東京のカウンターあり 美味しいおしゃレストラン四選〜東京鬼リピ店vol.8〜
わたしはよく、海外赴任先や地方から出張で東京にやって来るイケおじ(?)たちに、「美味しいお店を教えて」と言われる。
彼らが決まって提示するのは、こんな条件だ。
・カウンターのある店で日本酒が美味しくて気の利いたおつまみがあるところ
・カウンターで美味しいシャンパンやワインが飲める創作イタリアンまたはフレンチ
・おしゃれな雰囲気のカウンターで江戸前寿司が楽しめるところ
・客単価は1〜2万円
「あなた、さてはLE⚪︎Nや東⚪︎カレンダー読んでモテようとしてますよね?」
「もしかして昔、ホ⚪︎チョイの東京いい店や⚪︎る店愛読してませんでした?」
「カウンターなんて欲張らず、縦75cmのテーブルで向き合ってもらえるだけでもありがたく思いなさい」
と、心の中で思いつつ、きちんと紹介してあげるのが、弥勒菩薩に顔がそっくりと言われる、慈悲の塊・白丸みそ子という人間である。
しかし、何度も何度も聞かれるのには疲れてきたので、今回は番外編として、「わたしが料理・お酒ともに本当に美味しいと思う、カウンターがある東京のレストラン」をまとめて四店舗紹介し、以降、イケおじ達に質問されたら、このURLを無言で送りつけるものとする。
※イケおじ以外の読者の皆さんも、どうぞ、デートや特別な日のレストラン選びのご参考にしてください。🙂↕️ペコリ
和食と和酒 おがた《曙橋/和食》
ということで、「港区女子」もとい「都に憧れる埼玉住み女士」の白丸みそ子が、まず全力でおすすめするのがこちら、曙橋にある「和食と和酒 おがた」だ。
住宅地に控えめに佇む趣ある店舗。
中に入ると、店主も女将も内装も、目に入るものすべてが、清く美しく、清潔感で溢れている。
さらには客層も、みな人生何回目なのかは分からないが、極めて徳が高そうに見え、ここは寺なのではないかとさえ思えてくる。
もしあなたが、まだ距離が詰めきれていない異性を誘って下心いっぱいでこの店へ行こうとしているのなら、浮きかねないのでやめておいた方が良いかもしれない。
おすすめは、四季の食材を取り入れた日替わりのアラカルト。
14席のカウンターはほぼ満席で、料理は店主のワンオペで忙しそうに提供されるのに、食べてみると、何もかもが丁寧で、文句なしに美味しい。
サラダや小鉢、ちょっとした料理であっても、決して手を抜かない、料理人としての強いこだわりを感じる。
おつまみ五種に付いてくる三切れのタコだって、差し歯の前歯に不安があるわたしが安心して食べられるくらい柔らかく煮込まれているのだ。
鱧の天ぷらも、これは本当に鱧であろうかと疑いたくなるほどに身がふわふわとしていて香ばしい。
ということで、こちらの「おがた」、店の雰囲気だけでなく、料理の味にもこだわる小うるさいイケおじにも、自信を持っておすすめできる、洗練された和食屋である。
L’alba《神楽坂/創作イタリアン》
二店舗目は神楽坂の創作イタリアン「L’alba
」。
また新宿区?と、港区・渋谷区・目黒区崇拝のイケおじは思うかもしれないが、白丸みそ子の東京の拠点がここら辺なんだから仕方がない。
店舗があるのは半地下のフロアで、店内はカウンター席9席の、まさに「隠れ家」という響きがぴったりのお店だ。
シンプルモダンな内装、可愛らしい小物、ハンサムで笑顔が素敵な料理人の皆さん、この店のあらゆる要素がテンションを上げてくれる。
最近、「二十歳になった娘から↑こんな手紙もらったよ」とクリエイターの友達に見せたら、「白丸さんに『センスがある』?…プッ💨」って笑われたばかりだけど、あえてわたしが言いましょう。
この店は、「センスが良い」。
で、気になる料理だが、長崎・五島列島の新鮮な海鮮を使ったメニューがおすすめだ。
イサキのカルパッチョやハタのエスカペッシュ(南蛮漬け)、真鯛のソテーなど、和える、揚げる、焼くといった様々な調理を駆使して、旬の海鮮の美味しさを最大限に引き出してくれる。
ちなみに、わたしをいつもここに連れて来てくれるのは、某・80歳の借金王・F社長である。
わたし自身でもF社長でもどっちでもいいので、本当は金さえあれば、いつでも来たい思う、神楽坂のお気に入りの一店である。(←イケおじ応援企画を無視して、ついに個人的な感想になってきた🙃)
Sushi bar Mugen《六本木/鮨》
何だろうな…このお店をドリカムっぽく三言で表すなら、きっと、「楽しい、美味しい、大好き」。
六本木って、六本木ヒルズを代表とするビジネス街の顔、外国人が朝まで大はしゃぎする繁華街としての顔、さらにはパブリックアートが点在してたり美術館があったりという芸術的な顔まで持ち合わせていて、「どんだけ器用にやっちゃうの、このパリピタウンは!」と、感心してしまう。
そういう六本木の良さを、ギュッて詰め込んだ寿司屋が、この「Mugen」である。
「鮨」✖️「音楽」✖️「Bar」がコンセプトということで、店内は薄暗く、jazzや hip-hopが控えめに流れていてメロウな雰囲気。
メロウって正直よくわからないんだけど、店舗公式にそう書いてあったから、きっと、やっぱりメロウなんだと思う。
で。えー、イケおじの皆さまにおかれましては、連れに対して「自分、世のトレンドに敏感でっす」をアピールしたい時、うってつけのお店であります。はい。
なお、店主は六本木に相応しく、若くてファンキーで、なぞにメキシコ好き。
千葉出身だけど、メキシコ名は「irugo」だと教えてくれて、妙な親近感を抱いた。
(わたしも、埼玉人だけど、チベット族の知り合いにもらった名前が「らも」だから😗)
そして、この「irugo」さんの腕が「sugoi」のだ。←(1文字失敗の)アナグラム
ニューヨークのミシュラン一つ星店で経験を積んでいるそうで、仕事が丁寧、華麗、隙なし!
キラッキラに輝く宝石みたいな鮨が皿にそっと置かれる度に、両手を挙げて「ブラボー!」と叫びたくなる。
いや、(酒を飲みすぎて)実際に叫んでいたかもしれない。
ちなみに、店内はカウンター8席しかないため、早めの予約が必須である。
WINE SHOP&DINER FUJIMARU
《浅草橋/創作フレンチ》
ラスト一店、ワイン好きにおすすめなのが、ここSHIROMARUならぬFUJIMARUだ。
ナチュラルワインやビオワインを含む1000種類のワインを取り扱うショップを併設。
ボトルはショップ購入して、店内で飲むことができる。
もちろん、グラスワインも充実している。
しかも、嬉しいことに、このお店は昼からぶっ通しで営業しているのだ!
わーい!
夜だと警戒されて女子にフラれっぱなしのイケおじでも、昼飲みなら付き合ってくれる人が、もしかしてもしかするといるかもしれない。
それと、ワインに関しては、知識がなくても大丈夫。
だってこのお店には、素晴らしいソムリエがいて、気取らず素直に白旗を上げれば、とびきり美味しいワインをペアリングしてくれるのだから。
料理はジビエなどを大胆に取り入れた、モダンな創作フレンチ。
話変わるが、最近のイケおじたちの中には「ジビエ」にやたら反応する人がいる。
彼らはそんなにも「狩り」をしたいのだろうか。
そして、そんなジビエ好きのイケおじたちの話をよくよく聞いてみると、大半が、山で暮らす某イケメン俳優のYouTubeチャンネルを見て、感化されているのである。
イケおじというのは、ギラギラしているようで、意外とピュアなのかもしれない。
ちなみに、料理はもちろん、パンも美味しい。東京百名店のパーラー江古田さんのものらしい。
近年大人気のナチュラルワインとジビエを試してみたい方には、おすすめのお店である。
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