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「わかる」韓国語から「使える」韓国語へ#1: -더라(고)
-더라(고) の基本
-더라(고) は「話し手が目撃、体験したことを聞き手に伝える」という意味を持ちます。などと説明されることが多いと思います。話し手が目撃したことの例としては (1) のような例があります。
(1)
거기 직원이 너무 죄송하다고 오늘도 카톡을 열 개 넘게 보내더라고요.
そこの職員があまりにも申し訳ないって、今日もメッセージを10通以上送ってきたんですよ。
-더라(고) はまた感覚、感情を表す形容詞などと結びついて、話し手の経験を聞き手に伝える用法もよく用いられます。
(2)
아침에 일어났는데 되게 설레더라고요.
朝起きて、とてもわくわくしたんです。
(3)
걔 때문에 내 인생 이렇게 보내는 게 시간이 너무 아깝더라고요.
あいつのために自分の人生をこうやって過ごすのは、時間の無駄だと思ったんです。
むしろ会話においては (2), (3) のような用法の方が使い勝手がいいかもしれません。
あるいは、疑問詞とともに用いられて「〜だったっけ?」という思い出しの用法もあります。(4) の用法のときは -더라고 は使えず、-더라 のみです。
(4)
이 노래 너무 좋아. 제목 뭐더라?
「この歌すごいいいね。タイトルなんだっけ?」
これぐらいが文法書、文法辞典で説明されているようなことなんじゃないかと思います。ただ、このような説明は -더라(고) のいわばエッセンスであり、実際は様々な場面、パターンで使われるので、そのような例を知っていると、「あ、今がこの語尾を使うときだ!」という反応がしやすくなり、より会話を実践するうえでの持ち駒が増えるのではないでしょうか。
まずは個人的な経験を述べるパターンをいくつか見てみましょう。
話し手が思ったことを伝える -더라(고)
것 같다, 겠, 싶다 などと一緒に用います。
(5)
왜들 그렇게 나를 재수 없어 했는지 이제 좀 알 것 같더라고요.
僕がみんなに ムカつくと言われた訳が今ならわかる気がします。
(6)
그래서 그냥 혼자 사는 게 낫겠다 싶더라고.
それで、一人で生きるほうがいいって思ったんです。
やってみたら結果こうだったよの -더라(고)
次の (8) もそうですが、니까, 다 보니까 と一緒に用います。
(7)
하다 보니까 되더라고요.
やってみたらなんとかなりました。
気付いたらこうだったよの -더라(고)
(8)
하도 놀라서 소리를 지르고 졸도했었는데, 다시 일어나 보니까 아무것도 없더라고요.
あまりに驚いて叫んで卒倒したんですけど、気がついたらなにもなかったんですよ。
まぁとにかく話し手が経験したところによるとそうなんだよの -더라(고)
(9)
이유는 모르지만, 여튼 그렇더라고.
理由はわからないけど、とにかくそうだったんだよ。
このような個人的な経験から、教訓を述べる場合もあります。
教訓を述べる -더라(고)
(10)
정말 시간이 약이더라고요.
本当に時間が解決してくれましたよ(lit. 時間が薬でしたよ)。
最後に、聞き手の行動などを見て、それを聞き手に直接伝える場合を見ます。やや嫌みったらしく使うことも。
聞き手自身の行動などに対する -더라(고)
(11)
아, 너 SNS 팔로워 수 100만 가까이 되더라?
あ、あんたのSNSのフォロワー数100万近く行ってたよ?
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