、その世界で生き残る術を本書で解説しています。

デジタル担当者はもちろんのこと、未来を拓く、すべてのビジネスパーソンに読んでほしい1冊です。

コロナにより、ビジネスのあり方がデジタルにどんどんシフトしていくんでしょうね。

会社でも、DX、DX、DX……と呪文のように言われています。

けど、オフラインビジネスを主力にしている今から、どうやってデジタルにシフトしていくのかイメージがつかなかったんですよ!!
WEB広告なの?
ECなの?
 残ったオフラインの事業はどうすんの?
と。

本書では、デジタルで先行している中国のサービスをいくつも取り上げられています。「あ、こんな感じを目指していくのね」とイメージを描くことができます。

デジタルは、会社や社会の一部分じゃなくて、様々なサービスにベースとしてデジタルが含有されている社会。オフラインとオンラインの境目がなくなる社会。
そんな社会に変えていくのがDXなのかな、と、ぼんやりとしていた概念の輪郭がはっきりと描けるようになった一冊です。



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