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インソールを削るたび、逆に元気が出てきます。

人間の足はとても鋭敏。
「それは、昔から運動していた
 プロみたいな人だけよ。私は全然」

言われるかもしれませんが、
それは、今まで
意識していなかっただけ。

インソールを試してみたり、
靴の履き方をきちんとしてみたりと、

今までより、少し
足に意識が向くだけで、
多くの方が
微細な差異も気になってしまうから
不思議なもの。

先日、納品したインソール。
モニターさんに
その後の状況を伺ったところ、
違和感があるとのことでした。

部材同士が重なる部分が少し
ボコつきを感じるとのこと。

しかし、その部分は
厚くなることは、
もしろん想定していて
事前に削り整えた箇所。

厚くなっているとは言え
1mmに満たない程度。

私の想定以上に
モニターさんの足は
鋭敏でありました。

最初から何の不具合もなく
履いていただけるインソールを
第一に目指していますが、

お客様からの要望や感想を受け、
キャッチボールしあうように
インソールの精度を高められることも
また本望。

申し訳なくも、少し嬉しく
小走りに工房へ戻り
修正を施します。

モニターさんは、
ご近所の店主さんでしたので、
修正したインソールを
すぐにお渡しでき、

喜ばれた笑顔を確認できて
ホッとしました。

お客様を呼べるお店ができたら
こういったやり取りが
もっとやりやすくなるねと

お渡しした後、
そんな話しになりました。

店主さんとは
インソールのやり取りを通じて
お商売の話しも
都度、相談していました。

(お忙しいのに、
 いつもありがとうございます)

お話ししていく中で
少しずつ見えてきた
自分がやりたいお店の姿。

風通しの良いお店
人が行き交うお店、

手を掛けることを厭わない
インソール屋&靴屋さん、

まだまだ概念的であり、
実際には
大変そうでもありますが

目指すのも
なんだか良さそうです。

インソールをお作りするたびに
周りの方々から
元気とやる気をいただいています。

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