ふたつドキドキを抱えて、教室へと向かいます。

今日からまた、
新しいことが始まります。

大阪の靱公園にあります
靴教室、
＂COCO hand work shoes＂
を週に一日だけお手伝い。

私の年代には懐かしい
＂はじまりはいつも雨＂
との名曲はありますが、

恋愛に限らず
何かが始まる朝は、
晴れているほうが
いいでしょう。本来は。

で、今朝の奈良市は
と言いますと、

早朝まで降っていた雨は
私が出かける頃には止み、
秋の濃い青空が
部屋の窓から見えています。

「おっ、いいじゃん、いいじゃん。
　幸先よろしそうですな」

内心ホクホクで、身支度を済ませ
いざ玄関から出ると、

天気雨。
私の周りだけ局所的に
雨が降り注ぎます。

出ました、雨男の本領発揮。
もうドリフコントの域。
（これまた懐かしい例えですいません)

ま、本当によくあることなので
別にいいんですけどね。

私の日常は
＂はじまりに関わらず雨＂
名曲にはならなそう。

「伊藤先生が来る日は、
　いつも雨だよね」

そんなことを、
これから言われてしまうかも。

要らぬドキドキと
初仕事に対するドキドキと

ふたつドキドキを抱えて
教室へと向かいます。