#35 そろそろ働かないとヤバそうなので、活動再開しましたのお知らせ
ライフサイクルにも四季がある、とはよく言ったものだ。
何かに没頭したり、エネルギーを大量に消費したあと、多くの人は、休息をとったり、自分と向き合う時間を大切にしたくなるのではないだろうか。
わたしはパリピ⭐︎ではないが、想像するに、パリピ⭐︎属性の人であっても同じなのではないかと思う。
さすがに彼らだって365日毎晩、街に繰り出して仲間とウォッカをレッドブルで割って飲み、横揺れで朝まで踊り続けるようなエネルギー全開ではいられないはずだ。
そして時には家で一人薄皮クリームパンを喰み、物思いに耽って自宅警備だけをして眠りにつくような期間があるのではないかと思う。
という言い訳で、長いことnoteの更新をサボっていた。
そう、旅を終えたわたしは、サアヤの家のリビングを占領して日がな一日ゴロゴロしていたのである。
十分過ぎる充電期間を自分で設定した上、アラームが鳴るたびに延長、また延長、サアヤに、
「みそ子ちゃん、何して稼いでるの? ナゾ」
と毎日呆れられていたのだ。
確かに自分自身、世の中にどんな価値を生み出して毎日三度の飯(プラスおやつ二回)にありつけているのか、ナゾではある。
たいしたスキルもないのに、自営で生きていることそれが、奇跡に近い。
しかし、怠惰はいけない。
倦怠は人生の大患である、と誰かが言っていた。
でも、一方でまた誰かは、何もしないことはこの世で一番難しく、また、一番知的なことだ、とも言っていた。
いや、そんな「世界の名言知ってるよ自慢」はどうでもよいのだ。
さすがにそろそろ、非生産的、自堕落な日常を抜け出して人の役に立ちたい。
わたしはそう思った。
そこでサアヤの家の居候の身であるわたしは、とりあえず、サアヤの娘・ミニサアヤだけは毎朝学校に送ることにしたのである。
そして、ミニサアヤの手を引いて徒歩約7分の学校へ行き、デブ汗をかいて疲れては近くのスタバに寄ってパンを食べながらMacBookをテーブルに置いて眺め、何もしてないのに満足して家に帰るのが日課となった。
…ヨクナイ。
ので、私はとうとうサアヤとミニサアヤ親子に別れを告げて上海を出て、営業活動を兼ねて上海の隣町・蘇州へと旅立ったのである。
《しかしこれは、日本帰国まであと四日に迫った日のことだ。》
売り上げが落ちた上に旅で70万円くらいつかっておきながら、営業活動の初動が遅すぎたことには、もう目をつぶろう。
過ぎてしまった時間は取り戻せない。
とりすぎてしまったカロリーもはき出せない。
そして、蘇州で半年くらい仕事の依頼がなかった会社を訪問。
社長のハーレー好きにつけ入って「自分中免持ってます」アピールをし、「類似性の法則」によってなんとか仕事をひとつもらうことに成功した。
ふう、ギリ帰国前に新しい仕事見つかってよかった。
ん…で、もう帰国か…。
もっと早く動けばよかったな…。
そんな訳でじわじわやる気を出して活動再開したわたしであった。
次回は久々に娘・ベビ子の話。
つづく
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