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Why nakibo. | 僕が友人とユニットを組んだ理由

「新しい日常作り」のお手伝いをコンセプトに空間に関わる企画やデザイン・設計をしたり、ローカルメディアを作ったり、Webサイトを作ったりしているshirokuma design hut.の関目 峻行です。

3つ目のユニット「nakibo.」を結成

shirokumahut、4kadoに続き3つ目のユニット「nakibo.」を大学時代の友人、早川くんと結成しました。

nakibo.では、「LIFE ACCENT」をコンセプトとして、日常にアクセントを付けるように、少しユニークで心躍るようなデザインやライフスタイルを提案しながらモノ作りに取り組んでいきます。

今回の記事では、大学生の頃に研究室で語り合った夢。
そして、僕がnakibo.としての活動をする目的を書いていこうと思います。

nakibo.については早川くんが書いてくれているので読んでみてください。

大学時代に描いた「夢」

早川くんの記事「What is nakibo.」を読むと、僕らが「デザイナーを起点として進めるモノ作り」に取り組んでいこうとしていることが伝わったかと思います。

ここで少し昔話をさせてください。
2012年から2013年に変わろうとしている頃の話です。

僕らは大学4年生。
神奈川にある大学で建築を学んでいた僕らは、卒業設計に取り組んでいました。
研究室の仲間たちとそれぞれが考える空間、建築に対して意見交換をしたり、未来を想像して夢を語り合ったりしていました。

当時、僕が描いていた夢は2つ。

1つは、村や集落のようなコミュニティを作りたいという夢。
こちらはshirokumahut.での活動の中で、みんなで作る第4の居場所「しろくま小屋の秘密ラボ」というオンライン上のコミュニティとなって絶賛試行錯誤中です。

きっともうお気付きかと思いますが、もう1つの夢が時を経て今回の「nakibo.」結成へと繋がりました。

当時の記憶が正しければ、早川くんと僕は共通の好きなこと・物がありました。
それは、文房具やガジェット。
空間より小さいスケールの物を作ってみたいと話が盛り上がった事があったと思います。

「1%の人のためのモノ作りがしたい」
「作ったモノを売り歩きながら旅したい」

そんな夢をいつか叶える時が来たらいいよね!と話していた。

Why nakibo.

当時の夢が「デザイナーを起点として進めるモノ作り」に変化してnakibo.として活動を始める。
コンセプトは「LIFE ACCENT」
日常のアクセントなるモノを作る。
少しでも豊かに、わくわくしながら暮らしていけるように。

デザイナーを起点として進めるモノ作りに変化した理由。
これには、世界が日常を変化させなくてはいけなくなったコロナウィルスが関係しています。

コロナウィルスによって世の中のあらゆる経済活動ストップする事態に陥った。
個人事業主として、デザイナーとして働いている僕にもその影響はありました。
デザイナーは、誰かのお手伝いをすることが主な仕事です。
誰かの何かを形にしたり、表現したり、誰かの想いを形にして届けるお手伝い。

つまりは、デザイナーの意思とは別なところでプロジェクトがストップしてしまう可能性があることを身を持って体験しました。

またいつか、同じような事態になった時の準備をしておかなくては大変なことになります。
その1つの解決策であり、学生の頃の夢を叶えるプロジェクトをスタートさせることで、デザイナーの新しい働き方、新しい稼ぎ方を探せるかもしれないとも思っています。

これが目的の1つです。

もう1つ目的があります。
それは技術の継承。

僕は、仕事柄、様々な職人さんと出会う機会があります。
職人さんたちの技術はすごいです。
しかし、彼らは後継者がいないという問題を抱えている場合が多い。

この先人口減少することがわかっている国で、職人さんたちの技術をどのように継承していくのか。
これはすぐに動き始める必要があると思いました。

nakibo.では、IDEAを形にするプロセスの中で、商品を欲しい人(使い手)、作り手、売り手を募集して一緒に商品化する。

その過程で技術のアーカイブと継承ができると良いなと考え中。

おわり。

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文: 関目 峻行
nakibo. WEB: https://www.shirokumahut.com/nakibodesign/
shirokumahut. WEB: https://www.shirokumahut.com

今よりもっとたくさんの「新しい日常作り」ができるように応援よろしくお願いします。